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正調・ガード下焼き鳥店

きのう、小石川の凸版印刷でセミナーがあり、
その帰り、銀座で知人と会う用事があり、
そちらへ向かうことになりました。
凸版印刷は、最寄り駅は飯田橋。
とはいっても、15分くらいは歩く。
ようやく飯田橋に着く頃には、猛暑で汗びっしょり。
いやぁ、35度以上の暑さは、カラダに効く。
で、飯田橋から銀座と言うことで、
移動が地下鉄ならば、ということで、有楽町線で有楽町へ。
下りてから、これも10分くらい歩く。
ということで、どうせならと、以前によく通ったガード下を見ていくことに。
この写真の場所は、有楽町から新橋方面へのガード下。
有楽町からは500mくらいの位置でしょうか。
ひっきりなしに電車が通って、
話していても、なんども聞き取れないくらいの騒音の中の店。
通路に対してほとんどオープンな店で、
混み合ってくれば、ビールケースを脚にして
板を渡して即席のテーブルを作って
どんどん通路が埋められていく。
独特の昭和の東京サラリーマン文化のメッカ的雰囲気になる。
とくにきのうのようなクソ暑い日になると、
こんな雰囲気の中で、ビールでのどを潤したくなる。
まさに垂涎というような、状態であります(笑)。
建築的にも、ガード下のコンクリート打ち放しの屋根ドームが
場末とも、近代そのものとも、
なんとも言えない独特の情緒性を持っている。
個人的には、歴史的文化遺産としてユネスコに申請したくなる(笑)。
ちょうど通りかかったのは4時前だったのですが、
早引けの人たちか、猛暑の中、盛り上がりはじめる寸前の
穏やかな空気感が漂っておりまして、
思わず引きずり込まれるような風情満点であります。

まぁ、東京の魅力って
いろいろにあるのでしょうが、
こういう廃れない人間くさい風情がしぶとく残り続けている、
そんなところもきわめて面白いと思いますね。
人を驚かす巨大で豪勢な建築もそれはそれだけれど、
こんな風景の中の建築とは言えない空間性も
ものすごい存在感を持って迫ってくるものがあります。
いかがでしょうか?

北のくらしデザインセンター
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