一昨日から、表題のような作業を行っていました。
当社ではDTPがMacベースなので、基本的にほぼ全員がMac利用。
Windows使いやスマホ主利用のみなさんは、Macのことはご存じないと思いますが、
このAppleというメーカーは、ユーザーの自由を制限するのが好きなメーカー。
一般的にはHD、いまはSSDが主流でしょうが、
こういった「記憶媒体」については、パソコン創成期から一貫して
容量の大型化が進行してきたのが一般的。
ソフトの側でも、大容量化を前提にデータの大型化が図られてきた。
わたしたちの出版関係で言えば、写真データの大型化は品質向上もあって、
逐次進行してきたと言えるのです。
ところが、Appleはとにかく他と差別化というか、パソコンの使用感向上に
精力を傾けるような企業姿勢でやってきた。
とくに独自のOSの使用感で標準とは違うユーザー体験を提供してきた。
で、記憶媒体としてはとくにノートPCではHDからSSDにシフトチェンジしてきた。
このことは納得も出来る動きだと思っていたのです。
一般的にこういう記憶メディアの容量進化は加速度がつくものと言われたし、
数年もしたら、HDを上回る大容量が実現すると思っていたけれど、
これが案に相違して、なかなか進んでいかない。
で、AppleはノートのMacについてユーザーが内部アクセスできないように
順次手を加えていって、いま最新機種では
購入時点で高額な大容量SSDタイプを購入するしかなくなっている。
いま通常のMacbookPro13で、1TBのストレージを選ぶと230,000円超になる。
割安なMacbookAirでも、512GBストレージで138,800円。
台数が多いので、やはりコストは極力抑えたい・・・。
というような状況なので、
これまではSSDの大容量化を期待して、2012年段階の
内部アクセス可能な機種に留めておいて、
それで内部のストレージだけを大容量化させる外科手術を繰り返してきた。
Appleでもそのあたりは承知のようで、
2012年製造タイプは、数年間Appleからも購入できるようになっていた。
ところがSSDの大容量化はさっぱり進展せずじまい。
で、こちらのほうの機械の更新は待ったなしになって来た。
まだいまのところは、写真のようにスタッフの更新用に2−3台、
2012年段階のMacbookPro13を用意してあるのですが、
今回はついに256GBタイプのMacBookAirを購入して
実験的に更新させることにした。
まぁこれまでも、数台はMacBookAirを導入しているけれど、
本格的な機種更新としては、はじめて取り組んでみた次第。
512GBのHDタイプから、256GBSSDストレージの機種への移行更新。
すでに350GB程度のデータ量になっているので、
大きい家から小さい家への引っ越し作業ということになります。
現状は、Appleの電話サポートを三回受けながら
移行作業を行っていますが、困難はさまざまに出来してきます(泣)。
結論から言うと、やはり一貫してデータは大きくなっているのに、
小さな容量に収めるという作業は、なかなかに困難が伴うということ。
クラウドにデータを持って行くというのはセキュリティも含めて難しいし、
外付けストレージを常時接続させるような環境が現実的選択になる。
それとOSや環境構成のデータ類の「取捨選択」をしなければなりませんが、
これは一般ユーザーには難しすぎる。
現に当社ではこの1台のMacのために3回Appleのサポートを受けて
なおそれでも不完全な状態になっている。
・・・Windowsに移行しようか、とマジで検討しております。
Posted on 8月 18th, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: Mac.PC&DTP
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