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GWの外張り断熱

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GWって、書いて「グラスウール」と読むのは
住宅関係者だけのようで、こないだは
「ゴールデンウィークって、なんで住宅と関係あるんですか?」
と聞かれてしまいました(汗、あせ)。
そうですよね、たしかに普通の生活感覚で言えば、
GWはグラスウールより、ゴールデンウィークが正しい。
だれがなんと言おうと、その通りです。
でも、建築の常識もまぁ、ありまして・・・。
で、この建築の常識というやつで、けっこう多いのが
外張り断熱はプラスチック系のものしか想像しないということ。
メーカー名になるのですが、スタイロフォームなどですね。
写真は、わたしが関与した住宅の付加断熱(通常のGW充填にプラスして、外壁側に板状にした断熱材をプラスすること)の様子です。合板張りになっている部分はパネルになっていて、内部にGWが100mm充填されています。そのうえに板状に加工されたGWを外側から張っています。
こうすることで、厚い断熱層が形成できるのです。
ここでは150mmの厚みが出来ます。
わたしの事務所には、本州地区の多くの建築家や工務店さんがよく見学に来られます。
で、こうした北海道での家づくりの様子を納めた写真を
プロジェクターなどでお見せする機会が多いのですが、
そんなとき、
「あれー、GWでも外断熱できるんだ」
って、驚かれるんですね。けっこう。
本州地区では、GW対プラスチック系板状断熱材っていう
対立図式の印象を強くもたれているのでしょう。
GWが「内断熱」、プラスチック系が「外断熱」っていう先入観念ですね。
断熱材自体は、一長一短のあるものですから適材適所が本来は基本。
なので、ためにするようなGWへの誹謗・誤解はちょっと・・・と思います。
この写真のようなGW製品も出ていますから、相対的に安価で外張り断熱もできるんです。
少なくとも、プロのみなさんには正確な商品情報を持っていただきたいと思います。

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