本文へジャンプ

【総門と勅使門・香取神宮② 東国三社探訪-16】

日本の歴史を見ていると、宗教と政治状況というものは密接に絡み合いながら歴史プロセスが紡がれてきていたことがありありと伝わってくる。この関東シリーズでも龍角寺を探訪したけれど、地域権力の正統性を担保する「宗教的」施設として […]

【香取の海から津宮に上陸・香取神宮① 東国三社探訪-15】

津宮というのは香取神宮「一の鳥居」と称されている。その場所は現在の「利根川」に面して建てられている。水辺から上陸して神さまが渡御されるという故実に即している。 2番目の地図は先般来、このシリーズで紹介してきた古地図で、約 […]

【季節の「水入り」 のどかな水郷景観】

さてしばらくブログでは東国三社シリーズ、スピンアウトで龍角寺と古建築探訪。 本日はちょっとテーマ休止で「水入り」であります。写真は龍角寺を離れた途端に目に飛び込んできた名前もよくわからなかった景観。よく見てみたら「亀の子 […]

【二荒社と校倉、建築の輪廻転生・龍角寺⑦ 東国三社探訪-14】

東国三社探訪での「スピンアウト」だけれど、今回、成田空港の近傍の龍角寺を深掘りしてみた。当初の興味はその創建時の状況から、中央の古代氏族・蘇我氏との関係性に導かれたのだけれど、現地の様子を写真に収め、いくつかの物証、本尊 […]

【東北征夷拠点の豪族育成策・龍角寺⑥ 東国三社探訪-13】

さて龍角寺についての探索、いろいろな資料を参照しながら進めてみて、やはり気になるのはほかの関東地域の豪族の遺跡と比較して中央王権としても仏教導入始原期にもかかわらず、なぜこの地に本格的仏教寺院が開設されたのか、ということ […]

【基壇が残る「金堂」跡・龍角寺⑤ 東国三社探訪-12】

龍角寺の発掘研究については早稲田大学が積極的に関与して、その成果を資料として公開してきている。2022年10月開催の早稲田文化芸術週間2022において「下総龍角寺展関連シンポジウム」が開かれ、その発表がまとめられて公開さ […]

【塔心柱の礎石「不増不減石」・龍角寺④ 東国三社探訪-11】

龍角寺本堂(現本堂跡)の東約13間(約23.4m)にこの不思議の石、不増不減の石はある。これは龍角寺縁起が伝える三重とも七重とも言われる「塔」の心礎石とされている。なお「不増不減」は般若心経の一節で仏教思想の根幹にかかわ […]

【古墳から仏教寺院建築へ・龍角寺③ 東国三社探訪-10】

この龍角寺のある周辺は関東でも有数の古墳集積地域。古墳時代後期(6世紀)から終末期(7世紀)の古墳群。現在確認されている古墳の総数は115基。関東では上野(こうづけ)を拠点とした上毛野氏勢力が有力とされるけれど、この龍角 […]

【奈良大仏より古い本尊頭部・龍角寺② 東国三社探訪-9】

龍角寺は廃寺になった寺院なので、記録などはなかなか辿ることが難しい。画像の情報特定も困難を究めました。しかし、そういうなかで本尊・薬師如来はその制作年代が白鳳期にまで遡ることが美術史的に解明されているという。白鳳期とは、 […]

【古代蘇我氏の痕跡・龍角寺① 東国三社探訪-8】

古代の関東平野の状況を実体験する旅、いわゆる「東国三社」という鹿島・香取・息栖の3つの神社探訪ではありますが、実はもうひとつ深く興味を刺激されていた「龍角寺」。現在は廃寺跡が残っている。 画像は、古代での寺のありようを伝 […]