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【後半生の幕吏「隠密」活動〜間宮林蔵生家-10】

北海道・樺太の探索によって北辺の領土確定という国事に功をなした間宮林蔵。上の写真2枚はわたしの毎日の散歩道コース・参拝社である「開拓神社」(北海道神宮の末社)。ここでは北海道の現在のありようを規定した功績のあった人物37 […]

【北方探検成功に沸く世論と親への愛〜間宮林蔵生家-9】

幕末期以降に北海道に寄せられた日本国家・国民からの熱視線はすさまじいものだった。相次いだ列強諸国からの開国・侵略圧力の中で、日本社会は明治以降の開拓のための国民世論醸成を進めていたとも言える。いまに至っても北海道が一種「 […]

【北海道・樺太さらに黒竜江河口地域へ〜間宮林蔵生家-7】

近代国家にとってその領土の地理を把握することは、統治の正当性を担保する重要な基盤情報。正確な地理認識がなければ、権力行使の総合的実効性があり得ない。国土領域の防衛についてもその交通についても、さらに産業育成、国民の人口増 […]

【近代国家形成と北海道、領土問題〜間宮林蔵生家-6】

北海道神宮境内には「開拓神社」が置かれている。わたしの好きな毎朝の散歩道の定番コースでして強い親近感を持って参拝させていただいている。記憶が定かではないけれど小学校の「社会科」では定番の地域史にそれらの名前は刻印されてい […]

【幕末期「国境画定」の国策推進〜間宮林蔵生家-5】

幕末期には列強によるアジア地域への「進出」という名の侵略行動が活発化した。江戸幕府によるオランダ・中国以外の国との接触を断つ鎖国政策に他国からの政策変更圧力が高まっていた。この時期に幕府は積極的に「北方探索活動」を推進し […]

【夜通し「出世」祈願した少年〜間宮林蔵生家-4】

間宮林蔵の生家は茨城県のつくばみらい市にある。ようやく夫婦に授かった子として間宮林蔵はこの世に生を受け、父母の深い愛に包まれていのちを育んでいった。幼い頃から算術などに才の片鱗を見せ、村では神童と言われていたという。そし […]

【ロシアの侵略への国防意識沸騰期〜間宮林蔵生家-2】

間宮林蔵と言ってもイマドキの人にはそう「響かない」ようですね(笑)。まぁ当然でしょうか。間宮林蔵って誰さ?という反応が自然のようです。なので簡単な当時の世相の様子とかれ自身の幕府に出仕するまでの経歴・年表を以下に。 ・1 […]

【阿倍比羅夫と対話した縄文の末裔の人びと】

日本書紀の記述、斉明天皇の条での阿倍比羅夫の北征。古代世界で突然のように北辺の世界の記述が出てくることから、多くの研究が日本各地で行われてきている。北海道に暮らすものとして、何度もこのナゾに問いかけてきている。今回も現地 […]

【阿倍比羅夫の北方遠征と「後方羊蹄」尻別川】

わたしは旅先とか、出張などで訪れる地域の「地史」への興味が非常に盛り上がるタイプなのか。歴史書は好きですがもちろん網羅的に読破しているわけではない。実際に訪問するとその周辺記憶領域が強く反応して「おい、おまえ、この辺のこ […]

【神々が坐す 素朴な自然崇拝の「後方羊蹄」地域】

きのうのニセコでの環状列石探訪での古代縄文人の痕跡に気付かされ、知らず知らずわたし自身も陥っていた北海道地域観、大自然がそのまま残っている未踏の開拓地的な史観がゆらぎを見せ始めています。人跡・文化性への極度の軽視から目を […]