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【建築再生・文化継承に賭けた魂魄 竹林寺探訪-6】

さて日本建築学会賞作品賞を2016年度受賞した堀部安嗣設計による「納骨堂」建築を見て来ましたが、このような建築家に依頼する側、竹林寺という存在について思いが及んでいます。 どうしてこのような話題になる建築を設計依頼したの […]

【ホテル空間を彩る内外デザイン 淡路夢舞台-8】

淡路夢舞台シリーズを続けたが、写真を最初に掲載したホテルにまだ帰っていなかった(笑)。グランドニッコーホテル。ロビーの雰囲気は上の写真のようなもので、ふしぎなカタチのソファが迎えてくれる。2階がロビーになっていてこのソフ […]

【音楽的景観・北海道の貝100万枚も無言参加 淡路夢舞台-6】

北海道の人間からすると安藤忠雄さんは評価が分かれる存在。北海道が地域を挙げ高断熱高気密住宅という地域社会運動に取り組んで必死の時に、断熱などにはほぼ無頓着にコンクリート打ち放しで型枠から「放したあとの面の表情の美感」を追 […]

【事業規模500億円の自然改造 淡路夢舞台-3】

この淡路夢舞台の総工費は439億円〜約500億円と言われている。玉突き的な起動要因となった国家規模投資である「関西新空港」の総事業費はおおむね3兆円。金額サイズで考えると新たに創った公共基盤に対して1.67%程度の環境破 […]

【関空建設での自然破壊からの環境再生 「淡路夢舞台」-1】

本日から関西圏の淡路島・淡路夢舞台の話題をシリーズで。 淡路夢舞台は、関西空港建設での埋め立て用土砂の採掘跡地を蘇らせるという自然破壊からの環境再生を目的に、建築家・安藤忠雄によって設計された複合施設。氏の建築空間の代表 […]

【権力誇示目的の建築デザイン 大庄屋「片岡家」-3】

江戸幕府の時代、支配階級・武家大名という存在が社会の基本秩序を構成していた。この奈良県宇陀市近郊に残る片岡家住宅は大名支配の経済の中核的存在。庄屋としてコメ生産の全過程を管理して収穫物を大名家に納税する責任者。そのなかで […]

【武家ヤンキーの建築痕跡 大庄屋「片岡家」-2】

江戸期の大和国の地政学的な位置付けは、京都・大阪を監視するような機能。大阪の陣を経て徳川幕府の覇権は完全に確立し、潜在的な危険因子であった前政権の血統は根絶された。しかし、本来の日本国家の中心地域としての畿内地域をコント […]

【江戸っ子以来の文化「共通化」 下町長屋探訪-7】

イラスト類は下町風俗資料館展示パネルから。四季変化が温暖な地域での、それも全国から集合してきた移住民たちの共有生活文化が昇華された様子が伝わってくる。 このような江戸っ子・関東地域の四季認識に対して、北海道はたとえばきょ […]

【道産子に先行のニッポン新人類「江戸っ子」 下町長屋探訪-6】

都市計画とか町割りとかという概念は、日本でははじめての本格的な都城建設であった平城京の頃からの歴史過程に表現されてきたものだろう。わたしが暮らす北海道では日本の都市建設の最後の事例として札幌の街並みが造営されている。わた […]

【江戸庶民生活のリアリティ 下町長屋探訪-5】

居住環境と人びとの暮らしぶりの探究を長い仕事人生でわたしは行ってきたと思います。通常業務では編集長職も昨年中に後進スタッフに移譲している。しかしやはり終のテーマとしては、ずっと頭のなかにあり続けていくのでしょう。現代の暮 […]