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人類的普遍性としての「アジール空間」への憧憬

「アジール」という言葉や概念はご存知でしょうか? 世俗的な権力や法規制が、その空間には及ばないような 自由空間というか、江戸時代の「縁切り寺」のような空間のことを言う。 そこは「解放区」のような空間であり、 ひとびとの古 […]

エネルギー安全保障〜東大・前先生講演への雑感

きのうの続きであります。 きのうの投稿後、たくさんの書き込みが寄せられ、 講演者の前真之さんからまでFacebookにコメントが寄せられました。 言うまでもないことですが、わたしのブログはある特定の事柄に接しての あくま […]

エネルギーと経常収支〜東大・前真之先生講演より

上の図は世界の経済・統計 情報サイトhttp://ecodb.net/から、 「世界の経常収支ランキング」の年次比較。上が2014年で、下が2010年のもの。 一昨日のリンナイさんの札幌新社屋での講演会。 東大の前真之准 […]

家の中に道がある家 2

きのうの続きであります。 家の中にまっすぐに道がある、というのは、なにか象徴的。 というのは、最近わたし、どうも「町家」「横町」みたいな居住環境が 本来、日本人的なコミュニケーションには向いているのではと感じているから。 […]

家の中に道がある家 1

どうにもスッキリとした天気にならないこの夏の北海道。 わたしのような中高年には、海山に出掛けるぞ、という考えはないので まぁどうでもいいのですが、でも期待しているだろう、 小さな子どもたちのことを思うと、てるてる坊主でも […]

歴史は、想像力で知り得るもの

きのうの続きであります。 帝国主義列強による植民地支配という時代的な国防論の高まりから、 北海道開拓は国家の執念のようなかたちで推進され、 一方で、王政復古という側面から「官営ホテル」というべき 施設建設が北海道の札幌本 […]

明治初年、札幌近郊官営ホテル

明治の初め頃、政府はロシアの南下政策への対抗として 国防的な国策としての北海道開拓に必死に取り組んでいた。 この当時の国際情勢を考えれば、明治政府の北海道開拓にかける思いは まさに薄氷を踏むものだったのではないかと思われ […]

スッキリすぎる? 日本的短文文化とSNS

よく日本の言語文化の最大の特徴として 短歌、短文文化の歴史的蓄積があげられます。 「古池や、蛙飛び込む、水の音」という俳句が例になる。 どんな言語に置き換えても、この短文に込められた余韻のようなものは なかなかに伝わりに […]

有島文学感想・コトバの使用目的とは?

きのう、最近のデジタル化してきた読書について 若干書いたのですが、面白い反響もありました。 これまであんまり読書習慣がなかった方が、 電子デバイスで読書ができるということに興味を持って 「ほ〜〜、タダで有島武郎さんの作品 […]

有島武郎「生まれ出ずる悩み」イマドキ読書体験

木田金治郎さんの美術館というのが北海道岩内町にあります。 何度か、好きで行っていますが、そうすると 有島武郎さんのこともワンセットで思い起こされるようになる。 有島さんが書いたベストセラー小説「生まれ出ずる悩み」で、 木 […]