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新住協、長期優良住宅先導事業に

きのう、国交省から
長期優良住宅先導的事業についての発表があり
新住協(NPO法人新木造住宅技術研究協議会)の提案が採択されました。
国交省報道発表
以下、発表の内容。

平成22年度(第1回)長期優良住宅先導事業の採択事業の決定について
平成22年6月11日
「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会の住宅のあり方について、広く国民に提示し、技術の進展に資する事業を、国が公募し、建設工事費等の一部を補助する「長期優良住宅先導事業」については、平成22年3月5日から4月9日までに民間等から事業を公募し、200件の応募がありました。
(独)建築研究所の評価結果を踏まえ、平成22年度(第1回)として、次の74件の事業の採択を決定しましたので、お知らせします。
なお、次回につきましては、8月以降の公募を検討しています。

ということであります。
新住協の提案としては初めての採択で、
採択された提案を見てみると、これまでの採択提案の連続的提案が多い中で
新規に採択されたものはごく少数です。
今回の提案は、リフォームについての提案であり、
一般的なリフォームを行うときに
断熱と、耐震の両方の性能向上を一気に計ろうという
提案内容で、しかもなるべく予算がかからないように
これまでの実践経験も踏まえた合理的な手法を駆使しています。
外壁などの改修の時に
外壁の下端、壁上部などを一部分、建物全周で取り除き、
露出した土台まわりなどに圧縮したGWを入れて
断熱と気密を強化して、既存の断熱材の性能を甦らせる工法。
同時に、露出した構造木材を点検し、
必要な耐震補強も行おうという考え方です。
こうした工法で、全面的な改修とは比較にならないほど安価で
実質的な効果が期待できるというものです。
新住協と、北総研の共同研究で開発された工法であり、
北海道の推奨する断熱改修方法でもあります。
こうした工法での改修に、今回の事業から補助金が付くことになり、
その効果のほどを多くのユーザーに広める機会が得られます。

今後、補助金金額配分が行われ、
今年度中の完工をめざして、全国への普及を推し進めていきたいと思います。
これから、いろいろな動きが出てくるものと思いますが、
老後の住まいの安心感・快適性向上のために
あたたかい家にリフォームしたいという方、
大きなチャンスが到来したと言えますね。
このブログでも、動きに合わせてお知らせしていきたいと思います。

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