
写真は、東京で見学した住宅の様子です。
設計者の納谷さんにお話を聞きながら、楽しく見させていただいた次第です。
納谷さんは、以前東北での住宅賞の審査で知り合った方。
さまざまな敷地条件の中で
その解決策に丹念に向き合い、探し出してきた設計者です。
解決策というのは、その条件の中でもっとも楽しく暮らせる住環境を
さまざまに試行錯誤していくプロセス。
結果としてきわめて特異な空間を作ってきていますが、
それは、むしろ、敷地条件の側が特殊すぎるので
そういう解決策しかなかった、ということを表現していると思うのです。
で、今回の施主さんが探し出してきた敷地は
ある地主さんが造成した敷地で、敷地の大部分は通路に取られている
いわゆる「旗地」といわれる土地です。
今回のはそういう条件の奥の敷地、
周辺に高低差があり、その高台にあった角地の30坪ほどの敷地です。
最初は、発見できず周辺をうろちょろ。
で、ようやく設計者が外に出ていたので発見できた次第。
通路の一番奥なので、
外観的な写真は撮影できません。
どこから狙っても、外壁の一部がかろうじて見えるだけ。
その2階にごらんのような居間を実現していました。
わたしは東京で生活していたのは8年間ほどなので、
首都圏空間での生活実感としての欲求にはやや距離感がありますが、
それでも、こういう空間への憧憬感は理解できる。
コスト的にも、敷地の購入に大部分が飛んで行かざるを得ない中、
こういう空間性を手に入れるというのは、
共感できる部分だと思いました。
結局、多くのひとたちが、
首都暮らしの中で、空間的非人間性にイライラしている。
人間は普通、見晴らしのいい場所で、
空の色合いの変化や、空気感の変化を感じながら、
のんびりと、自然のたゆとうようななかで暮らしたいのだと思いますね。
そういう気分が十分に伝わってくる家でした。
Posted on 7月 19th, 2011 by replanmin
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日本の古い記録絵に、思い入れがあります。
絵というのは、基本的に見たことを描くわけですが、
その見え方に、同じ人間観を見たりする瞬間があって、
そういった種類のコミュニケーションに出会えると、深く感動します。
特に日本の絵画の場合、
描画素材が筆であって、その線の柔らかさがなんとも言えず、いい。
筆書きというのは下絵を描くとか、
やり直しをするというのが出来ないのではないかと思うのですが、
でもその分、一期一会性が高まって、
筆使いに覚悟のようなものが漂ってくる。
一本の線に、感受性のすべてが込められているような
そういった気概を感じる部分ですね。
西洋絵画は、基本的に油絵で塗り込んで塗り込んで
修正しながら、作り上げていくのに対して
筆絵では必然的に精神性が高まって行くような気がする。
建築でも、石造りが基本の西洋文化に対して、
ほっそりとした木造が基本である日本建築の違いにも似ている。
長谷川等伯の松林図など、まぁあれは墨絵であって
ぼかしなどの手法も使われているのですが、
このような「精神性」が高まっていくことがわかる。
絵師という職業は、日本ではどのように成立し、
そして伝承してきたのか、専門ではないのでわかりませんが、
大衆がこうした文化に金を自分で払えるようになる前には
仏教などの宗教画などが主要なパトロンだったのでしょうね。
ただ、やはり面白みを深く感じるのは、
この絵のような庶民の様子を描いた作品。
実に簡単な線で描画しながら、
たいへん豊かな人情の機微のようなものが伝わってくる。
たぶん、絵師自身もこうした名もない庶民の出であるに違いなく
人間の動作描写も、深い理解がその根底にあるように感じられる。
伝統演劇の体動作表現に感心したりすることが多いのですが、
そういう部分とも繋がっているものを感じます。
こういう絵を飽きずに見ていたい、というのがささやかな夢です。
なでしこジャパン、すごい。
女性が元気がいい社会って、やはりいい。
元気をくれてありがとう。
Posted on 7月 18th, 2011 by replanmin
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「電力使用制限令」の首都圏は、戒厳令のような状況でした。
経済に全般的に活気の要素が感じられない。
経済と言うことで見れば、やはり電力使用制限令は準・戒厳令ですね。
経済界トップたちは、政権交代しか
この状況の転換はありえないと思い始めている。
軽々に「脱原発」ということを国のトップが言って、
この国のエネルギー戦略がまったく不透明になってしまった。
エネルギー戦略を転換するのはいいけれど、
それには、国民的な合意が不可欠。
それで本当に経済が、国民生活がまわっていくのか、
そういう論議をしないでまったく軽はずみに、
政治表現としては、もうすぐやめると言った後から、
少しでも長くやっていたいという個人の妄執だけを目的に、
国民向けに目先の人気取りに走る。
最高権力者が、一番やってはいけないことを率先垂範、やっている。
こういう環境の中でも、企業は経営していかなければならないし、
利益を出し、雇用を守っていかなければならない。一方で
覚悟の感じられないトップが、経済の環境・状況をどんどん悪くしていっている。
いまや、自分の選んだ大臣からさえあきれられている状況。
いま日本は、最悪の夏を迎えている。
東京から帰ってきまして、
その後、札幌での会議、きのうは苫小牧への往復。
っていうような日々を過ごしておりますが、
東北以南は、酷暑だというのに、
北海道は、きのうなど、梅雨末期の空模様さながら。
気温は、涼しいと言うよりも夜間などは寒い。
空模様は、しばらくは雨続きの状況です。
苫小牧往復では一時、土砂降りという感じもありました。
北海道の気象関係者のみなさん、やはりこれは「梅雨」でしょう。
現実をしっかり見つめて、そう宣言すべきだと思います。
すでに北限のブナ林はどんどん北上して、
黒松内から、300kmくらい北の旭川周辺でも繁茂している。
北海道の気候も温暖化から逃れられないのです。
そういう現実を直視しましょう。
けさ、わが家の中もやや湿度が高い感じがして
室内温湿度計をチェック。
それが、写真であります。
気温は1日を通して22〜23度を前後しております。
湿度は、本日朝で53%くらい。
酷暑の本州地域のみなさんに、少しお分けしたいくらいの涼しさであります。
天気図では梅雨前線は北海道中央部に張り付いたまま。
もう、もやもやした空気はいりませんので、どうぞよろしく。
Posted on 7月 17th, 2011 by replanmin
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きのう、鎌田紀彦先生にいろいろ聞いていたのですが、
室蘭工業大学には、木を植えることで環境共生に役立てようという
そういった考え方から、「緑被率」について研究している先生もいるそうです。
ここのところ、緑による日射遮蔽や木陰による気温抑制など
基本的な「パッシブデザイン」について
考えたいという思いが強くなっています。
木を植えると言うことは、まことに必要不可欠な要素だと思います。
しかし、現代生活では緑には、その管理に多くの労力が必要になります。
そのうえ、一番大きな問題は、
ダイオキシン問題によって、緑を管理すればたくさん発生してくる
小枝などの処理に「たき火」が使えないという問題が大きい。
その根拠にされたダイオキシンの毒性について
明確な科学的合理性が存在せず、
都市伝説に近い、科学の名をかたった迷信のようなことではないのか、
っていうようなことになっているのですね。
どうも中世ヨーロッパでの魔女狩りのような
そういった考え方が世界に拡散している傾向があるように思われる。
そもそもヨーロッパの考え方には、あのような
一神教的な価値観の、バカげた部分というのがつきまとっていると思う。
そしてそれを広く世界に強制するような考え方が強い。
人類発生以来、ごく当たり前の習慣として存在してきた「たき火」文化が
ほとんど問題にならないような悪性要因で
収束させられていいわけがない。
そのことでの社会的困難が、物言わぬ緑に降りかかっているのが現実。
そしてそれが、緑の管理の社会的放棄に繋がっている部分も大きい。
ぜひ、見直していきたいと思うのですが、
直接的に目に見えるようなダメージではないので
なかなか改善していくことが難しい。
しかし、どうにかしていかなければならない問題だと思います。
<写真は砧公園のケヤキ並木>
Posted on 7月 16th, 2011 by replanmin
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東京で用賀インター近くでの住宅見学会を見に行ってきました。
まぁ知り合いの東京の設計者で、いつも案内をいただく。
たまにスケジュールが合うと、顔を出して東京の家の状況について見学する次第。
今回も、楽しい土地を探し出して設計者と二人三脚でのユニーク住宅でした。
ということなのですが、
最寄りの駅が東急田園都市線の「用賀」駅という案内。
例によって、「近隣には駐車場はありませんので、公共交通機関利用で」
という但し書き付き。
まぁ、今回はクルマで来ているわけでもないので、そのまま
言われるとおり、用賀駅で下車。
そこから地図を確認しながら、炎天下、歩いてみた次第。
途中、砧公園の大きな緑ゾーンを羨ましく感じながら、
お日様とたいへん仲良く歩きました。約30分超でしょうか。
まぁ、荷物は持っていなかったので、身軽ではあるのですが、
最後は、道もわからないのもあって、
炎天の東京都内で、遭難寸前でありました(笑)。
で、ようやく到着したら、設計者の納谷さんがいて、目を丸くしながら
「お車ですか?」と聞かれまして、
公共交通機関云々の話をしたら、呆然とされていました。
おいおい、であります。
まぁ、住宅のことはそのうちゆっくりと(笑)。
で、今度は帰りであります。
砧公園は、なんどか来た記憶もあり、
なつかしく、つい寄り道です。
最近はこのあたり、インターチェンジから下りてのクルマから見るばかり。
高速道路をはさんで、反対側から砧公園に抜けようとしたら、
写真のような芸術的な光景に出くわしました。
ううむ、「人のゆく、裏に道あり、花のヤマ」という競馬の格言がありますが、
こういう現代が作り出す影の世界の美しさ、しばし、我を忘れておりました。
この、工業的素材の連続の美しさを見せる天井の上には
エネルギーを大量消費している車社会が展開している。
まことに不条理でありながら、なにか、情緒的なものが迫ってきます。
ということで、行きはゼイゼイ、帰りは極楽・・・ではありませんが、
それなりの発見と楽しさがあった次第です。
でも、用賀駅で若い方が親切に道を教えてくれたのですが、
「イシズ」公園という聞いたことのない公園名を連呼しておりました。
砧(キヌタ)公園のことだなぁとは思いつつ、
その間違いを指摘するのは、ついついためらわれました(笑)。
読めない漢字を、偏と旁に分けて、なんとか読んでいる努力にはある意味感動。
Posted on 7月 15th, 2011 by replanmin
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きのうは午前中、建築家・内田祥哉先生の自宅訪問取材。
この取材については、追って誌面で発表したいと思っています。
で、わたしもこの桜上水から神田川近辺に来たのは初めて。
桜上水駅で降りて、北方面に向かったのですが、
周辺には武蔵野の面影があちこちに残る
落ち着いた住宅街の雰囲気が充満しております。
で、やや時間が早かったので、
周辺にあった、「八幡神社」にて一休み。
と思ったら、この神社の造形が素晴らしくいい。
びっくりして、カメラを向けてみました。
すると、正面のプロポーションもいいのですが、
この写真のように、側面から屋根の連なりを見ていて
驚嘆してしまいました。
屋根の曲面のビーナスラインが連続していて、
得も言われぬ美しい屋根を形作っていました。
いろいろな社寺建築も見てきていますが、
なかなかここまでの美しさのものはよく知らない。
これは密かなコレクションに、と記憶にインプットいたしました。
で、そのあと内田先生を訪問したのですが、
この周辺の景観、歴史的成り立ちに話が至って、
この神社のことにも話が触れたのですが、
先生からこの神社、「明治神宮を建てた棟梁が建てたのです」
という来歴を聞かされた次第です。
なんでもその棟梁さん、明治神宮を建てた後にはほとんど仕事を
受けなかったのだそうですが、
特に請われて、この八幡さまだけは受けたという仕事なのだとか。
先生の事務所の手書き案内地図に、
とくにこの神社がまるくマークされていたのですが、
そういう「強調」マークでもあったようなのです。
帰り道、ふたたび参詣させていただき、
その美しい姿をふたたび見させていただいた次第ですが、
なにやら、二倍に楽しめたような心地がいたしました。
Posted on 7月 14th, 2011 by replanmin
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きのうから酷暑の東京に来ております。
わが家の寝室は、常時24度ほどの気温で現在推移していて
たいへん寝やすい環境なのですが、
さすがに東京で動き回っていると、
汗が噴き出してきて、なかなか厳しく、
とくに節電令の夏の夜は、過ごしにくいですね。
っていうことなのですが、
写真は霞ヶ関官庁街のビルの谷間の光景です。
国交省の入っている合同庁舎付近ですが、
木陰が形作られて、床にも木が使われていて、
それも浮き床にしているので、その下のコンクリートも
太陽光の直射蓄熱を免れ、木との間に空間があって、通風が計られていて
まことに気持ちいい空間が出来上がっておりました。
お昼前後に行ったのですが、
しつらえられたベンチは、昼寝する人が多く、
まさに日射遮蔽と通風という、
夏場をしのぐ基本的な温熱環境的工夫がなされていました。
みんなが体験していることですが、
やはり木陰は、体験気温的に2〜3度の低温であり、
省エネには、木を利用するのが一番だと思われます。
札幌などと比較して、目的的なこういった都会のなかの
工夫された空間って、東京にはそこかしこに見られます。
ちょっとした空地や未利用法面などで、
緑が植え込まれているのを、発見できます。
自然発生的なのか、どうか、
こういった知恵を、もっともっと、活用していくべきだと思います。
Posted on 7月 13th, 2011 by replanmin
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東北と関東と北海道と、
3箇所を飛び回りながら、この4ヶ月を過ごしてきているけれど、
どうも、東日本大震災への国レベルの対応がどうなっているのか、
全体状況がわかるようにメッセージされてこない。
「復興構想会議」というものが設置され、
そこで多くの論議が行われたというのはメッセージがあった。
菅直人首相は復興構想会議の提言を待って本格的な復興予算を編成するという
態度に終始してきた。
で、6月26日に基本的な骨格が発表された。
これを巡っての論議はまだそれほど出てきてはいない。
2週間ほどだから、やむを得ないだろうか。
以下、原則の7つを挙げます。
原則1:失われたおびただしい「いのち」への追悼と鎮魂こそ、私たち生き残った者にとって復興の起点である。この観点から、鎮魂の森やモニュメントを含め、大震災の記録を永遠に残し、広く学術関係者により科学的に分析し、その教訓を次世代に伝承し、国内外に発信する。
原則2:被災地の広域性・多様性を踏まえつつ、地域・コミュニティ主体の復興を基本とする。国は、復興の全体方針と制度設計によってそれを支える。
原則3:被災した東北の再生のため、潜在力を活かし、技術革新を伴う復旧・復興を目指す。この地に、来たるべき時代をリードする経済社会の可能性を追求する。
原則4:地域社会の強い絆を守りつつ、災害に強い安全・安心のまち、自然エネルギー活用型地域の建設を進める。
原則5:被災地域の復興なくして日本経済の再生はない。日本経済の再生なくして被災地域の真の復興はない。この認識に立ち、大震災からの復興と日本再生の同時進行を目指す。
原則6:原発事故の早期収束を求めつつ、原発被災地への支援と復興にはより一層のきめ細やかな配慮をつくす。
原則7:今を生きる私たち全てがこの大災害を自らのことと受け止め、国民全体の連帯と分かち合いによって復興を推進するものとする。
やむを得ないけれど、
まぁ、なにをどうするということは、明確ではない。
原則の2、3,4が骨子のようだが、
地方に下駄を預けて、その発議を今度は待っている、というのが
「具体策」の状況なのかも知れない。
どうもよく見えてきませんね。
被災地でも、国の方針が決まってこないので、
投資を伴うような具体的な動きを出来ないというのが現実。
この間の玄海町の町長さんのように、
何か動き出したら、とたんにハシゴを外されるのでは、
というような疑心暗鬼が、国民全体に充満しているのが現状ではないか。
うううむ、厳しいですね。
Posted on 7月 12th, 2011 by replanmin
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今回の東日本大震災で、一番大きく変化したのがこれです。
これまで応急仮設住宅というのはプレハブ協会などの
大手ハウスメーカーが独占的にその建築を行ってきていた。
実際に今回の震災でも、多くの仮設住宅は
そういうルートからのものが大半であった。
プレハブは、施工が簡便で工期が早い、なにより合理的、
というような歴史的な建築業への認識経緯があって、
住宅のシステム進化、木造否定・工業化万能のような
そういう意識が底流において刷り込まれてきていたのです。
その結果、災害前後のプレハブ住宅メーカーの業績は
飛躍的に向上する。そのような決算報告も見られる。
戦後の社会はそのように流れてきていた。
一方で、工業化住宅であるプレハブは
素材自体が鉄骨を使っていて、断熱性能では致命的な欠陥を抱え、
夏の室内は酷暑になるし冬は耐えられないほどに寒かった。
そういう居住性の悪さから、
震災の度ごとに、苦情がありつづけてきていた。
また、官によるこうした住宅産業への決めつけ的な対応が
ハウスメーカー優位の住宅マーケットを固定化させてきているとも言える。
この間、木造建築の合理化というものも飛躍的に進展し、
工期などの問題も解決されてきているのに、
法律はそういった状況変化を反映してはいない。
また、法律によって2年間という耐用期間が定められていて
その後は「粗大ゴミ」として、処理しなければならない
という法の不備とも言えるような状況も存在していた。
しかし、工務店などの零細企業が中心である
木造住宅の側からは、組織的な声があがりにくく、
これまでは、この現状が放置されてきたのです。
こうした流れを打ち破ったのが、
今回の震災後のいろいろな動きです。
岩手県住田町の町長さんの決断による木造応急仮設住宅の建設。
周辺自治体がことごとく津波被害を受ける中で
地元の森林資源を活用して、断熱材も充填された木造仮設住宅を建設し
周辺の被災者に対して提供した。
法律のいろいろな壁がある中で、
まさに自治体自体がその壁を突き破ったのですね。
そして、その流れが大きな奔流になって
福島県では、仮設住宅総数14000戸に対して
民間提案枠として4000戸の枠を準備して
地域の住宅関連企業群に提案応募を募った。
そしてそれに応えて、総数3500戸の「木造応急仮設住宅」が実現した。
この提案は、おおむね、豊富な森林資源を抱える東北の地域で
その地元の木材を建材として使うことが謳われている。
もちろん、すべてというのは乾燥の問題などもあって難しく
しかし、それでも国内の他の地域国産木材が使われたりしている。
そして地域の零細な工務店たちがチームを構成して受注できた。
こうしたことは、そのまま、被災した地域にとって
復興への大きな地域経済活性化になる。
プレハブメーカー本社だけが潤って、地元地域はかわいそうな
被災者に留め置かれてきたこれまでの行政施策が一変した。
しかし、木造仮設がすばらしいのはそれだけではなく、
2年間の法定耐用年数の終了後、構造材を解体して
そのあとの、被災後の「本設住宅」に、再利用できるという画期的な
まさに「革命」のようなことが実現できてしまうのです。
税金が「ゴミ」ではなく、資産になって使われていくことになる。
しかも耐用期間は過ぎているので、きわめて安価に被災者に提供できる。
これまでのプレハブの応急仮設住宅は
使用後、日本赤十字を通して
発展途上国などに売却されてきたというのです。
それに対して、こういう税金の使い方であれば、
まさに地産地消が即座に実現し、
また地域経済の「復興」がすぐに始められる。
応急から、復興へと切れ目のない循環が期待できる。
こうしたことが実現した背景には、実に多くのひとびとの
大きな活動、大義のある動きがありました。
こういう動きを大いに支援していきたいと考えています。
<写真は、残念ながら不採用だったものですが、自ら被災者ながら宮城県の仮設住宅提案に応募した佐々木文彦さんの提案書よりの抜粋>
Posted on 7月 11th, 2011 by replanmin
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一昨日、しばらくご無沙汰していた会社社長から電話をいただき、
日頃お世話になっているのに、なかなかお会いできず
電話での話が、長時間になったことから、
土曜日ならば、ということでお会いしてきました。
なんですが、
やはり札幌から函館の隣町、北斗市までは250kmの距離。
クルマで往復したのですが、
帰り道の最後、あと100kmくらいは、やや運転疲れで
あたまもフラフラしてきて、平衡感覚も辛くなっておりました。
帰ってからは、すぐにベッドに入ってぐっすり疲れを癒しておりました。
体調や加齢もあるのでしょうが、
おおむね、1日400kmが限度なのかなぁと悟らされた次第。
まぁ帰り道、ずっと一般国道を経由してきて、
高速を使わなかったということも関係あるのでしょうか?
お話しの中で、「都市緑化」のことになりまして
同意いただいて、盛り上がっておりました。
緑を育てていけば、剪定をするのが必然だと思います。
しかし現状では、そういった剪定したあとの植物をたき火として
燃やすということは、ダイオキシン云々ということでできない。
そういった「ゴミ」を収集日まで保管していなければならない。
忙しい現代人、大きな社会的ストレスをため込んでいる。
緑を管理するのは面倒だという方向に行ってしまう。
極端な例では、木から落ち葉が落ちて「迷惑だ」というエゴへの
配慮から、木を切ってしまうということすらも発生する。
緑への社会的資産意識をもっと高める必要がある、
社会運動として考えるべきではないか、そういうことなのです。
わたし、たき火をしてはいけない、というほうがおかしいと
ずっと思いつづけています。
ダイオキシン問題って、信頼する科学者からは即座に、まったく問題ない、
というように答えられ、調べてみても危険の根拠は薄い。
それよりも、たき火の文化を消滅させ、
環境共生が声高にいわれる時代というのに、
緑の管理を難しくしたたことのほうが遙かに問題だと思います。
みなさん、この問題いかがお考えでしょうか?
もうひとつ、
ブログは実名で、という気付きをいただきました。
はじめた当初、親しみやすさを重視して
匿名の方が読みやすい、とっつきやすいかなぁ、
ということだったのですが、まぁ、もういいのではないかと。
そういうことで、今後、実名も表記していこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。
<写真は北斗市の街路樹、わが家と同じヤマボウシ>
Posted on 7月 10th, 2011 by replanmin
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