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緑被率

きのう、鎌田紀彦先生にいろいろ聞いていたのですが、
室蘭工業大学には、木を植えることで環境共生に役立てようという
そういった考え方から、「緑被率」について研究している先生もいるそうです。

ここのところ、緑による日射遮蔽や木陰による気温抑制など
基本的な「パッシブデザイン」について
考えたいという思いが強くなっています。
木を植えると言うことは、まことに必要不可欠な要素だと思います。
しかし、現代生活では緑には、その管理に多くの労力が必要になります。
そのうえ、一番大きな問題は、
ダイオキシン問題によって、緑を管理すればたくさん発生してくる
小枝などの処理に「たき火」が使えないという問題が大きい。
その根拠にされたダイオキシンの毒性について
明確な科学的合理性が存在せず、
都市伝説に近い、科学の名をかたった迷信のようなことではないのか、
っていうようなことになっているのですね。
どうも中世ヨーロッパでの魔女狩りのような
そういった考え方が世界に拡散している傾向があるように思われる。
そもそもヨーロッパの考え方には、あのような
一神教的な価値観の、バカげた部分というのがつきまとっていると思う。
そしてそれを広く世界に強制するような考え方が強い。
人類発生以来、ごく当たり前の習慣として存在してきた「たき火」文化が
ほとんど問題にならないような悪性要因で
収束させられていいわけがない。
そのことでの社会的困難が、物言わぬ緑に降りかかっているのが現実。
そしてそれが、緑の管理の社会的放棄に繋がっている部分も大きい。
ぜひ、見直していきたいと思うのですが、
直接的に目に見えるようなダメージではないので
なかなか改善していくことが難しい。
しかし、どうにかしていかなければならない問題だと思います。

<写真は砧公園のケヤキ並木>

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