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冬の名残雪

きのうは息子の盲腸での入院が終わって無事退院。
まぁ体力がはちきれそうな若さなので、回復も早いですね。
たった2日間の入院でしたが、帰ってみるとわが家の雪解けも進んでいる。
って、わたしも1日、札幌市内でホテルにいたので、
やや「久しぶり」で、雪解けの進行ぶりにビックリいたしました(笑)。

ということで、その後、わが家駐車スペースに残っていた
固い雪を割って、家の前の路上に出して
それを4WDのクルマで踏みつぶして、細かくして
あとは、お日様にお願いするという北国の春の仕上げのような通過儀礼。
実は、この「雪割り」、北海道ではどこででも見られる光景なんですが、
最近WEBでこのことを話題にしたら、
それは法律に違反するのではないか、という意見まで目に致しました。
道路上への危険物の放置に値する、というご意見ですね。
まぁ一理はある考えではあると思うのですが、
それは地域の状況によって変わらざるを得ない部分というものがある。
しかしどうも最近、そういったことへの社会的な非寛容が
WEBの進展とともに、一種の「社会ヒステリー」として結果しているのではないか。
こういう北海道的な現実感をまるで顧慮しない
エセ「正義感」の振り回し、法律の厳格運用主張のごときものって、
最近の社会動向にいろいろな局面で無視できない側面を形成している。
で、こういう手合い、自分自身は安全のなかにいて
他者に対して徹底的に非寛容な意見が出てくると、
社会の側はそうした過剰反応に対応しなければならないし、
そのためには当然ながら新たなコストも払わなければならない。
その結果、法律はもっともっと複雑に厳格になって行かざるを得ない。
この件について、雪国である北海道人からすると驚愕せざるを得ないのですが、
同じ日本人でもここまで「常識」に違いがあるものかと思います。
日本人とWEBというような観点から、こういった社会ヒステリーの分析などを
始めて見る必要があるのではないかと思っている次第。

まぁそんなことはまったく考えず(笑)
せっせせっせと岩に亀裂を入れるような感覚で、
固い雪をツルハシで割る快感(笑)、それをかたづけて移動させ、クルマで
「ボスボス」と音をさせて踏みしだく気持ちよさ(笑)。
あぁ、北国の春、実感の瞬間であります。

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