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代々木公園の散歩

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東京って、緑が少ないとか言われますが、
エトランゼにとっては、けっこう緑の多いところだなぁと感じます。
都心中心部にはなんといっても皇居の広大な森が広がっているし
日比谷公園なんかもある。
上野の森にはたくさんの美術館・博物館の背景として
豊かな緑が残っています。
そして、西側には明治神宮の広大な森林と、
そして隣接する代々木公園が広がっていますね。
写真は代々木公園のきのう、朝の様子です。
イベントや視察の時間までややすこしあったので、原宿で途中下車して
30分ほどの散歩を楽しんできました。
いつも、ここを散歩するたびに、関東という国の気候的な豊かさを
体一杯に体感させられます。
年平均気温で15.9度という東京の気候は
8度近く低い北海道から来ると、まさに天国に一番近い、と思います。
さまざまな広葉樹や針葉樹がところせましと繁茂し、
ここでは、生物的生存の条件が、まったく比較にならないのだ、
ということを深く思い知らされるのです。
12月のこの時期だというのに、ホームレスの人たちまで
くったくなく、陽に当たって、心地よさげですらあります。
隣接する明治神宮の森には、日本中から各地の樹木が移植され、
日本全域のさまざまな樹種が一目瞭然に見ることができます。
この代々木公園と一体の都市の中の贅沢な森林地帯は
この関東の自然条件が、いかに恵まれたものかを伝えてくれています。
いま、日本は小泉政権以来、東京一極集中型の社会に
どんどんと「構造改革」されてきています。
大銀行は政府資金によって構造改革半ばで絶好調になり、
その資金の行く先として、投資はITバブルたちに集中し、
大企業の投資も首都圏の再開発に大部分が集中投下され、
そして、地方の経済は、めったに大型ビルなど建たない現状になっています。
地域主義とか、地元密着という企業戦略だけで、
どうしても、これからの時代は乗り切ってはいけない気がします。
東京中心部の緑の中で、この地は、自然もまた極上に豊かなのだと
深く認識させられる思いがしました。

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