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石臼

そばに凝った方の住宅で見かけた石臼です。
あんまり実用性は高くはないそうなんですね。
上下2つに石が別れていて、
その接続面に、凹凸があって、その間に堅果の穀類、そばまめなどを
入れて、細かく粉末状にするわけですが、
定期的に、石の歯の目立てを行ったりする必要もあるそうです。
この石臼は、年代物で、持ち主の祖母が
本州地方から、北海道に移住したときに持ってきた道具なのだそうです。
実際には、そばを一人前挽くには相当の時間、
食べるには、5分もかからない分量を挽くのに
1時間くらい掛かると笑っていられました。
以前、アイヌの方たちにも、粉状にものを挽くというのが
いかに大変な作業であるか、聞きましたが、
そうやって命を繋いでくることが、大変だったのが
ほんの数十年前までの現実だったのですね。
こういう装置に、命を繋いできた時間が日本人は長かった。
こういう作業が大変なので、
川の流れを利用して水車小屋を造り、
コメの脱穀やら、そばの粉を挽いたりする工夫をしていたのですね。
そう考えると、しばし、立ち止まってしまいます。

きのうは富良野まで所用で往復。
その間に、民主党の代表選挙が行われ、
期待とは違う結果になったようです。
現状の体制がおおむね変わらず継続していくことになりました。
しかし、それではねじれの国会運営、その他、
どうも展望と希望の持ちにくい政権運営が続きそうです。
そういう認識を菅直人さんは正しく、持っているのかどうか、
当面は、行き詰まるまで物事が進まない、という状態が危惧されます。
このまま、小沢的な改革というのは消え去るのか、
それとも出口なしに状況が追い込まれて
その緊急避難のようなかたちで、再度転換局面があるのか
経済や政治の状況を見ていると、
予断を許さないような時期に差し掛かっている気がいたします。
数でいえば、政権党はまっぷたつに、路線を巡って考えが別れたわけです。
菅直人さんの政権運営は、きわめて難しい舵取りになった。
どういう方向性を持ってやれるのか、
なんとか、いい方向になって欲しいと願うばかりです。

北のくらしデザインセンター
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