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雨上がりのレンガ敷石

写真はわが家の2階から玄関前の路面を見たところ。
新築の時、って、もう19年前ですが、
敷地と前面の歩道部分にレンガの敷き込みを行ったのです。
目地をモルタルで打ったりせず、
下地に砂を敷いて、その上に敷き込みました。
目地部分は適度にコケが生えたりして
雑草が芽吹くということは、縁辺部くらいで
そんなにメンテナンスを一生懸命にやらなきゃいけないことはありません。
レンガ自体は、そのままでは売り物にならない「ハネ」品ですので
安かったのですが、でも敷き込みの作業は丸1日がかりの作業。
面積は15坪ほどだったのですが、
縁辺部など、切ったりしなければならず、
根気のいる作業でした。

普段は気に掛けることもない日常的な風景ですが、
札幌は昨晩、雷も鳴る土砂降りの雨。
ここんところ、雨がちの日が続いているので
けさ、カーテンを開けた瞬間の路面のレンガ色が目に鮮やか。
鮮烈に目に、美しい色彩が飛び込んできました。
雨上がりなので、補色関係にある緑も鮮やかで
一方のレンガも、乾燥しているときとは違う
なまめかしい湿気を帯びた色彩。
思わず、カメラを握って写真に収めた次第です。

暮らしって、こういうなんでもない景色や素材の変化に導かれるところが大きい。
アスファルトでは、こういう変化は感じにくいし、
さりとて土の露出ではメンテが大変。
そんなことから選んだレンガ敷石でしたが、
折に触れてこうやって、こころに飛び込んでくる。
そういったいわば、背景装置の演出が一番大事な部分なのでしょうね。
主役ではないけれど、
さりげなく季節感を引き立てたりしてくれる。
札幌の四季の色合いの中に、レンガというのはまことによく似合う。
道庁の赤煉瓦庁舎の例を見ればわかりますが、
雪にも、緑にも空にも、実にいい対照を見せてくれる。
地域性とライフスタイル、っていうようなことを考えているのですが、
やはりこういう素材の力はきわめて大きいと思います。

北のくらしデザインセンター
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