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リフォーム工事金額の1/3補助

今年度の「長期優良住宅先導事業」のリフォーム部門で
わたしはいくつかの提案事業に関係していたのですが、
その補助金の規定が、当初案から変わっていました。

当初は、比較設計による標準的な試算に基づく、全体改修工事費の1/3以内
とされていました。
比較設計とは、
「提示されている事項をないものとした場合の工事費と
提案された設計による工事費との比較設計により算出する方法。」
とされていて、要するに
提案内容でのリフォームをした場合、
一般的なリフォームとの工事の差額分について
その1/3を補助する、その上限が200万円、という説明だったのです。
ところが、7月12日公開の要領書では、「比較設計による標準的な試算に基づく」
の表記は削除され、比較設計方式は行われないことになりました、とされ
したがって、(補助対象外となるものを除いた)改修工事費全体の1/3を補助する。
というように、変更されているのです。
加えて(算出方法は平成21年度の全体計算方式とほぼ同じ方法であり、
比較設計を行う必要はありません。)というように追記されています。
まぁ、ちょっとわかりやすく書けば、
昨年と同様に「全体工事金額計算方式」(一部対象外工事種目がある)で
その1/3を補助する、その上限が200万円ということなのです。

補助金事業を募集するときの細目が
このように変更されるというのはきわめて異例。
どう考えればいいのか、とまどうところであります。
これは、ユーザー側にとってはたいへん有利な変更であり、
メリットはきわめて大きい。
この変更について、8月4日に国交省側からの説明がある、
ということですが、文書を見る限り
間違いはないと思われます。
どうも、国の政策は振幅の範囲がきわめて大きくなっていますね。
リフォームに対しての国策としての振興策が
きわめて積極的な状況になってきた感じがいたします。
ユーザー側、ことしリフォームを計画している方は、
ぜひ、この制度を利用されることをオススメいたします。

全国的には、新住協の「断熱耐震同時改修」システム、
新住協
北海道内では「北海道R住宅」が、この対象になります。
北海道R住宅

まぁ、業界内的にはびっくりするような国交省の方針転換であります。
どうしてこういう事になったのか、
経緯が知りたいところではありますが、
まずは多くのみなさんにお知らせすることが必要と考えて
このようにお知らせするものと致します。
<写真は沖縄の住宅の塀、記事とは無関係>

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