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新住協総会からー4

シロアリ問題って、
高断熱高気密を基本とする寒冷地住宅にとっては
なかなか実感の持てない問題です。
とくに北海道ではあまり聞くことはなく、
どうもイマイチの問題意識であることは否めません。
しかし、北海道発の住宅研究組織ながら、
最近の新住協大会では、このテーマで研究が行われてきています。
特に基礎断熱材をシロアリが食害するという結果が見えてきて
どのように対策すべきか、真剣に討論してきています。
昨年は、自らシロアリを飼って、その生態を研究するという
強者も現れて、盛り上がっていました(笑)。
建物へのシロアリの食害をストップさせた上で
写真のようなシステムを敷設するのが基本と言うことになります。
以下、HPからの抜粋

セントリコン・システム
習性を利用した新発想の防除工法。巣ごと退治するシステムです。
いままでの工法は対症療法。根本的な防除はできません。
床下に防蟻剤を散布するのがいままでの防除工法。シロアリが家屋に侵入しないようバリアをつくる工法で、根本的な防除法ではありません。地中のコロニー は温存され、防蟻剤のバリアに隙間ができると再び侵入する危険性があります。そんな従来工法の問題点をクリアしたのが、セントリコン・システム。シロアリの習性を利用して巣ごと退治する防除法です。

ということなんですが、
問題は建物の方の防蟻対策です。
断熱素材を防湿をしっかり考えグラスウールに替える、というのが基本対策。
基礎の作り方については、ことしも大変重厚な対策が検討されていました。
その上、京都大学との産学共同研究実験も取り組まれていて
その実験結果なども発表されていました。
しかし、相手は先史時代から生き残ってきたという強者。
また、木で家を造るという人間にとって
いわば最強の敵であります。
対策はそれこそ、人類共通の戦いだと思います。
心して、掛かっていかなければならない重要テーマだと思います。

北のくらしデザインセンター
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