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住宅検査人

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来週月曜日22日に、北海道R住宅の基本的制度になる
「住宅検査人」講習会が全道の皮切りとして札幌で開催されます。
初年度のこの講習会については、費用が無料と言うことで実施。
今年度、国交省の先導的モデル事業で、申請総額が満額で事業認可された
「北海道R住宅」ですが、このまったく新しい住宅リフォームの
スタンダードにとって、
その基本になるのは、第3者的な立場からの「既存住宅の住宅検査」。
この社会システムでは、これまで曖昧とされてきた
既存住宅についての客観的な性能評価が可能になります。
さまざまな評価基準をカルテ化して、目視や測定器具などを使って
わかりやすく「住宅評価」を数値化させることができるようになるのです。
この数値化・見える化こそが、
既存住宅の性能向上型リフォームの基本的な部分。
これまでは、いきなりリフォームの事業者が
「ああ、これはこうだから、こうしたほうがいいですよ、費用は・・・」
というように進行してきた住宅リフォームという分野が、
「この建物の現状評価はこの通りです。これに基づいて改善する方法は・・・」
というように、初めて客観的評価というメスを入れることが出来るようになるのです。
こういう評価を定めるのにあずかるのが、住宅検査人。
住宅検査は、さまざまな側面から過不足なく
客観的な評価が可能なようにカルテが構想されています。
それを使って実際に建物を診断し、
その結果を、「既存住宅サポートシステム」という
北海道が開発したWEB上の履歴保管システムに登録するのです。
初年度の起ち上げ作業。
さまざまな困難を乗り越えて、こういうところまでこぎ着けてきた
北海道の、地方公共団体としての政策立案力はすばらしい。
わたし自身もその中に入ってシステム構築してきたのですが、
まさに、第1歩が、この住宅検査人講習なのです。
現状では、百人以上の参加が見込まれそうということ。
まだ初年度で告知が十分とは言えない中では
まずまずの希望が寄せられてきていると思います。
なんとか無事に船出できるように、祈っている次第です。
<写真は、鎌倉鶴岡八幡宮そばの竹と茅で構成された塀の様子。本文とは無関係>
北のくらしデザインセンター
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