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【ハレとケ 消えゆくニッポンの住空間意識】

伝統的なニッポンの家、民家を見るというのは、 そこで暮らしてきた先人の「空間意識」を感受することだと思います。 空間を作らせ規定したものは先人が持った倫理観や生活観であることは自明。 そこから現代の住宅づくりにひるがえっ […]

【根曲がり材架構による荒々しい構造美】

写真はきのうの続きの姫路林田・三木家住宅です。 先日ご紹介した福崎三木家と同様の大庄屋住宅で、塀に囲まれた広大な屋敷。 千石規模の農業生産物集積機能を持っていて 米などの検見を行う広大な空間が屋敷地を占めています。 この […]

【江戸期大庄屋住宅建築の「防火対策」発見】

写真は先週日曜日に見学していた姫路林田の方の「三木家住宅」です。 こっちの家も、先日来ご紹介している「福崎・三木家住宅」と同様に わが家の伝承にかかわっている家系のようなのであります。 で、見ていて驚いたというか、見たこ […]

【規格大量生産が駆逐した「高級住宅」個性的金具】

現代では住宅の「様式」は自由度が高まって、 用とデザインは一致していてシンプルであることが一般的。 いまは普通のこういうことは、しかし昔から一般的であったワケではない。 江戸期までの住宅というのは、身分制社会の制約から自 […]

【兵庫県福崎「三木家住宅」を多角的?徹底取材】

いまわたしは関西に深く潜行しておりまして、あと数日はこちら。 さすがに日曜日はご迷惑になるので、いろいろ仕事活動はできませんでした。 で、かねて念願であった表題の古民家・三木家住宅を探訪していました。 この福崎の三木家さ […]

【飛鳥「石舞台」の清々しい建築意志】

ここは初めて訪れたことは間違いないのですが、 この空間に立って見て、まったくそんな気がしなかった。 この石舞台は、本来、古墳に収められるべき石室が露頭しているもので、 制作された年代も日本に中央権力が芽生えはじめた時期。 […]

【函館散歩「旧函館検疫所/ティーショップ夕日」】

きのう朝、札幌の家を出てカミさんと函館まで散策へ。 本日から1週間本州地区、それも青森を皮切りに出掛けるので、 1日函館散策を楽しんで、わたしは青森へ、カミさんは札幌へであります。 札幌には海がないので、海の景観と調和し […]

【薩摩藩武家住宅「入来麓」増田家住宅の雨樋】

わたしは古民家が大好きであります。 その地方地方で、訪問すると必ず伝統的な住宅のありようを見学する。 博物館などでその地方の概要をアタマに入れて、 一方でこうした古民家を見ることで、立体的な地域の把握ができると思うのです […]

【アングロサクソン的「わびさび」古民家FUJION空間】

昨日外観を紹介した北海道ニセコでの栃木県から移築再生日本古民家です。 入って見ると、一部ロフト的「茶室」もありますが1階レベルは移築古民家フロア。 しかし傾斜を見せる敷地なりに、その地下部分がコンクリートで作られている。 […]

【古民家のいごこち、あるがままの素材利用】

先日のラスコー展、その余韻はしばらくは知的興奮として、 ながくカラダに刻み込まれて沈殿していくのでしょう。 そういうプロセスもまた、「肉体化」のプロセスとして楽しんでいきたいと思います。 クロマニョンの人々のことをインス […]