
最近、っていうか、ここ5〜6年でしょうか、
テレビがどんどん大型になっていく傾向にありますね。
デジタル化が呼び水になってか、
テレビの買い換え需要を起こそうという人為的なキャンペーンの臭いを感じましたが、
ここまで一般化してくれば、まぁ、長いものには巻かれろしかない。
なんですが、こういうことが住宅プランに影響を与えていることも否めない事実。
そんなあたりを、ユーザーにも知ってもらいたいと言うことで、
ビルダーさんたちに、そのことについての意見を求めました。
そうすると、さすがに毎日、そうしたユーザーの声に接しているからか、
さまざまな意見、感想を得ることが出来て、有意義でした。
大型テレビは、大体が大きな黒い物体なので、
そういう物体がリビングに独占的に存在するようになると
いろいろ、住宅の方で変わってこなければならなくなる。
40型以上になると、画面からのセットバック距離が4mを推奨してくるのだそうです。
4mって、すごい面積ですよね。
単純にソファに座って視聴するとして
ソファが移動動線空間も含めれば3m相当とすれば、
実に12平米、坪に直せば、約4坪・8畳間相当を空けろ、っていうわけ。
当然、その他にもリビングの機能は必要なわけですから
テレビによって、居間はものすごく大きな面積を必要とするようになってきた。
でも、テレビって、いまや個人単位での視聴が主になってきている。
単純に、テレビの主要なコンテンツって、
子どもくらいしか、見ていないのではないか。
居間のテレビとその空間は巨大化しているけれど
その内実としての「家族の団らん」は充実してきているのか、
って考えたら、どうもコスト換算で考えて
間尺にあっているのかどうかは、考え物というのが実態のようです。
居間から、周辺の眺望や庭の景色を楽しむ、というのが
設計プラン上の当たり前の要素なので、
大きな開口を設けて、そういう位置に主要な「いごこち装置」・ソファを
配置するのが普通一般的だった。
テレビはそういうプランの補助としてこれまで考えてきたのが、
どうしても、メインにしなければならなくなってくる。
極端な話、せっかく2面に周辺環境との親和を考えた窓を開けても、
主要な壁を背景としたテレビの側にソファが置かれて、
窓に対して、背中側になってくる、というケースも増えてきている。
このあたり、景色を楽しむとか、自然と親しむという
そういう楽しみがあらかじめ不可能になっている地域のライフデザインが
全国に、あるいは全世界に押しつけられていっているような
そんな危機意識を感じざるを得ない部分もあるのです。
さて、みなさん、いかがお考えでしょうかね。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 4月 17th, 2009 by replanmin
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きのうは、早朝から午前中いっぱいのアース21総会終了後、
ことし発行する予定の企画の座談会を開催。
各ビルダーさんと、テーマ別にいろいろ論議が盛り上がって、
たいへん楽しい内容にまとまりそうな予感がいたしました。
で、息つく間もなく、
車で移動して、仕掛かり中のマンションリフォーム現場の撮影。
建築工事としては、比較的簡易な工程でしたので、
きのうまでに主要な工事は終了。
床壁天井の仕上げは終わっておりまして、無事撮影終了。
デジカメ撮影ですので、さっそく画像をデザイナーのPCに取り込んで
今週末・土曜日の現場見学会用のチラシを制作。
こうやってまとめてみると、わかりやすいし、
間に合えば、このマンション内だけではなく、
少し広い地域範囲でチラシを折り込んでみようかなと考えています。
コンセプトとかテーマは、
写真にあるようなポイントですが、
こういうのって、マンション暮らしの方なら、興味はあるはず。
っていうことで、さっそく印刷屋さんと打ち合わせしたのですが、
どうも、時間的にタイトなので、難しいかも知れない。
なので、このブログを見ている人たちに取り急ぎご案内。
住所は、札幌市西区琴似1条1丁目2
フロンティアビレッジ808号室
公開時間は、4月18日(土)9時から午後4時半
JR琴似駅から歩いて2分くらい。
JR琴似駅の東側の鉄道の高架下に入っている
ビデオショップなどの駐車場に対面しています。
なので、駐車場は、その駐車場が利用できます。
1時間で200円。
地図は、こちらです。

とくに、自然素材の塗り壁は、たいへん革新的な工事です。
マンションの宿命的な問題、空気環境の問題に対して、
スイス漆喰を施工することで、すこしでも健康を増進できる環境を実現したいと考えたものです。
また、それ以外の全室壁天井にも、ウッドチップ素材の自然壁紙を施工。
こうした素材を施工するケースは、北海道で初めての工事です。
ぜひ、現場見学会に足をお運び下されば幸いです。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 4月 16th, 2009 by replanmin
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地域に存在する工務店という業態は、
たいへん、ユニークな存在だと思います。
よく「地域の製造業」という言い方をしますが、
結局「生産活動」というのは、人間の結合体が行っていくもの。
住宅の生産というのは、その地域の気候風土を知り尽くした存在が、
地域の住民の立場に立って作っていくのが自然。
確かに大手ハウスメーカーが全部、住宅を受注することは出来るでしょうが、
メンテナンスにきめ細かく対応など出来るわけがないし、
全国一律の住宅が、各地域の実情に似合うわけもない。
さらに、こういう存在がなくなってしまうと、
地域でモノを作っていく、という基本的な部分が喪失してしまうことを意味する。
技術って言うのは、仕事がなくなると簡単に消えてしまう。
それを再生しようとすると、大変な熱意と努力が必要になる。
地域の中に、木材を扱う専門家から、
左官を扱う専門家、建具を扱う専門家、などなど、
一連の「製造業システム」がきちんと存在するということの意義はきわめて大きい。
しかし、一方で
家を頼むユーザーの側も、定住性という部分では
どこまで地域にこだわり続けられるのか?
という問題点も大きくなってきていると言える。
国の推し進めてきている、既存ストックの向上政策では、
長期にわたっての優良性を確保できる住宅ということが
目指されているけれど、
肝心のユーザーの側からすれば、
そんなに長く持ってしまう住宅だと、相続を受ける側の人間が困ってしまう、
っていうような悩ましさすらも出てくる。
その地域に「ずっと住む」ということについて、
前時代のような社会的共通認識自体が希薄になってきている。
まぁ、確かに、であるからこそ、価値の流動性を担保する
住宅流通が活発化しなければならない、という部分もある。
優良な住宅が、きちんと評価されて流通させられれば、
社会的な資産として、多くの人が価値観を認められると言うこと。
この両方の論議の谷間で、
じゃぁ、実際にそういう住宅を造っていく存在は、と考えれば
「家守」とでも言えるような社会的存在としての
地域工務店というものの重要性が増してくると思う。
きのうから、北海道を中心とする地域工務店ネットワーク
アース21の総会が開かれています。
ことしは、ずいぶんと盛大な会になっていてびっくり。
総勢60人からの会合になっているのです。
地域工務店だからこそ、情報を共有するネットワーク活動が大切なのだと思います。
活発で、内容の深い論議が戦わされる会なので
毎回楽しみに参加してきています。
そのうえ、本日はいろいろと座談会などの企画もあるので、大忙し。
掛け持ち日程ですが、なんとか頑張りたいと思います。ふ〜〜〜。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 4月 15th, 2009 by replanmin
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マンションのリフォームって、
構造的な部分がないので、日程的には手早い。
都合1週間ちょっと、で終了いたします。
で、大きな変更点としては3LDKから2LDKへの変更というもの。
初めてこのマンションを訪れたとき、
利用の仕方を拝見して、居間がなんとも窮屈で
使いづらそう、という印象でした。
狭い面積の中にギリギリ数多くの部屋数を確保したい、
というのが30年前くらいの価値観だったのですね。
家族数が多くて、購入できる広さに限りがあった、
というべきか、そのギリギリのところでマンション需要が成り立っていた。
マンションは一般的に北側入り口で、
南側に大きな開口部がある、というスタイル。
ところが、部屋数優先で考えていくと、この開口部を分割することになる。
その中間に間仕切り壁を造作して、
明るさや、開放感が犠牲になっていたのですね。
写真でごらんいただけるように、使用前と使用後で開放感の違いは一目瞭然。
とくに既存間仕切り壁には、テレビ端子なども設置されていたので
当然テレビもこの周辺に置かれていたので、
窓からの採光までもが犠牲にされて、
昼間でも暗い印象の室内になっていた。
電気配線・オイルサーバー・テレビ端子などの配線配管がどうなっているのか、
若干心配だったのですが、無事、きれいに移設。
場合によっては、窓と窓の間の壁面が手前側に出っ張ってくるかと思ったのですが、
壁面はスッキリさせられました。
まぁ、ここには暖房機が置かれますが、
その上部など、アイストップとして、インテリアのポイントになりそうな場所。
玄関から入ってきて、視線が抜けていく場所に出ると、
やはり人間は安心感を持てるし、開放感も味わえる。
毎日の暮らしの装置では、こういう基本的な仕掛けの部分の意味が大きい。
こういう開放感があって初めて、個室の壁に囲まれた安心感も引き立つ。
そういうメリハリのある家の中での過ごし方が、
住む、とか、暮らす、という言葉の中で占めている位置は大きい。
まず住宅って、基本的にはこういう部分に留意しなければならない、と思う。
既存のマンションで、やっぱりこういう間取りのものって
多いのでしょうね。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 4月 14th, 2009 by replanmin
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マンションのリフォームです。
今回のリフォームでは、既存の間取りでは3LDKだった間取りを
2LDKに変更しています。
これは、目一杯、個室を確保して販売しやすく考えた結果の間取り。
このマンションは築30年近いので、
販売当時の需要から考えると、まぁ、無理もない。
でも、今日のライフスタイルから考えると、
LDKが極端に狭くて、暮らしにくい。
いわゆるリビングが6畳間相当程度しか確保されていないのですから
ちょっとテレビでも置いただけで、
さて、あとはどうしようか、場所がない。
一方で、リビングに隣接して和室が2間、
6畳と4.5畳間が連続していた。
なので、この6畳の方をリビングに拡大して、4.5畳間のほうを
完全な個室に変更したのです。
和室から洋室にと考えたのですが、予算の関係から
和室のままですが、カーペット敷きの使い方。
拡大させたリビングの、旧和室部分との間には壁を作って
完全な個室を実現させました。
リビングの側にも配置的に壁は欲しいところなんですね。
ということから、旧4.5畳間は個室性が高まった。
でもそうすると採光の面で、以前より不利になる。
そこで考えたのが、写真の「欄間窓」です。
アイデアは施工者の側から出てきたのですが、
たいへん理にかなっていて、しかもデザイン的にも室内に変化をもたらせてくれる。
お金的には、まぁ、それほどでもないけれど(笑)
効果のほどは、なかなかなものなワケです。
リビング側の壁、写真では手前側になりますが、
こっち側には、本棚の収納設置が予定され、それに連続して
やや高さの低いローボードも配置される予定。
高さのことを考えると、欄間窓は遮蔽されない高さになっています。
明るさだけが必要なので、曇りガラスを入れてあります。
リビング側からも、個室の様子が常に感受できるような仕掛けにもなる。
家具が配置されると、楽しく納まってくれるはず(笑)、
なんですが、さてどうなるかなぁといったところであります。
一方、個室側では、この欄間窓がきわめて重要。
明かり取りであって、しかもインテリア的にはワンポイントデザイン。
日中の外光の入り方はもちろんですが、
夜のリビングの照明もいろいろな変化に富んだ「採光」として機能します。
なので、個室だけれど外部とのつながりが意識される。
どんなふうに使っていただけるか、興味も湧いてきます。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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Posted on 4月 13th, 2009 by replanmin
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出張から帰ってきて、きのうも早朝から大忙し。
午後からの「建築家イベント」を前に
朝一番で、いまやっているマンションリフォームのメインイベント。
そうなんです、漆喰塗装仕上げをやるんです。
マンションといえば、ビニールクロスにカーペット仕上げというのが
定番だと思うのですが、
そういう既成観念を打破する工事をしたかった。
機能面で言えば、密閉性の高いコンクリート駆体のなかで
空気環境は、あまり考えられているとは言えないのがマンション。
構造は木造一戸建てとは違って、考慮のしようがないレディメード。
断熱も、外側でやりたいとなっても、
それはマンション自治会全体での取り組みにならざるを得ない。
ということで、区分所有のユーザーがマンションに手を加えるという場合は
水回り設備の更新くらいしかないと思われている。
なんとか建築的な感激をユーザーに感じてもらえる手はないか、
そんな考えで取り組んでみたひとつの答が、
この「漆喰の塗り壁」というものなのです。
まごうことなき、本物の質感を味わうことが出来る素材そのもの。
マンションという、どこか「仮設」的な生活装置に
一点だけでも、存在感のある、空気感を支配する
いわば、「沈黙を支配できる素材の世界」を演出できるとすれば、
やはり、圧倒的な量感をたたえる「本物の壁」しかないだろうと思った。
まぁ、言葉で言えばこんなことなんですが、
簡単に言って、静かにたたずんでいるときに、視線がなんとなくなごむような壁って、
結局、本物の素材しか、行き着かないんですね。
ビニールクロスの、陳腐な模様の壁だけを見つめていても
人間の心象風景に「質感を楽しむ」というこころが芽生えてこないのではないか。
どこか、そんな思いがするのですね。
きのうは、塗りむらの感じとか
オーナーさんに実体験もしてもらいたいと考えて
見ていただき、実際に塗ってもいただきました。
手応えのある漆喰自体の重量感も感じて、それが壁に仕上がっていくプロセスも
記憶の中にとどめていただくのですね。
よく塗り壁工事では、施主さんの手形があったり、こどもさんの足形があったりします。
こういう「手業」が残されている、というのも
ほかのどこでもない「特別な空間」としてのわが家、という意識を育む。
っていうことでしたが、
実はわたし自身が、いちばん、楽しい思いをしておりました(笑)。
いいんですよね、この「スイス漆喰」の壁って。
いやぁ、予想以上の「凛とした」壁、という印象を持てて、
まことに清々しい気持ちが立ち上っていました。
写真の壁面は大体、5m×3mくらいの壁なんですが、
そこに30kgくらいの漆喰が塗られるワケなんです。
よく「重量感のある壁」みたいな言い方をしますけれど、
本当に、それくらいの「重量物」が壁に加えられていくんです。
そういうことなので、下地としての壁も強度が考えられる必要がある。
前日までに、そういう下地処理も行っていただいておりました。
夕方、用事を片付けたあと、
ふたたびチェックしてきましたが、対面する2面の壁が
みごとに漆喰の穏やかな表情で出来上がっておりました。
なにかこう、グッとくだけてくるような雰囲気の空間を感じることが出来ます。
来週土曜日18日には、現場公開を考えています。
ぜひ、いい壁(笑)を感じていただければ、と思います。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 4月 12th, 2009 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備 | No Comments »

きのうは仙台で、「東北住宅大賞」の大賞と優秀賞の2作品を取材。
そのうち誌面で発表する予定です。
本日ご紹介するのは、その内の1作品の内部。
いろいろ変わった取り組みをしていましたが、
とてもユニークだなと思ったのが、「開口部ユニット」的な部分。
どちらの居室にも写真左手のようなユニットが装置されています。
これは上下にガラスが嵌め込まれて、
その真ん中に収納と、換気用の開閉装置がついているもの。
完全に造作で、しかも断熱や気密仕様は考慮されていないのですが、
考え方としては、たしかに面白い試み。
窓の考え方として、一般的に外部の通行者からの視線の高さについては
収納装置部分でシャットアウトして
明かり取りと、視線のないレベルの高さにガラスの窓を作っている。
たとえばこの居室は和室で、夫婦寝室として使用していますが、
座った視線の開放感は実現しながら、外部の視線はカットされ、
外を歩く人の足元が見られる程度になっています。
収納部分の奥には開閉できる部分があり、
網戸もあらかじめ仕込まれていて、換気の用途に使われている。
金物とか、密閉性のレベルとかは課題ですが、
開口部の用途を検討して、面白い結論に至ったものだなと思われました。
こういう考え方自体は、すでに高性能木製窓では作られていますので、
まったく新奇性というのではないのですが、
壁の要素、収納の要素も持たせようという考え方はユニーク。
ただし、現状ではまだ、一般的な使用レベルには達していないと思いました。
これから大いに試行錯誤、研究を重ねて面白い
開口部ユニットが生まれてきたら楽しいですね。
仙台はきのうはものすごく気温が上昇。
上着を着るのは辛いほどの陽気で、一気に花見本番だったことでしょうね。
取材2件を片付けたあと、
盛岡からのお客さんと打ち合わせしてから、
3日間の日程を終えて、最終便で札幌へ帰還。
さすがに空港ロビーでもついうたた寝してしまいまして、
気がついたら、みんなが飛行機に乗り込みおわるころ。
どうも最終便というのは、こういうケースが多い。
一回、この調子では、空港で寝過ごすと言うことが起こりそうです(笑)。
飛行機の中のことはまったく覚えていない。
ほとんど気絶ですね。
ということで、札幌到着。仙台とは打って変わって、
これは雪が降ってくるかも、っていうような身も凍える寒さが迎えてくれました(笑)。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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Posted on 4月 11th, 2009 by replanmin
Filed under: 住宅取材&ウラ話 | No Comments »

まぁ、四季折々、オフィスのある仙台は訪れるのですが、
やはり、桜の季節は札幌から来ると格別。
仙台は札幌と年平均気温で4度ちょっと高いのですが、
東京以南とはこれも4度ほど違う。
日本は、東京以南、というか以西というか
と、それ以外の北方日本は、季節感が変わっていく。
そんなことから、札幌からすると、
仙台は数少ないお友達都市。
なんですが、この友だちは、どうも南の方にコンプレックスを抱いている。
北の方からすると、なんもいいっしょ、って思うのですが、
住宅の価値観など、悲しいほどに関東以南へのコンプレックスに満ちている。
4度寒いのに、我慢すれば、関東以南と同じだ、って、考えている。
札幌は、8度も違うから、もうきれいさっぱり別の風土と考え、
むしろ、北欧や北米の方に、インターナショナルな方向に向かう。
札幌はそういう志向性を仙台に「いっしょにやりませんか」と
誘わなければならないけれど。
どうも、北国的な口べたさで、うまく告白できない。
っていうような心象風景を感じている次第です。
本題、大きくずれている(笑)。
さくらであります、さくら。
いいですねぇ、最近はこの仙台の桜の名所・榴ヶ岡公園で眺めるのが
唯一の「お花見」になってしまっています。
札幌では、もう何年も花見をしていません。
写真のしだれ桜を堪能すると、まぁ、もういいか、となるんですね(笑)。
本日も、早朝から榴ヶ岡公園まで散歩いたしまして、
一気に満開になった桜並木に癒されておりました。
場所取りのゴザやシートが見られまして、
今週末が、いちばんのお花見のようですね。
楽天も「春の珍事」とか言われていますが、
なんと、開幕から5勝1敗という快進撃ぶり。
仙台は、この世の春のような、いい季節に突入しております(笑)。
でもこんどは、日ハムに少し負けてくださいね。お願いです。
っていうことで、ではでは。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 4月 10th, 2009 by replanmin
Filed under: 出張&旅先にて | No Comments »

段々とこんなことも考えるようになるもので・・・。
先日見に行った、栗山町の「小林酒造」で目にした展示書簡。
この小林家は、新潟県から北海道に移住してきた家系。
途中で、家の存続のために郷里の新潟から婿養子を取ったのだそうです。
その婿養子が、なんと、総理大臣を務めた田中角栄さんの縁者。
なので、書簡の封筒に「田中角栄」とか、
かれのお父さん、角次さんの名前の封筒とかが展示されていたのです。
こんにちでは、家の存続というようなことは
一部の世界を除けば、あまり顧みられることのない事柄。
家、というものが人間の営みの基本であった時代は遠くなっていますが、
でも、ほんのちょっと前まで、
家って、その存続のために、
たとえば武家であれば、自分の命と引き替えに存続を図ったことだったのですね。
戦場でかれらが、何を信じて死を選んでいったのか、
それは自らが自分の死を掛けても、その主人に対して奉公したことを
主人がきちんと記憶し、見届けてくれることを確認して、
子孫の生存の保証を主人たる武将と契約していたのです。
そういう保証人である、ということが武将の最大要件だった。
そこまで、懸命に存続を図ってきたのが、
日本人にとっての「家」概念だったのですね。
で、それはけっして、血の存続としての身内意識だけではない。
この小林家のように、
存続のために、まったく違う血統を、その家系に入れることも辞さなかったのですね。
もちろん、そこにはいろいろな事情が存在したであろうと思われるのですが、
冷徹に、家の存続のために、本来の血筋が存在していても
場合によっては、これと見込んだ婿養子を入れたりもしたのですね。
とくに関西の商家などでは、伝統的に
ビジネスの才覚を奉公人の中から選抜して
血筋としての部分は、娘に託して家系の存続を図ってきたりしています。
わたしの家系でも、
江戸期に、そういうことがあったりしたのだそうです。
なんと、そのときは夫婦とも外部から招いて、まるごと家を相続しています。
家をまったく別人に託したりしているのです。
ちょっと考えにくいのですが、
日本的な「家」概念って、こういうものだったのですね。
そしてこのような概念で存続してきた家の、建物っていうのも
けっして短命な、簡易な存在ではなく、
相当長期にわたっての存続が前提になるような、資産として考えてきたのです。
戦後以降、家と言うよりも
「個人」が優先する考えが社会の基本になってきたのですが、
むしろこういう個人主義の社会の方が、日本にとっては特殊な時代なのだという
そういう視点も必要なのではないかと、昨今、感じています。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 4月 9th, 2009 by replanmin
Filed under: 古民家シリーズ | No Comments »

結露、っていうのは北国住宅では身近な問題。
一般の戸建て木造住宅では、建物を腐らせる最大の問題。
断熱の欠損・不足によって、建物内部で部位ごとに温度差が生じ、
生活上発生する湿度・水分が、家の中のもっとも温度の低い部位に集中して
そこで露点を下回ることで、結露水として生じます。
窓面の下側にうっすらと発生する、という程度であれば
特段問題は発生しないけれど、
壁の内部で結露が発生して、もっとも弱い木部に集中して
たとえば土台などの木材を腐らせるようになる。
そうすると、構造が極端に劣化して、家が崩壊することもある。
戸建ての方では、こういう問題がかなり特定できているので
断熱の強化とか、通気層工法の普及とか、窓の性能向上とか
いろいろに対策が講じられてきています。
一方で、既存住宅ストックの大きな部分であるマンションでは、
全体的な断熱補修というのが、合意を得られにくいのが実態。
工法としては、外断熱することで方法は見えているけれど、
その社会的コストが、なかなか吸収されにくいことになっている。
最近は、「断熱」自体を「公共事業」として認定して
補助金の対象にすべきである、という議論も出てきているように聞きますが、
社会的資産として考えたとき、マンションの外断熱改修は
その効果のほどが大きいので、検討してもいいかもしれないと思います。
しかし、現状では、個別の区分所有者が
自分の居住部分だけを断熱改修するくらいしか対策はない。
でも、それは内側からのコンクリートへの吹き付け断熱くらいしか方法がない。
そうすると、構造まで還元する必要があり、
工事金額はかなりのことにならざるを得ない。
この方法では、かかる費用と実現する効果とのバランスが、見えにくい。
ということで、現実的には「結露をより、軽減させる」という方向で考えるしかない。
きのうはマンションのリフォームで
北側居室の床カーペットを剥がした状態になりました。
どんな状態であるか、チェックしてみたのが写真の様子です。
窓からの結露水が、その下側の壁面を伝って
床の壁面側から、手前側に滲み伝わって来ている様子が明瞭です。
しかし、床面の状態から判断すると、
このマンションはまだ、状態がいい方だと思われました。
体感的には、この時期と言うこともありますが、
「かびくささ」は感じられなかったのですが、
その体感的なものが裏付けられたとも言えます。
この程度であれば、窓面の結露を抑えるような工夫、
具体的には窓の内側に樹脂窓を2重にしてプラスすることで
結露の程度を抑えることが可能ではないかと思われた次第です。
その金額がどれくらいになるか、窓のサイズを計測して、
既製品であるかどうか、
単価も含めて、見積もってもらっている段階です。
いまは、既存のまじきりをや天井などを一部、解体している段階なので、
コンクリート駆体が一部で表れています。
いまから30年くらい前のマンションですが、断熱は、
外部に接した壁面に吹き付け断熱されている状態が確認できています。
ただし、そこから、天井面には50cm程度吹きつけが連続していますが、
床面には、断熱施工の様子が確認できません。
床で断熱すると、その分、コンクリート面から床面を上げなくてはならないので
そういうコストアップと、施工精度の高さが要求される工事を避けた
というような推測が考えられます。
まぁ、適切とは言えないけれど、コスト面も考えるとやむを得ないのでしょう。
マンションのリフォーム、
コストとの見合いで、できることとできないこと、
仕分けと判断が要求されてきますね。
中古を購入するときには、「かびくささ」のレベル判断というようなものが
結構、重要な要素であるのかも知れないと思われますね。
でも、中古マンション+リフォームって、
購入した金額を聞くと
ある程度のリフォームを行っても、コスト的には魅力的なのは事実。
そういう意味で、現状の経済状況ではユーザー側にメリットが充分ある。
コストの範囲内で、どんなことが可能なのか、
いろいろ取り組んでみたいと考えているところであります。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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Posted on 4月 8th, 2009 by replanmin
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