
NPO住宅110番への最近の投稿から。
ある設計者に依頼して、工事も進んでいるけれど、
詳細な仕上げなどを確認したいが、なかなか取り合ってもらえない。
っていうような投稿がたまにあります。
書かれている内容自体は、
大きな問題とは言い切れず、確認の不足とか
相互理解の不足という問題のように思われます。
なんですが、こういう問題、最近たいへん多いように感じています。
設計事務所への依頼、というのは
これまでは、頼む側でも、ある種の思い切りがあったように思います。
これまで、というか、わたしたち、20年も前、建てた人間からすると
詳細な仕上げの品番まで確認するような考えはなかった。
そういった部分は、トータルとしての
まとまりのある統一感を持ったデザイン領域であり、
そういう部分は、ある程度信頼して、
その設計者の技量とか、センスを信頼し、
できあがりにある種の驚きも感じたい、と考えていたと思います。
そっかぁ、ここの仕上げはこうしたんだ、と新鮮に思えた。
それは、態度の問題として、プロへ託したことを楽しむゆとりでもあった。
まぁ大まかには、というか、こだわる部分では
詳細にお互いの認識、感じ方に大きな差異がないか
確認はもちろん、していた。
けれど、その辺の重要か、そうでもないかという、
呼吸の部分は、お互いに認識があったと思うのです。
結局、すべてがこういう問題になってきている。
想像力が不足して、
なんでも直接的にわかりやすくないと、
すぐにでも裁判になっていきそうな雰囲気一杯になっている。
注文住宅という、もともと不定型なものを依頼しているのだから、
完全にすべてのディテールまで把握するのは
そのこと自体だって大変です。
ましてやお互いの信頼感は、お互いに作り出すように努力すべきもの。
やり取りを読んでみると、そういった部分が透けて見える気がします。
同じことを言っても、言い方のニュアンスひとつで
ユーモアになったり、逆にクレームになったりする。
一緒にモノを作り出す以上、
そういった部分で、信頼関係への想像力が不足すると、
まことに残念な結果になる。
どうも、こういうことが、マニュアル教育の結果、
すごく想像力不足を招いている。
どうも、そういうことが蔓延してきているのではないでしょうか。
建て主としては、プロを使って
自分の理想の家を建てるのだ、という意識が欠けてきて
細かいことにばかり意識が集中してしまい、
結局は、既製品に近いような家を求めているんじゃないか、
どうも「施主力」というようなものが、
論議される必要があるのかも知れませんね。
<写真は一昨日宿泊した仙台のホテルから、夏雲を>
北のくらしデザインセンター
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北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 8月 7th, 2010 by replanmin
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今回は、この暑い盛りに
「暖房機器」を販売する石油連盟さんでの講演。
さすがに3連チャンというのは、日程的にも厳しいですね。
ようやく昨日、無事最後の仙台会場を終えられました。
3日間同じ演題で講演すると、
毎日のようにチェックを入れて
内容がすこしづつ変化していきますね。
70分という時間制限での講演だったのですが、
毎回、5分・10分のオーバー気味。
まぁなかなか難しいですね。
写真の点数は、最初250枚超から始まって、
結局最後には180枚まで絞ったのですが、
それでもきのうは、時間超過最大で、15分くらいオーバー。
写真を少なくすると、また1枚ごとの話すことの方が
長い時間になってしまうので、結局長くなる。
まぁ、時間に対して詰め込んだ内容が多すぎたのかと反省。
っていうことで、ようやく日程から解放されまして、
本日は秋田に入っている予定だったのですが、
どこもホテル宿泊は満杯。
スタッフは取材で2日間、秋田に入っていまして
その役に立たねば、と思っていたのですが、
秋田は,竿灯のまっさかりだったのですね(笑)。
スタッフも、泊まれる宿がなくて、
岩手の雫石まで移動して宿泊、本日再度秋田入り、だそう。
で、わたしは、もっと遙か手前の200km前の、
宮城県古川、大崎で足止めという次第であります(笑)。
まぁしょがない。
本日は、早起きして、早めに秋田めざして移動です。
で、午前中に打合せ参加して、
その後、仙台に引き返して札幌まで帰還の予定。
暑い盛りの東北をあちこち移動のスケジュールです。
東北道での移動中も含めると、
5日間で東北の青森を除く5県を移動するということ。
ということで、頑張りたいと思います。
ではでは、ふ〜〜、暑いですね。
<写真は山形市内で見かけた店先の涼を呼ぶ鯉池>
北のくらしデザインセンター
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Posted on 8月 6th, 2010 by replanmin
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東北道は何度も通る道なのですが、
そのたびに気になっていた、国見峠のPA。
宮城県と福島県の県境に位置していて、
北側が小高い山岳地域になっており、
南側斜面が広々と視界が開けています。
現代でも高速道路と、一般道路、新幹線のすべてが
合流するような位置関係になっていて、
「交通の要衝」という言葉がピッタリであります。
こういう要衝地は、歴史年代でもきっと同様であり、
調べてみたら、やはりこの場所が、
関東から北上してきた、頼朝を大将とする征服軍と、
奥州藤原氏・軍事担当の藤原国衡軍との大会戦場のようです。
この戦争のために築かれた防護環濠が現在も残されているそうであります。
関東の征服軍は、大きく3つのルートから
攻め込んできたそうで、ここにきたのが本軍。
あとふたつは、勿来の関を超える太平洋側北上軍であり、
新潟側から日本海側を北上した軍だったようです。
この戦争には、朝廷・院政の側からの
追討の正規的な認証は得られていなくて、
この戦争の時点では、まったくの頼朝と関東軍の暴発。
後の世の、家康による大阪攻めと似たような
全国動員令が出されていて、
あんまり正当な戦争ではない分、
全部の軍事勢力に「共同正犯」的な一味同心を迫っていた。
その総動員勢力は、20万とも言われているわけですが、
まぁ、実数はわかりませんね。
しかし、この戦いに先行する源氏と平家の戦いには
本格的に民衆が借り出されていて、
戦争土木などに従事させられていたという資料も多いので、
たしかに相当の規模の人数が参加していたことでしょう。
この当時は、全国的に飢饉であり、戦争は
そういう民衆に対して、経済で見れば、いわば「公共事業」的な
臨時収入を可能にはしていたと思われます。
藤原氏側でも、長大な防護環濠を築くのに
大量の土木作業員を動員したでしょうから、
そういったすべてを含んでいけば、延べ人数は相当にはなる。
戦争自体は、
この動乱期にはじめて大型戦争に参戦した藤原氏の側の
経験不足と、逆に平家との度重なる戦いで実戦で鍛えられている
関東軍の差が如実に表れたようで、
迂回軍が藤原軍の背後を急襲したことで
藤原軍は、これだけ長大な陣地線を用意したにもかかわらず、
あっという間に総崩れになり、大将・藤原国衡も敗死している。
戦争戦術で言えば、藤原側はあまりにも負けるべくして負けている。
そういう技術上の問題点について
勝つための方法を考えていなかったと言うしかない。
この直前に歴戦の指揮官、義経を殺して
少ない、勝つチャンスを自ら放棄していたのですね。
まぁしかし、義経という人物は、
騎馬軍団に集団的突進力を与えて、戦機を開くというような
突撃型・攻撃型の戦術家だったようですから、
こういった大会戦型の戦争指揮は得意ではなかったと思われます。
対平家戦で、士卒に対して何度も危険きわまりない戦術で引き回して
軍艦である鎌倉軍団内部から批判を受けていたのですから、
こういう戦争指揮はまぁ無理だったでしょう。
高速道路パーキングから、
しばし、
「夏草や、つわものどもが夢のあと」というような
心持ちを抱いた次第であります。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 8月 5th, 2010 by replanmin
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この時期に東北にいるのは初めてかも知れません。
なぜか、マイナーな、あんまり人混みに近づきたくない性格もあって(笑)
大騒ぎする時期は、極力回避したいというのが本音。
なんですが、今回は石油連盟さんのイベントでの講師役。
逆に言うと、そういう機会を仕事でいただいた、という意味で
感謝している次第であります。
写真は、きのうの仙台市内、とはいっても駅構内の様子。
朝、仙台を出て郡山に向かったものですから
早朝散歩して収めてきた写真です。
市内を歩いても、クリスロードではまだ、七夕の飾り付けも
まったく目にしませんでした。
タイミングがずれていたのでしょうね。
駅構内のこの飾り付けを観ると、
それぞれ、企業協賛がついている、広告のようです。
きっと、JRの収入源になっているのでしょうね。
七夕のクライマックスは、金曜日の広瀬川河畔での花火大会と聞きました。
ほとんど身動きの取れない状態という情報。
っていうことで、昨日は
郡山で講演をやっておりました。
タイトルはいつものように、このブログと同じで
「性能とデザイン」という基本スタンス。
で、蒸暑ニッポンと寒冷ジャパン、というような
切り取り方で、住宅の歴史的な流れとかデザインの分析とか、
古民家などから、さまざまな建築を概括しながら、
今後の向かう方向性を考えようというテーマであります。
しかし、用意したスライドが250枚超。
それを70分の時間に収めるというのは、
なかなかに難しいものであります。
結局、最後は大急ぎに飛ばして飛ばして
なんとか、5分超過くらいに収めました。
冷や汗一杯の、真夏の講演会であります(笑)。
でもまぁ、楽しんでいただけたかどうか、
終了後、何人かの方から、ご挨拶もいただいておりました。
本日は山形市で開催と言うことで、
きのう、夜には山形入り。
反省しつつ、スライドの枚数をカットして
パワーポイントデータを再編集しております。
それでも新しく、これは入れたい、とか増えるものもあって
総数は210枚になっております。
さて、本日は時間内に収められるか、チャレンジであります。
まぁ、毎日すこしづつ変わるのも面白いかも知れません。
っていうことで頑張ります。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 8月 4th, 2010 by replanmin
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きのうは、昼過ぎに札幌の教育文化会館へ。
この施設は、札幌での演劇公演の定番会場であります。
倉本聰さんの「富良野塾」の演劇公演「帰国」(帰の字は古い字)の
公演が行われるのですが、その前に用事があって訪問したもの。
楽屋に入って行くと、
自然にカラダが反応するような気持ちになってきます。
元気のいい役者さんたちの、
いかにも腹式呼吸で滑舌の良さそうな、
威勢のいい受け答えが耳に飛び込んでくる。
汗を抑えるようなどうらんの化粧の匂いもここちよい。
体技を叩き込んだ、カラダの筋肉が感覚される。
やはり、なぜか、「帰ってきた」感じがするんですね。
学生の時に、一時、演劇活動をしておりましたので、
どうにも、カラダがうれしがってくる部分がある。
やはり発声を大事にしている舞台役者さんたちの
野太い声は、実に爽やかに魅力的です。
屈託のない、舞台に掛けている情熱は、まぶしいですね。
時間が許せば、ぜひ観たいと思ったのですが、
残念ながら、要件終了と同時に飛行機の時間が迫ってきておりました。
でも、いっとき、その空気に触れられただけでも、
あぁ、と思い起こせるものがあるものなんですね。
楽しい時間を過ごせました。
っていうことで、その後は汽車・飛行機・汽車で、
仙台まで移動。
さすがに夏休み真っ盛り、千歳はごった返していましたね。
いつもは仙台便、空席が多く、楽なんですが、
満席での出発。
ビジネス系の人は少なくて、ほとんどは家族連れや
仲間同士の旅、というような雰囲気のみなさん。
着いた仙台も、七夕の飾り付けがおおむね出来上がっているようで
街全体に賑わいの風情がたっぷり漂っています。
今週が東北夏祭りのクライマックス。
なんですが、今週は本日郡山、3日山形、4日仙台と、
講演の予定です。
石油連盟さんの依頼でのものですが、
頑張ってきたいと思います。
<写真は、札幌での薪能公演風景>
北のくらしデザインセンター
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Posted on 8月 3rd, 2010 by replanmin
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NHK大河ドラマ、「炎立つ」については
先日のブログでも触れましたが、
どうもわたしの中では、消化不良部分が残り続けておりまして、
悶々とした日々が続いております(笑)。
そういうことで、今度、わたし自身がこの周辺を調べてみたいなぁと
妄想を膨らませております。
とは言っても、それはまぁ、いまのところ、時間も取れず、
仕事は忙しいし、というところなんですが(泣)
なんとかならないかなぁと、思案しております。
平泉藤原氏の滅亡の時代背景とか、
その当時の政治状況とか、いろいろ頭のなかには整理されてきております。
まず第1に、当時1150年時期の人口ですが、
全国で約725万人、東北地域で約100万人という規模だそうです。
奥州17万騎というようなのは、まぁ誇大宣伝。
この時代になって、戦争はかなり大がかりになっては来るのですが、
それでも、一般農民は戦争にはどういった態度で参加していたのか?
このあたりからの検証が、まずは必要であります。
律令政治はまったくうまくいかなくなっているとはいえ、
制度としては、京都に王朝政権があり、
土地の支配体制としては、王朝政府の直轄部分と、
荘園による私有地とが、どういった割合でかは不明だけれど混在していた。
公領というのがどの程度、きちんと徴税できていたのか、
京都の王城を離れれば、地方ではどのような実態であったか、
まずはそういったことから把握をはじめなければなりませんね。
この時代、関東では農地を新たに開墾した農場主が、
公領にされないために、「寄進地系荘園」として、大寺社や高級貴族に
プレゼントしての、現地代官としての法的立場だった。
しかし、そのうち、バカバカしくなってくる。
法的な認証を得るためだけに、大寺社や高級貴族に貢納しなければならない。
田畑の現地では水の権利や、境界線を巡って争いが頻発する。
そういった状況の中で、自分たちの権利を直接的に認証してくれるシステムを
激しく求めていた。
そういった本音を、伊豆に流されていた無位無冠の武家貴族ながら、
なんの勢力も持たない頼朝は情報収集していた。
かれの出自たる源氏は、王朝国家内での平氏との争乱に完璧に負けていた。
まずは自己の生命の危機に対して慎重に周囲との関係を見定める政治感覚、
そして、他者の主張の真意を見分ける洞察力、
そういったものが、自然に備わっていったのが政治家・頼朝だったのでしょうね。
政治は結局、力である、とする源氏の基本的立場からすれば、
こういった勢力をどのように糾合するか、
平氏に立ち向かうとか、父の仇を討つとか
そういった概念よりも遙かに優先する、時代の趨勢というようなものに
頼朝という人間は、激しく深い感性を持っていたのでしょう。
土地への飽くなき、ドロドロの欲求、そういうものを
そのまま、本質的な政治的軍事的力学として活用しようと考えたのが
「一所懸命」という概念と、ご恩と奉公という規範の創成だったと思われます。
頼朝の平泉藤原氏攻略ドラマは、
そういった基本概念に基づいて構想される必要がある。
いわば、武力の根源への執着力の差、とでもいえる。
歴史の必然で言えばわかりやすいのだけれど、
当時の状況の中で、こういった理念としての力を発見して活用した
頼朝という男の独創性や目の付けどころというのはすごい。
土地が欲しいという、直接的な欲求をそのまま満足させてくれる
そういう支配原理を体系化するというのだから、
開拓農場主たる、関東武士にとっては堪えられない。
それに対して、王朝国家との「うまくやる」ことを
基本課題としてきた奥州政権は、どうも基本スタンスが違っていたのではないか。
たぶん、関東で起こっている革命について
それは基本的に理解できなかったのではないか、
支配階級としてのありようにおいて、どうも時代遅れだったのではないか。
基本的には、そのように思えてなりません。
さて、そういった土日的世界は封印して(笑)
本日から、多忙な一週間であります。
月曜から金曜まで、出張なんですよね。
ということで、頑張らねば、であります。
<写真は平泉・毛通寺>
北のくらしデザインセンター
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Posted on 8月 2nd, 2010 by replanmin
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ここんところ、どうも北海道はぐずついた天気が続いています。
本日も午後からは大雨という予報で、
カミさんの実家から、家庭菜園の収穫依頼に
朝早い方がいいと、行って参りました。
先月にはどっさりのイチゴが収穫できて
わが家の冷凍庫にはまだまだたっぷり納まっておりますが、
景気が悪いときには、こういう食物収集がいちばんいい(笑)。
今回はナス・きゅーり・ピーマンといったものが中心でしたが、
一番多かったのは、サヤエンドウであります。
たいへん大きくなっていたので、
「これちょっと、固いかも」と
心配しておりましたが、塩ゆでしてごらんのようにシンプルに食べると
なんとも、朝もぎの爽やかさが口いっぱいに広がって、
カラダ全体がスッキリ致します。
野菜なんで、なかなか保存が難しいけれど、
頑張ってたくさん、夏野菜を摂取したいと思います。
天気の具合のように、
北海道日本ハムの状態も、一時期の勢いがしぼんでいます。
ここんところ、負け越しが増えておりまして、
現在借金1の5位。
あと、残りゲームを考えると、むむむ、という事態。
なんですが、希望の星、中田君、
ここにきて、HRを打ち始めてくれています。
きのうも、調子が悪いとはいえ、
西武のエース、涌井君から豪快な一発。
ことしの戦いを諦めているわけでは全然ないのですが、
しかし、中田君が打ち始めるというのは、
長期的に見て、わがチームにとっては待望久しい慶び。
やはり一発で試合のムードを変えるHRバッターというのは
なんとも頼もしいし、負けている試合でもなんとなく楽しめてくる。
きょうは、試合があるかどうか、微妙ですが、
この勢いをなんとか持続させて、頑張って欲しい。
頑張れ中田くん、頑張れ北海道日本ハムファイターズ!
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Posted on 8月 1st, 2010 by replanmin
Filed under: おとこの料理&食, 北海道日本ハムファイターズ | No Comments »

北海道の南西部から中北西部にかけて
にしんを追って狩猟採集活動を旺盛に行った痕跡遺跡が点在します。
いわゆる「にしん番屋」とか言われる建築ですね。
このシステムは、松前藩の「知行地場所」という概念が淵源のように思います。
北海道は蝦夷地と呼ばれた当時から
漁業資源の収奪が基本的な経済基盤だったでしょう。
松前藩が自分でその権益を差配するようになるのは、
いつの頃からだったのか、
それ以前の和人と現地民との関係は、アイヌ中期などの時期までは
こうした交易品は、アイヌ人などが収穫して和人に渡していたものと思います。
それが、本州地域からの需要の増大にともなって
次第に漁獲量が拡大し、
大規模な漁業権益となってくるようになると、
和人資本が直接進出するようになったのでしょう。
その傀儡として松前政権が存在し、ピンハネ構造を作っていた。
松前では、高級藩士などに漁業権の「場所」を
あたかも「知行地」のように与えていたのでしょう。
時代が下って、
この写真のような漁業施設痕跡施設は
本州から進出してきた資本家による建物です。
こういう施設では、「ヤン衆」と呼ばれた出稼ぎ人労働力を
番屋で寝泊まりさせて使役した。
写真は、その宿泊部分なんですね。
日本の建築寸法は、たいへん合理的なものだと思わされるのが
この写真のような寸法感覚。
ほんとうに「立って半畳、寝て一畳」という寸法そのまま、
畳の縁が個人と公的部分との仕分けになっていますね。
畳1畳は、布団を広げればちょうど一人分の空間。
布団を上げれば、居間として一人分には寸法が理にかなっている。
また、「行李」ひとつに身の回り品を詰めて出稼ぎに出てくるのですが、
その行李を収めるのにちょうど、窓下の収納空間が用意されている。
和室の広さと「押し入れ」という収納装置の大きさ寸法との対比で考えても
まことに合理的そのものの感覚であります。
この畳空間の手前側には土間があり、
そこを一またぎすると、大きな「広間」があり、
食事や語らいの場所として活用されている。
大きないろりがあって、暖房と食事の煮炊きに利用されていた。
こういった「出稼ぎ人」たちの空間体験って
その後の移住者であるわたしたち北海道人にも
ある意味で伝わっている部分があるのかも知れません。
北海道の現在の住宅では、ほぼ一体型の大空間指向が強い。
大きな吹き抜け空間や間仕切りの少なさという
「合理的空間感覚」は、暖房効率と合わせて考えるべき特徴かも知れません。
合理主義のマザーは日本だけれど、
その後の空間感覚は、北海道独自のもの、
っていうようにも言えるでしょうか。
いつも、こういう建物で感じていることです。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 7月 31st, 2010 by replanmin
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写真は、松島湾に面して建っている家。
画面中央の白い家なんですが、
複雑な湾入りの対岸側から撮影したものです。
昨年の夏に撮影に行ってきた住宅。
東北では不思議と、海に面した住宅を撮影する機会が少ない。
リアス式海岸の地域では
海辺に建てるのは、地盤強度の面から難しい、
というようなことも聞いたことがあります。
それと比較的に地震被害が多い地域であり、津波の心配から、
出来れば避けるというような事情があるのでしょうか。
しかし、自然環境と住まいという側面から考えると、
市街地では、窓を開けるにも
いろいろな配慮をしなければならないけれど、
少なくとも眺望の面では大きなメリットがある。
松島地域などは、仙台都市機能とのアクセスで考えれば
大きなメリットもありそう。
普段からそんな思いをしていたので、
この住宅は、新鮮な思いをしてみていました。
松島とか、気仙、塩竃といった地域は
狩猟採集の縄文時代から、人口集積の大きな地域だったようです。
暖流と寒流がぶつかる湾入りの多い、気候的に東北でも温暖な地域なので、
非常に有利な居住条件だったのでしょうね。
家の中にいると、そういう自然条件が手に取るように感じられます。
この家は、奥さんの実家がすぐそばに建っている
実家は漁師さんで、それこそスープの冷めない距離でも生活なのですね。
人間は、DNAに刷り込まれるように
生まれて暮らした地域や気候風土に愛着を抱くものなのでしょう。
ただし、現代では経済的な基盤は
会社勤務であって、この家はいわば生活するためだけのもの。
そんなことから、「生活感のない」
まるでホテルのような生活が実現しています。
こういう「生活感が感じられない」ということに
どうも現代人は大きな憧れを持っているのは事実でしょう。
長い年月、経済活動と暮らしというものが強く結びついてきた「伝統的な暮らし方」
に対して、会社勤めが標準的な暮らしになって、
住むと言うことが、比較的に自由度が高くなっている。
会社勤務を優先させれば、あちこちと転勤するのが当然の社会になった。
そんな時代の感覚表現の一種が
「生活感を感じない」という「価値観」といえるでしょう。
世界規模での資本主義大競争時代にあって、
その方向は拡大していくでしょうが、
住宅と地域的経済性との連関性の消失という側面はどんどん、進行していくでしょう。
さて、そういった価値観が
ずっと永続的になっていくのかどうか、
どうなっていくものでしょうか。
北のくらしデザインセンター
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北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 7月 30th, 2010 by replanmin
Filed under: 住宅取材&ウラ話 | No Comments »

札幌の街を特徴づけるものに
「市街化調整区域」の多さが上げられるのではないでしょうか。
市街化調整区域というのは、
都市計画法(第7条以下)により、都市計画で定められる都市計画区域における、
区域区分のひとつ。市街化区域と対をなす。
同法は、「市街化調整区域は、市街化を抑制すべき区域とする。」としている。
この区域では、開発行為は原則として抑制され、
都市施設の整備も原則として行われない。
つまり、新たに建築物を建てたり、増築することが出来ない地域となる。
体験的に、住宅取材経験から言うと、
そういった地域が、たとえば本州地域の都市とはまったく比較にならないほどに
たくさん残されている、という印象が強い。
全国の平均は10%程度が指定されているのに対して
札幌市では
平成22年(2010年)4月6日時点で
市街化区域 25,017ha
市街化調整区域 31,778ha
と発表されていて、
市の面積の56%ほどが市街化調整区域になっています。
他の都市とか、これから若干比較を試みてみたいと思いますが、
数字的にも、この割合はきわめて高いだろうと推測できます。
で、写真は、ある札幌市中央区内の住宅の裏庭風景です。
大体、札幌駅までの距離は5kmくらいではないかと思います。
写真画面に占める刈り込んだ緑の芝生が自己管理の敷地であり
そこから延長している山裾は
市街化調整区域ということになるわけです。
この借景は、たとえば東京では望んでも、決して叶えられない。
まぁ、皇居内くらいがかろうじて、でしょうが(笑)、
こういう環境は、どうやっても入手できないでしょうね。
しかし札幌では、全市域の56%がこういった地域なのであり、
意識的に探せば、利便性と自然環境の調和とが
一気に両立させることが可能です。
都市性と言うことでは、東京以北最大の都市環境であり、
商業施設や行政サービスの窓口などの面でも
首都圏とは比較にはならないまでも、
まず、一般的な暮らし方であれば、不足が生じることはありえない。
逆に、自然環境と言うことでは、
こういったロケーションの敷地に住みながら、
夏にはいちばん時間距離で近い海辺・銭函まで30分程度。
冬のアウトドア、スキー場にも10分程度でたどり着ける。
健康を維持して、体を使って楽しむには最適立地。
北海道で航空撮影写真を専門に撮り続けているカメラマンの方が
「北半球でも一番豊かな自然環境」と表したことがある
北海道の大自然とのアクセスが、きわめて容易なのですね。
家づくりでも、
他の地域とすごく違いがある、と感じるのは
こういう数字に裏付けられた違いの部分なのだなぁと
そう思えている次第です。
みなさん、札幌のまち暮らし、どう感じられますか?
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Posted on 7月 29th, 2010 by replanmin
Filed under: 「都市の快適」研究 | No Comments »