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駒ヶ岳

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きのうは札幌を出て青森までの出張。
青森までは列車を利用することが普通であります。

学生時代以来、
この函館本線はずいぶん利用させてもらっている。
で、函館に近づくと豊かな山容を見せてくれるのが駒ヶ岳。
わたしは、岩見沢市のとなりの栗沢で生まれ、
3歳から札幌で過ごしていたので
「大きな山」というのを見て育たなかった。
そういう人間にしてはじめて見初めた大きな山がこれでした。
日本列島を北上してきて、北海道に上陸してはじめにある
大きな噴火を感じさせる山容を持っているのがこの駒ヶ岳。
まぁわたしの場合は、
北海道を札幌から南下していって、
羊蹄山は千歳回りの列車からは見えないので
本格的な独立火山という山容をはじめて感じさせてくれた存在なのです。
駒ヶ岳は、上部が噴火で吹き飛んだ富士山型。
その男性的なフォルムで惹き付けられる。

人間の感覚というのは不思議なもので、
大きな山というのには不思議なパワーを感じる。
日本という国は、自然崇拝的な神道がベースにあると思うのですが、
それは、国土が火山列島であり、
大きな山というものが、民族の共通体験として大きかったのではないかと
そんな風に思っています。
春の穏やかな陽射しの中で
久しぶりの対面を楽しませてもらった次第です。

クッションフロア(CF)床の張り替えDIY〜2

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さて、上の写真がクッションフロア(以下CF)を剥がした後の様子。
被覆されているCFの下から、肉に似たコンクリート土間床が露出する。
てっきり平滑かと思っていたら、
筋状の凹凸が施されているように見えます。
なにやら、筋肉のスジを思わせるかのようですね。
CFはこの面に対して、接着材で固定されていたのでした。
カッターでの裁断は、はじめはなんとも頼りなく、
「これホントに切れているのかな」
という不安が先立ってくるものでした。
で、徐々に右手で切るのと同時に左手で「剥がす」ようにしたら、
施工の感覚が見えてくるようになりました。
頼りないプラスチック製の「物差し」を当ててやっていましたが、
「まっすぐに切る」というのは、予想以上に難しいことに気付きます。
金尺を買って使用した方がいいだろうと思いますが、
そこまでの準備はしていませんでした。
何度もラインがずれて、微妙にカーブしてしまう・・・。
力加減が難しいのと、下地のコンクリート面が平滑ではないことが
影響してくるのだろうと思われますね。
本当は最初にカットラインをきちんと直角を出して線描してから、
その線に沿ってカットすべきでした(反省)。
でもまぁ、素人DIY、なるようにしかならない、
覚悟を決めて前に行くしかない、という開き直りであります(笑)。

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で、カットし終えてから、
見てみると案の定、やはりきちんとした直角ではない、
不定形の四角形形状に切断面がなってしまっていた(汗)。
そこに購入してきたCFを当てて形状通りにカットしようとしたのですが、
これもまた難しいワケです。
1辺はなんとかまっすぐっぽいけれど、それに交わる次の辺は
微妙に角度がずれているので、
いったん大きめにカットしてから、細部は微調整をしていった。
接着は、施工性を考えて両面テープを使いました。
接着剤だと、扱い方が難しすぎるように思われ、
やり直しもラクそうだと思った次第。
大きさは大体1.2m×0.8mくらいの大きさなので、
テープはCF裏面にタテヨコそれぞれ4〜5本を張り巡らせました。
それを一気に、
後先考えず気合いで切断面にあわせ、すぐに押さえ込む。
で、不安だったのですが、
案ずるより産むが易し、ということでまぁまぁ、という感じであります。
しかし、よく見てみるとやはり切断面縁辺部は
ジグザグのラインで、隙間は大きかったりなかったり、という
ふぞろいのリンゴたち状態(笑)。
でもまぁそれも「手業の味わい」と強引に納得(笑)。

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できあがって椅子で、状況を確認。
床面としてのふるまいは問題は感じない。
まぁあきらかに色柄は違っているのだけれど、
この辺は、妥協してもらうしかない。
で、このあと、隙間をシール材で仕上げまして、完了致しました。
本日、出社してくるスタッフの評判やいかに、
っていうところですが、
わたしは本日早朝から出張であります。
帰ってくるのは早くても明後日の予定。
留守中、顰蹙を買うことになるのか、賞賛につつまれるのか、
不安いっぱいの旅立ちであります(笑)。

クッションフロア(CF)床の張り替えDIY〜1

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わが社事務所の床は、基本的にはクッションフロア(以下CF)にしています。
CFというのは素材は塩ビのようなもので、
防水性や耐久性に優れている、という特徴があって、
住宅ではよくトイレや洗面といった部位に使われています。
今回、その事務所のCFの一部が回転椅子による摩擦を
ほかの場所とは段違いレベルで繰り返しストレスを受け、
たわみ、穴あきなどの症状を呈しておりました。
こういった場合、CFのその部分を除去し、部分張り替えという補修が可能です。
補修を要する面積は、ほんの1㎡×2程度。
それで工事見積もりを頼んだら、8万円強の見積金額。
むむむ、まぁ、プロに頼めば工事としては確かにかかるのは、仕方ない。
でも、経費節減を考えてきて、これは容認できない。
ということで、わたしの趣味もあって、
日曜大工での補修に挑戦することにしたわけです。
ちなみに今回の関連支出総額は6000円ほどなので、
コストパフォーマンスは高い。
中小零細企業、どんなことでもやっていかなければならない。
でも、久しぶりの挑戦です、胸の鼓動がハンパない(笑)。
で、まずは材料の物色、購入。同時に工事アイデアの確認をかねて、
TOSTEM運営の「スーパービバホーム」へ。

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こちらのお店では、「生活館」というコーナーと「資材館」とに別れ、
資材館のほうは朝早く6時半からやっている。
まぁ大体はこっちだろうと目算して、8時過ぎに出かけた。
なんですが、CFは探しても見当たらず、店員さんに聞いたら、
「生活館」での取り扱いで、9時開店ということ。
でも、それまでの40分ほどで、必要な工具・備品を品定めできたので
たいへん有意義でした。
基本的な工事の仕方はインターネットで調べていたので
大型のカッターナイフ、万一CF張り替えでは対応できない場合を考えて
より簡便な合板90cm角×2も購入。
それらの接合手法としての接着材や、両面テープを購入。
ほどなく生活館がオープンして、目的のCFを発見購入。
やはり同じ色柄のものはないので、近似したヤツをかなり大きめに購入。
必要があれば、今後劣化した床補修に備える意味。
で、写真のようにロール状になるのですが、
ここで右側の棍棒のような機材から、梱包材として
薄いサランラップがくるくると巻き付けられる。
ちょっと驚かされた次第。
ふむふむ、いろいろ勉強になりますね(笑)。

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で、いよいよ、作業開始。
取り替える部位のCFをカッターナイフで切り剥がし作業。
素人仕事、それもはじめて挑戦なので、
段取りがよくわからない。
本当は正確な寸法取りが必要とは思いましたが、
金尺すらないし、たとえ正確に採寸できたとしても、
そのようにカットできるかも不明だったので、
成り行き任せで、切り取りました。
やってみると、定規を当てても、その通りにはなかなか直線カットの
力加減、コツがつかめない。
やりながら、すこしずつ感覚ができてくる、という
DIYの醍醐味そのままであります。
「そうか、これくらいなんだな」
と悟りをもとめる求道者のごとき心境になってくる(笑)。
なにか、一期一会の修行のような気分が立ち上ります(笑)・・・。
直線的に切り取りながら、CFを持ち上げたりして、
「切る」と「剥がす」を両方同時にやるのがコツのようですね。
で、ようやく写真のように、切り取ることができた!
左は、購入してきたCFです。

長くなるので、続きはあしたのブログで・・・。

江戸期の村社会

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陸前高田のことは今回の津波被害からの復興の状況を見つめ続けてきているけれど、
当然ながら、彼の地には独自の歴史が積み重なっている。
そんな展示会が東京であったので見学して来た。
そのなかに、「大庄屋・吉田家」のことが取り上げられていた。
古民家建物という興味もあるけれど、それとは別に
江戸時代という時代は、武家が確かに権力は握っていたけれど、
実際の経済運営は、庄屋層や都市の商人たちが担っていて、
そういった様子について大きな想像力を持っていないといけないと思う。
そんな様子をうかがい知る資料を見ることができた次第。
陸前高田の村は、江戸時代、伊達藩領だったけれど、
この地域の行政・財政の地方行政については、
この吉田家が、すべてを担っていたとされている。
その行財政の様子は、詳細な「定留」という記録文書に記載され続けてきている。
そのなかには、詳細な日々の行財政の様子が坦々とつづられている。
税として納められた詳細なものの記録など、
その背景としての気候風土条件などが匂い立ってくる。

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陸前高田は、震災にも残った松が有名になったけれど、
江戸期を通じて、地元民がこれらの松を防砂林として植え続けてきた。
今日に残る絵図面に、民家群を守るように描かれた松並木がある。
記載では、ある農業生産者が植え始めたと書かれているようです。
そういえば、はるか日本海側の庄内地方でも
日本一の富豪と言われた本間家が、永年、防砂林を整備したことで
豊かな米所として、庄内は名声を博していったということだし、
生産力向上を考えれば、だれもが思い至る事業なのだろうと思う。
そういった「防砂」を目的として植えられた植生が
やがて、地域のプライドにもなっていくあたり、
ひとの仕事というものの本質的な部分を感じさせてくれる。

新年度のスタート

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新年度を迎えて、さまざまな変化が訪れております。
当社ではこの4月から大卒の新社会人が2名、スタッフとして加入しました。
大きな会社であれば、「入社式」とかあって、
いろいろなイベントもやってモチベーションを高めるとかあるのでしょうが、
中小零細出版業としては、創業者であるわたしが会社を、
あるいは社会の中での会社の置かれた位置などの話をじっくりとする、
そんな機会を設けてみました。
で、本日は中小企業家同友会の「合同入社式」というのがあって、
そちらに参加してもらっています。
小さい会社に入ってくれたのですが、
社会の中で生き抜いていく、働くという意識を強く持って
自分の仕事に真正面から取り組んでいって貰いたいものだと思っています。
しかし、若い人のいちばんの仕事は、そこなのだろうとも思います。
自分が選び取った社会の中のひとつの領域に対して
「真正面から取り組んで」いくというフレッシュな姿勢を見せることなのではないかと。
会社や自分の体験をお話しながら、
わたし自身も、日頃とは少し違う、大きな視点からの見方で再構成している
そんな自分に気付きます。
それこそが、新しい可能性に気付くきっかけになると実感。

一方で、家族も大きな変化が訪れて、
息子は東京の方の大学に進学。
あわただしく決定し、引っ越しまで時間がない中で
ようやくきのう、入学式。
カミさんが出席して、当面の暮らしようも環境が整えられました。
まぁ何十年か前、わたし自身も同じような経験をしたワケで、
いろいろな思いも持つのですが、
子どもたちは子どもたちでそれぞれに歩んでいく道がある。
一方で、送り出した親の側も
大きく環境は変化せざるを得ないことに、いまになって気付く(笑)。
子どもたちという大きな存在が不在になった大きな家、という空間に
まずは慣れる必要がありますね。
それが空洞感になるのか、あるいはすぐに忘れていくものなのか、
2人のこどもを送り出して、はじめて味わう思いです。
さてとりあえずは、「仕事に真正面から取り組んで」いきたいですね。

<写真はほぼ無関係の江戸東京博物館の額絵>

明治初年東京の洋風住宅

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写真は「江戸東京博物館」に展示された住宅実例。
開国して以降、横浜を中心にして、欧米文化が流入してきたなかで、
いちはやくそうした西洋の「住文化」を取り入れて
日本の伝統的民家と折衷させたような住宅が建てられたという。
そこまでの流れは、北海道でも同様のことだったけれど、
しかし北海道に残る洋風住宅の残滓には、
はじめから徹底した洋風への傾倒があるのに比べて
見学した明治初年の東京の住宅には、やや違いを感じました。
ごらんのように、古材のような梁がわたっていて、
和風民家のたたずまいに、洋風の造作が追加されたような味わい。
で、手前側の、たぶん縁側を改造して室内に取り込んだ部分には
ロッキングチェアのような椅子が配置されていて
ひだまりを楽しむような空間装置になっている。
やはりこういった温暖な地域での住宅デザインのありように
同じ洋風建築とは言っても、北海道の建物との違いを感じる次第。

北海道に残る木造建築、たとえば豊平館や時計台などでは
寒冷地建築として、窓が小さかったり、
サンルーム的な空間装置などはお目にかかったためしがない。
この時代、欧米でも寒地住宅の技術は確立していたわけではなく
まずは暖房器としての暖炉やストーブ、
そしてデザインとしては窓がきわめてささやかな開口に止まったり
というような段階にあったのでしょう。
世界の寒冷地域でも時間の差は多少あったにせよ、
北海道の住宅がどんどん性能向上していったのと、ほぼ同時並行的に
進行していったのだなと思われるところ。
北米での「パッシブハウス」の状況を、在住の日本人建築家に聞いたところ、
アメリカでも、カナダ以外では日本の状況と50歩100歩だということ。
とくに、アメリカにはハワイ・フロリダのような蒸暑地域から
カナダに隣接する地域など寒冷地域まで包含していて
住宅スペックの状況はそうドラスティックではない。
そんな風に考えていくと
北海道が、地域全体としてQ値1.6レベルの住宅を
既存住宅を含めて半数以上が達成しているというのは、
かなり特異的なことがらであるのかも知れないと思います。

しかし、この写真のような住宅デザインのありようには
現代のわたしたちの感受性に通じるものもあって、
日本人の文化咀嚼力のたくましさも感じさせられるところ。
しばし、足を止めて見入っていた次第です。

ケタ違いの中国権力腐敗

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中国共産党一党独裁体制と、資本主義的経済発展というふたつが
同時に存在していったとき、どんなことが起こるのか、
いま、まさにその局面が大きくクローズアップされてきている。
周永康という中国共産党高官一派の汚職事件が表に出ようとしている。
総額が1兆円を超えているというのだから、まさにケタ違い。
かつて田中角栄が5億円で権力からたたき落とされ、
1億円で総理大臣を投げ出した細川もいて、さらに
いま、渡辺某が8億円で司法から断罪されようとしているけれど、
彼我の乖離に驚愕する。

伝統的「儒教社会」とは、血縁社会の中でだれかひとり成功者が出たら
血族全部がその恩恵を享受する「べきである」という社会。
清国までの皇帝独裁国家だった中国では、まさにアジア的なこの儒教価値観が
世を覆い、皇帝が共産党に変わっても独裁であることには変化がない。
だとすれば、中国では権力の腐敗は当たり前であって、
いまわたしたちが目にしている幹部による1兆円を越す賄賂などは
ほんの氷山の一角にしか過ぎないことは明白なのだ。
欧米列強による帝国主義の時代に、
東アジア世界が植民支配されてしまった最大の原因は、この儒教なのだと思う。
儒教世界では、倫理が限りなく下落せざるを得ない。
法治ではなく、人治であることが、こうした社会の停滞の根源だったのだ。
欧米社会が、血を流して手に入れた人治から法治への転換が
その後の「民主主義」の根源にあって、
「公正」が実現したことで社会経済発展が可能になったのが現代社会なのだ。
そのことが、中国韓国朝鮮の東アジアでは、十分に浸透していない。
中国の危険な人権状況やこうした腐敗状況には目を覆って、
国家戦略として戦時の性の問題を持ち出して日本追い落としのために
「人権」を語っているなどは、確かに語るに落ちるというべきだ。
この点に論究したきのう公表の産経掲載の意見は貴重だと思う。

日本も確かにこの点では、敗戦という現実を経て
戦勝国アメリカの占領政策によって民主主義が出来上がったとは言えるけれど
しかし、鎌倉幕府以来の「封建」という自治形態が存在し、
それをベースにした風通しのいい合理的な社会が日本ではすでに実現していた。
江戸期における社会実態は、欧米的な社会経済発展を
すぐにでも受容可能な社会が実現していたことをさまざまに証し立てている。
この合理精神が、「脱亜入欧」という日本の明治以来のベースにある。
日本は、いまふたたび開示されようとしている中国の儒教的腐敗が
いやでいやで、たまらなかったのだ。
そうであるのに「事大主義」を押しつけてくる姿勢が大嫌いなのだ。
そう、現在の従軍慰安婦問題は、中韓による「事大主義」的な
いいがかりである、という気分が日本社会では強くなっていると思う。

しかし中国は、
このパンドラの箱を開けることになりそうなのだが、
このことが、中国の民主化に繋がっていくのかどうか、
固唾をのんで見守っていかなければならないと思う次第です。

年度末の列島移動風景

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さて、先週末はずっと首都圏におりまして
新生活の家族のさまざまな環境整備をおこなっておりました。
で、無謀にもフェリーで札幌ー首都圏を往復したので、
復路で、疲労感はMAXになりました(泣)。
首都圏では「圏央道」の整備がなかなか進んでおりませんね。
どうしても地価の高い首都圏西部地域の用地買収が困難なのでしょうか。
なので、神奈川から東北道を北上したい場合でも
いったんはどうしても首都高速を走らねばならない。
ところが、首都高速内でいったん事故が発生したら、
こういう交通体系は瞬時に破綻する。
ちょうどそんな道行きになって、川口ジャンクション寸前の加賀ー入谷間で
こういう事態に遭遇。
事故でクルマが炎上したようでけたたましくサイレンを鳴らした消防車。
やむなく2つ前のインターで下りて逃げ道を探すが、
はじめて走るような場所なので、見当がつかない。
渋滞に追尾していても、情報がない不安感が襲ってくる。
ノロノロ運転を慰めるかのように、ことしのサクラ初見物(笑)。
なんですが、こりゃ困った、どうしよう、であります。
その上、ガソリンがだんだん心細くなったので、いったん渋滞を離脱して
ガソリン補給、トイレタイム。
ちょうど、高架上で消防活動中の地点近くのGSで補給し、
道を確認して再度渋滞に追尾したら、ほどなく入谷インターで
高速に復帰して、すぐに川口ジャンクションから東北道へ。
やれやれでありました・・・。

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予定が見えなかったので、
フェリーは、大洗からの便が満席になってしまって
やむなく、苫小牧までは仙台からしか乗船できなくなっていた。
土曜日の、復路総走行距離はそういうわけで
ほかにも別件があった関係で、なんと580km超という殺人的距離。
どうも年度末ー年度初めの時期って
特異日のようにフェリーが大賑わいになるようなのですね。
引っ越しも兼ねて、家族がクルマで移動するというのが増えるのでしょう。
やっと仙台港から出港できた次第であります。
でも、長距離ドライブの疲れを日帰り温泉でいやして
再度ハンドルを握ったら、国道4号線バイパスがここでも大渋滞(笑)。
ヒヤヒヤ、なんとか滑り込みセーフであります。

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で、昨日日中ようやく札幌のわが家に帰還したら、
岩盤のようだった玄関前の氷状の積雪がほとんどなくなっている。
東京はサクラの開花ですが、こっちは雪解けであります。
さっそく家の前に残った雪の処理、雪割りも徹底的にして、
春よ来い、早く来いと、北国人はがんばりたいと思います。

前真之東大准教授 「いごこちの科学」

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きのうReplan北海道版の新発売告知をしましたが、
書き忘れていましたので、追記です。
今号から、表題のように気鋭の住宅技術研究者である
東大准教授の前真之先生に「いごこちの科学」と題した連載記事をお願いしています。
Replan誌はもちろん一般読者向けの住宅雑誌ではありますが
北海道や東北といった寒冷地では読者にも
基本知識として、いごこち、住宅性能についての理解と興味があります。
そしてこのことは、知ることで豊かな住生活が可能になる、
ひとが幸せになる、大きな手段だと思っています。
そういった信条から、一般向け住宅雑誌ではありますが、
信念を持って住宅性能的な記事を載せています。
住宅デザインについては、東京で出版されている住宅雑誌は
それこそたくさんの情報が発信されていますが、
このような「住宅性能」についての基本情報はあまり見掛けられません。
それはひとつの見識であって、否定はしませんが、
わたしどもとしては、それだけで本当に人の暮らしは幸せになるのだろうかと
そんな風に考えている、という次第であります。

これまでもさまざまな住宅研究者の方の発表を掲載してきました。
で、今回から、寒冷地住宅雑誌ですが
あえて、東大の研究者である前真之先生に執筆を依頼して
快諾していただいたのです。
先生は東大を卒業されたあと、建築研究所勤務を経て
29歳の若さで東大准教授になったという経歴。
住宅研究領域の次世代を代表する存在と言えるでしょう。
現代の住宅にはさまざまな「住宅設備」というものが欠かせません。
わたしたち北海道東北の立場からすると
まずは基本的に「断熱技術の進展」があって、そのうえでさらに
家の中の「快適性」を考えていくと、設備のふるまいが次の大きなテーマになる。
先生と出会ったのは、建築研究所がまとめた
「準寒冷地版自立循環型住宅」テキストの説明会でのこと。
その際、とくに住宅設備関係の部分の主要スタッフとして
説明役を務められていたことで注目させていただいてからです。
ご存知のように、北海道では高断熱高気密住宅の普及が進んできて
全体としての住宅性能として考えたときには
地球上でも有数の先進地域になっているのだと思います。
北欧や北米カナダと比肩しうるほどに平均レベルの住宅の性能が高く
そのことをユーザーも理解しているし、
大変分厚く設計者・技術者が存在しているという意味でも先進性があると思います。
しかし、住宅設備についてはその多くの開発部門が東京以南に拠点があり、
さらなる進化を期待すれば、そうした地域でのイデオローグの存在が不可欠。
そのような意味から先生に、このような企画趣旨で連載記事をお願いしたのです。
先生は、一昨年以来、頻繁に北海道の先進的な研究者やビルダーと
深い接触をされてきていて、
断熱と言うことの真価をしっかり体感されています。
先日の東京での「エネマネ」では東大の住宅がダントツの省エネぶりを達成しましたが
その背景には断熱技術がしっかり実現されていたという点があります。
いま北海道で普通に達成されているQ値1.3レベルの駆体を建てて
そのうえで最先端の住宅設備を探求されている。
他の展示住宅の半分以下のエネルギーに納まっているのも
むべなるかな、であります。

今号からの新連載「いごこちの科学」にご注目ください。
寒冷地以外のみなさんも、Replanホームページから通販で購入できますので
ぜひお読みいただければ幸いです。
目からウロコが落ちる、「いごこちの科学」であります(笑)。

Replan北海道vol.104 発売!

vol104cover

【特集】水まわりの工夫。キッチン・ユーティリティ・バスルーム
どんな暮らしがしたいのか、どんな空間で過ごしたいのか。
住まい手の希望と個性を反映した住まいだからこそ、
水まわりにもさまざまな工夫が凝らされています。

○空間に広がりを与える水まわり
○毎日を楽しむための水まわり
○心地よさを生み出す水まわり
○主役を生かすための水まわり

「食」が暮らしの中心という設計者が、
とことんこだわってリフォームした自邸のキッチンも大解剖!
そのアイデアの数々を公開します!

Contents

●巻頭特集/ 水まわりの工夫。 キッチン・ユーティリティ・バスルーム
○空間に溶け込む/タカトタマガミデザイン
○暮らしの拠り所/新岡康建築設計事務所
○デザインと機能を満たす/ARCHI-K
○設備を厳選/設計島建築事務所

●新連載 いごこちの科学〈東京大学準教授・前 真之〉
●リフォーム特集
●New Building Report 〈新築実例集〉
●連載・ STORY OF ARCHITECTURE
●第13回きらりと光る北の建築賞・受賞作品紹介
●北の建築家
 「ウチ庭がつなぐ暮らし」 堀尾 浩
 「居の階段」 五十嵐 淳