本文へジャンプ

ケタ違いの中国権力腐敗

1624

中国共産党一党独裁体制と、資本主義的経済発展というふたつが
同時に存在していったとき、どんなことが起こるのか、
いま、まさにその局面が大きくクローズアップされてきている。
周永康という中国共産党高官一派の汚職事件が表に出ようとしている。
総額が1兆円を超えているというのだから、まさにケタ違い。
かつて田中角栄が5億円で権力からたたき落とされ、
1億円で総理大臣を投げ出した細川もいて、さらに
いま、渡辺某が8億円で司法から断罪されようとしているけれど、
彼我の乖離に驚愕する。

伝統的「儒教社会」とは、血縁社会の中でだれかひとり成功者が出たら
血族全部がその恩恵を享受する「べきである」という社会。
清国までの皇帝独裁国家だった中国では、まさにアジア的なこの儒教価値観が
世を覆い、皇帝が共産党に変わっても独裁であることには変化がない。
だとすれば、中国では権力の腐敗は当たり前であって、
いまわたしたちが目にしている幹部による1兆円を越す賄賂などは
ほんの氷山の一角にしか過ぎないことは明白なのだ。
欧米列強による帝国主義の時代に、
東アジア世界が植民支配されてしまった最大の原因は、この儒教なのだと思う。
儒教世界では、倫理が限りなく下落せざるを得ない。
法治ではなく、人治であることが、こうした社会の停滞の根源だったのだ。
欧米社会が、血を流して手に入れた人治から法治への転換が
その後の「民主主義」の根源にあって、
「公正」が実現したことで社会経済発展が可能になったのが現代社会なのだ。
そのことが、中国韓国朝鮮の東アジアでは、十分に浸透していない。
中国の危険な人権状況やこうした腐敗状況には目を覆って、
国家戦略として戦時の性の問題を持ち出して日本追い落としのために
「人権」を語っているなどは、確かに語るに落ちるというべきだ。
この点に論究したきのう公表の産経掲載の意見は貴重だと思う。

日本も確かにこの点では、敗戦という現実を経て
戦勝国アメリカの占領政策によって民主主義が出来上がったとは言えるけれど
しかし、鎌倉幕府以来の「封建」という自治形態が存在し、
それをベースにした風通しのいい合理的な社会が日本ではすでに実現していた。
江戸期における社会実態は、欧米的な社会経済発展を
すぐにでも受容可能な社会が実現していたことをさまざまに証し立てている。
この合理精神が、「脱亜入欧」という日本の明治以来のベースにある。
日本は、いまふたたび開示されようとしている中国の儒教的腐敗が
いやでいやで、たまらなかったのだ。
そうであるのに「事大主義」を押しつけてくる姿勢が大嫌いなのだ。
そう、現在の従軍慰安婦問題は、中韓による「事大主義」的な
いいがかりである、という気分が日本社会では強くなっていると思う。

しかし中国は、
このパンドラの箱を開けることになりそうなのだが、
このことが、中国の民主化に繋がっていくのかどうか、
固唾をのんで見守っていかなければならないと思う次第です。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.