本文へジャンプ

「プレジデント Family」から取材

7192.jpg
出版関係の仕事をしていながら、
やっぱり北海道東北というローカルでやっているので、
いろいろ情報にうとい部分もあります。
先日、「プレジデント Family」という雑誌の取材を受けたのですが、
それまでまったく誌名を知らなかったし、いわんや
どんなジャンルの雑誌なのかも知りませんでした。
案外とそんなものでして、なかなか領域外のことへの興味は持ちにくい。
なんですが、まぁ、「プレジデント Family」なので、
「プレジデント 」が、新しい雑誌を出しているのだと言うことはわかる。
で、Famiiyというコンセプトがよくわからない。
で、住宅関係のことで取材を受けたのですが、
そのときに逆に取材して、色々情報収集した次第です。
いまどき、わざわざ、東京から札幌へ交通費もかけて取材に来ると言うことは
そこそこビジネス的にもいい線、行っているのかなぁ、と。
そのあたり、興味一杯だったんです。
で、聞いてみて、その雑誌テーマに驚かされることばかり。
まぁ、ようするに子育てをメインテーマとした雑誌なんですが、
その内容が、プレジデント社らしく徹底的にお金にこだわった内容。
最初は経済誌プレジデントの別冊特集で発行されたそうですが、
一流有名大学にはいくらお金をかけて、どういう塾や学校に入れたらいいか、
というような徹底的な現世利益、
直接的に高学歴というものを、わが子に付けさせるにはどうしたらいいか
そういうテーマ、満載で発行したのだそうですね。
そうしたら、二子多摩川の紀伊国屋さんでの販売が、
なんと、1日に800冊売れたと言うことなんだそう。
まぁ、なんとも現代の心理状況を克明に物語っている雑誌だと思い知りました。
子育て、ということから想像する人格の涵養とか、
「豊かな人間性教育」などというお伽噺ではない、
まさに少子化時代の「勝ち組」指向を全面開花させているんですね。
まぁさすがに現在は、もうすこし、おとなしい
「子育て」に編集方針を持ってきているようではあるのですが、
受験シーズンになってくると、有名私立校、
って、小学校や中学校までを中心に学校の実名満載。
効率よく教育費を使って、どうするこうするみたいな記事オンパレード。
そういう意味では、首都圏地域の地域専門誌といえなくもないですね。
だから、札幌なんかにいると、そういう情報に接しにくいのかもしれない。
でも、多くの親はこういう情報を得ようと血まなこなんですね。
いやはや、わが身の無知ぶりを思い知らされたような次第です。
時代はどんどん変わっていっていますね。
いまや、こどもたちはこういう時代の中で生きているのですね。
ちょっと、浦島太郎のような気持ちになってしまいました。うーむ。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.