本文へジャンプ

スノーブラシ

わたし、小学校入りたての昔から、
カラダでの動作のことを、文字情報あるいは話し言葉で受け取ることが苦手です。
古くは、「スキップ」というものが出来なかった(笑)。
小学校1年くらいの時に、先生から「こうやるんだ」と聞かされて
全然理解できないまま、同級生はみんな出来るようになるのに、
わたしだけは理解が遅れて、そのことがトラウマのようになった記憶がある(笑)。
「にぶいなぁ、お前」みたいな叱咤が、頭のなかに渦巻くようになって
もう、前後不覚なほどにカラダが硬直してしまうのですね。
動作を言葉で理解する、というようなことって、
右脳に、必死に左脳が働きかけるようなことで、
真ん中の古い動物的本能としては、状況が理解できないのではないか。
まぁ、結局は出来るようになったのだけれど、
今度は、そのいかにも媚びたような動作が、男子としてのプライドから
どうしても受け入れがたく、ほとんど赤面しながら仕方なくやっていた(笑)。
そのトラウマは、小学校の3年生くらいまで継続して襲ってきていた。
まぁたぶん、早生まれによる体技未熟児童というようなことだったのだろうけれど、
カラダを動かすということへの恐怖感のようなものは植えついた気がする。

で、なんでこんな話なのかというと(笑)
最近のスノーブラシの扱い方がイマイチ、うまくいかなかったのです。
スノーブラシ、っていっても関東以南の人は実感がないかなぁ。
クルマに雪がとりついて、それが氷状になったりもしてしまうので、
それを払う、あるいは掻き落とす道具が必要なのですね。
<あ〜、こういう基本的動作説明は難しい(笑)>
このスノーブラシ、最近は、真ん中にスポンジ状の取っ手がついているのが多く、
それとともに、長く伸ばせるタイプが多く売れているようです。
伸び縮みしないタイプに替わって、こちらが主流のようなんです。
で、この「伸び縮み」させるやり方が、どうにも理解出来なかったのです。
商品説明の類を読んでも、先述のように言葉では理解しにくい。
なので、適当に動かしてみることになる。
真ん中のスポンジがなかなか曲者で、これを回したくなるのです。
なにせ、その周囲には、「ゆるめる・しめる」というような矢印も印字されているのです。
ところがそこを一生懸命回しても、ラチがあかない。
昨年には、この段階で諦めて、伸び縮みさせること自体を諦めていた。
というのは、無理矢理動かしてみたら、壊れてしまったのです(笑)。
事情を説明したら、交換してくれましたが、
しかしその段階でも、使い方の説明がイマイチ、理解出来なかった。
まぁ、忙しくて心に余裕がなかったのでしょうね。
で、ことし、再挑戦で購入したのです。
とりあえず、壊さないように普段から使っているという社内の若いスタッフに相談。
かれに使い方を教えてもらおうとしたのです。
そうしたら、いきなりスポンジ状の取っ手を回し始めた。
そのあげく、また壊してしまった!
おいおい、であります。
毎日のように使っている人でも間違えてやってしまったのですね。
仕方なく、ふたたびお店に行って、事情を説明したらまた交換してくれて、
今度はきっちりと商品説明してくれた。
回すところが違うんですね。
写真で言うと、右手で持っている方を支点にして左手側の先端のブラシ部分を
回せる方向に回すのですね。
そうすると伸び縮みができるようになる。
それで適当な長さにして、「しめる」方向に回して固定させる。
スポンジ状の取っ手近くの「ゆるめる・しめる」の文字は
このブラシ部分の操作のための方向指示であって、
スポンジ状の取っ手の動作方向指示ではないのであります。ふ〜〜む。

ついに2年越しの問題が解決して
脳味噌の働きが、かなり最近活発化してきております。
早生まれが、ようやく世間に追いついてきているような爽快感ですね(笑)。

Comments are closed.