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弘前食事処「會」「もっぱら庵」

弘前にはいい食文化を感じさせる店がたいへん多い。
そばにも名店がたくさんあるのでしょうが、
わたしとしては、この「會」〜かい〜の特製そばが大好きであります。
具たくさんで、いろいろな食味が味わえて
しっかりとしたそばがすべてを受け止めて爽やかな食感に至る。
海老の天ぷらはそばとの相性バツグンの日本食の王道。
鰹節は、汁を吸ってとろみを演出してくれる。
意外にいいのが、かいわれ。
そこそこの辛みとシャキシャキした歯ごたえが
めんつゆとそばとの付け合わせにいい味を出している。
はじめて来たのはもう7〜8年前だと思うのですが、
それ以来、ときどき弘前に来たら来ています。
今回は昼前に11時半ころに行ったのですが、
はやくもメイン駐車場は満杯で、サブも満杯。
やや離れている契約駐車場にクルマを止めてようやく入店できました。
土曜日だったので、店内は地元のみなさんの家族連れで満席。
すごい繁盛店になっておりました。

弘前では、もう一軒、今回面白い店を発見。
弘前城近くの「もっぱら庵」という店。
ホテル近くで「おいしいそば屋」さんを聞いて出掛けたのですが、
その店はお休み。
やむなく新規開拓していて、ふとたたずまいが気になった店がこれ。
「食事処」としか書かれていないので、
まぁ雰囲気的に和食系だろうと判断して入ってみました。
店内はカウンター席が7〜8席でしょうか。
忙しそうだけれど、マジメそうで面白そうな店主さんと話して、
勧められるままに、お任せの食事を頼みました。
2000円のセットと言うことなのですが、
これがなかなかにいい。
前菜が、横長の皿に5〜6品盛りつけられていて
そのどれもが、こだわっている食材と味付け。
で、いろいろと碗が出たり、皿が出たりして、
メーンにはたしか大豆から作ったというそばが出されました。
これがなかなか腰がいい風合いで、透明感のある味。
それで満腹していたら、
さらにそのうえ、シャケの入ったおにぎりに煎茶を掛けたお茶漬け。
どうもこれがウリのようで、こたえられない食感でした。
話していたら、翌日茶会の料理仕出しを依頼されているとか。
散策していたら、案の定、著名な茶室でご主人を再発見。
どうもご縁ができたように感じられました。
なかなかオススメのお店だと思います。

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