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甥の送ってくれたトマト

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真っ赤に実った完熟トマト、おいしくたべています。
よくみると3種類。楕円形のやわらかい味のもの、小粒で酸味の強いもの、大型でまるい中庸のもの。
同じトマトでもいろいろな個性があって、たのしくなる。
これ、6歳上の兄の長男が送ってくれたもの。かれは札幌の大学を去年卒業して、農業を志していまはある農業法人で働いている。3年か5年か、勤めると農業で独立できる道があるのだと聞いた。
日本の社会は戦後一貫して、高度工業化社会を社会のモデルとしてきた。
そのために労働力として地方から大都市圏にかれら若者を吸収してきた。都市の過密と地方の過疎は、戦後のこの基本政策が成功的に貫徹されてきた結果だといえる。
住宅政策でいえば、こうした都市に集中する(させる)人口に対して与える夢として「持ち家」幻想が最大限利用されてきたと言える。そしてそれが発想の根本で「規格大量生産型」の日本独自な「ハウスメーカー」という存在を生み出してもきたのだろう。
日本の歴史の中で、農業をほとんど顧みることがなかった希有な時代だったのだ。個人としての成功とは、都市の中での成功の中にあると、われわれ年代は刷り込まれてきたと思う。
以前デンマークに行ったとき、あの国では農家になるということが大変なステータスで、有能な人間でなければ農業経営者にはなれないシステムだと聞いた。
日本の社会がこれからの時代、どういう方向に進んでいくのか、神ならぬ身が知るよしもない。
でも、現状の社会システムの中でそれでも農業をやってみたいという若者がいることは、まだ未来に、なんかおもしろみを感じることが出来るんじゃないかと感じます。
口の中に、甘み・酸味ないまぜになった、なつかしいトマトの味が広がった。

3 Responses to “甥の送ってくれたトマト”

  1.  会社の夏休みも終わり、後半の戦いが始まりました。
    以前に依頼してた住宅情報誌「リプラン」到着しました。ありがとうございます。じっくり見て読んで、勉強させてもらいます。
     ところで、テーマは「住」から「食」へ。編集長は話題が豊富ですね。今後「衣」も取り上げてもらうと「生活」情報、満載・連載ですね。

  2. きょうから仕事ですか、お疲れさまです。
    投稿ありがとうございます。だんだんくだけた内容にしていくつもりですが、ただの日記になってもしょうもないし、ブログはさじ加減が難しいですね。いまのところ壁の花のひとが多いですけど・・。 でもがんばりますよ、けっこうアクセスは多いようですからね。(5日間で500程度)

  3. すごい!
    500÷5=100。一日に百件とは驚きです。
    仕事は17日からでしたが、二日間会議でその準備や報告資料作成に追われ、やあっと今日になって、PCのネットを見て、ブログのカキコミの余裕が出来たわけです。
    リプランにもざっと目を通す事が出来ました。感謝。

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