本文へジャンプ

ダルビッシュくん次のステージへ

ついにレンジャーズとの契約、決まりましたね。
契約についての駆け引きがいろいろあって
場合によっては急転、日本ハムとの再契約もあるのかと思っていましたが、
どうやら、かれ自身、次のステージへの思いが強かったものと思います。

レンジャーズにはライアンという、伝説的な大リーグの投手が
球団社長でいて、先日行ったときには会ったりもしているようです。
そのライアンさんの言葉がメディアに露出していますが、
非常にダルビッシュのメンタル面のことを好感を持って伝えてくれている。
向上心を強く持った、恵まれた素質に満ちた若者として
ライアンさんは評価してくれていると感じています。
そしてたぶん、ダルビッシュも
そういうライアンさんにリスペクトを持っているのだろうと思います。
野球は人間がやっているのですから、
そういう精神面の強い支えが非常に大きい。
素質と努力が基本的に不可欠でしょうが、最後はメンタルがどうであるかが、
超一流のアスリートにも非常に重要なのだろうと思います。
ダルビッシュは、プロに入ってすぐに、喫煙しながらパチンコ屋さんにいるところを
写真週刊誌に掲載されて、そのときの高田GMをはじめとした周囲の大人たちが
かれを守っていたことがありました。
謹慎させて寮に缶詰めにして、社会人としての教育に取り組んでくれたのですね。
そのときの寮長さんが急死したとき、
「恩人」として、ダルビッシュは悲しみの談話を語ったりしていた。
あの経験は、その後のダルビッシュにとって、
非常に大きな経験だったのではないかと思いました。
その後は、本来持っていた才能と素質をドンドン開花させていったのですが、
精神的に実にまっすぐな部分を持っていると感じ続けていました。
まぁ、女性に対してもまっすぐなんでしょうが(笑)。
その女性での痛い経験も整理が付いて
2人の子どもに対する責任関係も決着したようで、
次のステージにきれいに飛躍できることになりました。
いろいろあったのでしょうけれど、
この時点での決着には、若いふたりの間の善意の部分も感じ取れるのではないでしょうか?
プロのアスリートとしての、長嶋、王、イチローなどのビッグスターのレベルに
これからのかれは挑戦していくことになりますね。
恵まれたかれの資質と、向上心を持ってすれば、必ず瞠目させられるような
そういう活躍が出来ると信じています。
まだ25歳という若さが、無限の可能性を感じさせてくれます。

というところなんですが、
さて、戦力として超巨大だったダルビッシュ抜きで、
わが北海道日本ハムファイターズは、ここから戦いを始めなければなりません。
40億円近い置き土産をかれはわがチームに置いていってくれたのですが、
しかし、かれへのドラフト戦略から育成、成長までを見てみればわかるとおり、
あくまでも、外部からの既成戦力の力を借りると言うよりも
自分で育て上げた戦力で、その底上げでこの困難にも立ち向かって欲しいと思います。
世界球界屈指の選手を育てた自信を持って
若い戦力が大きく伸びていって欲しいと念願しています。
でもなぁ・・・、
毎年期待している吉川君など、若いピッチャーがイマイチ、出てこない。
でも、これも若い栗山監督、
そういう意味では前を向いて行くしかないので、
積極的に、実戦の中で若い投手をどうやって育て上げていくか、
また別の興味も深く湧いて参ります。
けっして素質や能力は劣っているものではない。
ダルビッシュに続く若者が彗星のように出てくれることを期待したいです。
がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!

Comments are closed.