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【永き日中関係史と「新型肺炎」】


中国現代は共産党が支配する独裁体制国家ではあるけれど、
しかし民の歴史は、日中ではるかな歴史年代にわたって続いてきた。
中華思想という他国にはやっかいで理不尽な思想を持ち続ける
国ではあるけれど、卑弥呼の時代から国際関係はながく続いている。
政権は今後も変動していくだろうけれど、
東アジア世界でのパートナーとして相互関係は継続するだろう。
われわれ日本人としては、国家関係と民の関係は分けて
民同士の関係は永続性を志向すべきだと思う。

きょうのニュースで上のイラスト写真が紹介されていた。
中国国内のSNSで拡散されているものだそうで、
中国人が受け止めている、世界各国の現在の関係を表現したもの。
ベッドで寝込んでいるのは中国の人々であり、
壁を隔て窓外から世界中の国々が奇異の視線を向けているなか、
ひとり日本だけが同じ病室で見守っているという構図になっている。
こういうものもまた一種のプロパガンダではある可能性が高い。
中国国家権力は日本人のメンタルの甘さを突いて利用し尽くす底意を持つ。
けれど、仮にそうであるにしても、
なにがかれらの心理をしてこういう表現に至らせているのか、
よく考えておくことはムダではないだろう。
まだよくわからない動き、あるいは「キャンペーン」だと思う。
日本の今回の対中対応が特別に「友好的」なものだったとは
日本人としてはあまり感じられない。
ある意味、生ぬるく危機管理として問題だと思う部分はあるけれど、
現在の政権としては、ごく常識的な対応をしてきていると思う。
たしかにマスクを緊急支援として送ったり、
全的な入国制限といった対応はせず、冷静な対応であるとはいえる。
即座に全的な入国管理を実行したアメリカ・ロシアなどと比べれば、
中国側メンタルとして友好的と感じられたのかも知れない。
ただ、天安門事件以降の中国の国際的孤立状況の中で、
世界に先駆けて手を差し伸べた日本に対してそれを利用しきって、
そうであるのに、直後から反日プロパガンダを盛大に仕掛けたのも
中国共産党独裁体制だったことを、決して忘れてはならない。

きのう書いたWHOの新型肺炎への「COVID-19」命名だけれど、
本日Yahooトップページにズラリと並んだコロナウィルス災害の通称名は
今朝の段階でおしなべて「新型肺炎」となっていた。
英語やアルファベッド圏ではどう表現されているのかわからないけれど、
少なくとも漢字文化圏では「COVID-19」は馴染みにくい。
世界のこうした「常識」がやがてWHOの腐敗した現状を暴き出すことを
期待していきたいと思います。

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