本文へジャンプ

【WHO 新型肺炎を「COVID―19」中国忖度命名】

本日の話題は、いまや世界中がその蔓延に恐怖する新型コロナウィルス肺炎。
中国国内ですら知識人たちが「言論の自由」の声を上げ始めている。
中国知識人、肺炎情報統制で声明 「言論封殺による人災」
【北京共同】中国の著名学者ら少なくとも50人以上が11日までに、当局が
新型肺炎に関する情報を統制したことで感染拡大につながったとして、
言論の自由を保障するよう中国政府に求める連名の声明を出した。
新型コロナウイルスのまん延は
「言論の自由の封殺によって引き起こされた人災だ」と非難している。
声明は、肺炎の存在にいち早く警鐘を鳴らして当局に摘発された男性医師、
李文亮さんが新型肺炎で7日に死去したことを受けインターネット上に公開された。
北京大の憲法学者、張千帆教授らが署名。
「人民の知る権利が奪われた結果、数万人が肺炎に感染し、
死者は千人に上った」と指摘した。 2020.2.11 17時54分〜
初期の中国国内対応に於いて決定的な言論封殺があって
新型コロナウィルス肺炎の拡散危険性を訴えた医師・李文亮さんを迫害し、
その後、医師は自ら罹患して死に至った。
その死の情報が拡散されることで、今回の新型コロナウィルス肺炎での
「共産党独裁」体制そのものへの批判が中国国内でも勃発した。
こうした情報が公開されていること自体、希望的で奇跡的といえる。
独裁体制が進めてきたIT利用の言論統制社会そのものが批判されつつある。
民のいのちを守るという権力正統性の最深の根拠が揺らいでいる。

そういう中国国内での「民主運動」の状況の中、
迷走し続ける「国際機関」WHOがふたたび「明快な」決定を下した。
今回の新型コロナウィルス肺炎に対しての命名は「COVID―19」。
これまで「スペイン風邪」など、わかりやすく発祥地由来の命名が
ふつうに付けられていたのに、今回はあきらかに中国の地名を避けた。
その姿勢は明快な中国忖度スタンスですと公言したように思われる。
わたしは英語ネイティブではなく「COVID」というコトバには感覚を持てない。
だいたい、なんと読み下せばいいのかもわからない。
辛うじて「コロナ」をCOから連想できるくらいだろうか。
たぶんコビット19と読み下す名が「WHO様」の命令で付けられたということ。
たしかに「武漢肺炎」などという名称が付けられれば、中国国内で
民衆からの権力への怨嗟をさらに掻き立てるということはあるのでしょう。
共産党独裁側にとって確かにそれは最大の恐怖だろう。
民主選挙制度を極端に怖れ「AKB総選挙」の情報すら必死に抑え込む権力。
しかし、人類社会全体にとって今回のWHOの驚くべき実態に象徴される
中国マネーによる国際機関汚染こそがもっと怖ろしい。
トランプ政権による中国叩きは、まさに最後のチャンスだったのかも知れない。

中国のことは中国の人々の自己決定権に属するけれど
国際機関のありようについて今回のことはきわめて重要な問題を提起した。
戦後国際システム「国連」と聞いただけで無条件で拝跪するような
日本国内での「国際常識」もまた、根底から揺らいでいると思う。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.