本文へジャンプ

気密・断熱工事

6271.gif
さてわが社の場合、外張り断熱を選択しました。
理由はデザイン的なものが2つ。
1つは、内側に構造素地を表してそのままの仕上げを楽しみたかったこと、
もうひとつは、柱と間柱の間に棚板を渡すだけで
大量の書類収納が、構造に毛が生えたくらいの作業で一気にできること。
とくに1番目の構造素地表しについては、その後建築基準が変わって
いまはもう、こうした仕上げは準防火地区のこの地域では不可能になった。
その寸前に建てられています。ですから遵法です(笑)。
そうなんです、もうちょっと遅い時期だと許可されていないのですね。
左上の写真のように構造の柱・間柱・梁などの上から
構造用合板を全面に張り巡らせます。構造的に壁倍率を高め
ボード気密の意味も持たせています。そのうえから気密層を張っています。
横に桟木が付けられ、ここにGWボードを張ります。そのうえから
今度は縦に桟木が付けられ、(右下の写真)またGWボードを張ります。
それぞれGWボードは50mmなので、合計で100mmの断熱になります。
その外側に透湿シートを張っています。悔やまれることに
実は工事のこのときに、仕事が忙しくて、あんまり写真を撮っていませんでした。
でも、作業としては1日で全部終わってしまうほどです。
延べ床面積90坪近くの建物ですが。
この段階ですでに木製サッシもはめ込まれています。
ですから、基本的な性能要件はここでもう満たされているとも言えますね。
基礎の土工事から始まって、ここまでで約工期の半分、40日程度。
右下の写真には、設計完成後追加した玄関前の小屋根のハネだし構造が見えます。
ほんのわずかですが、こうした外部と内部を仕分ける
「結界」のような場所って、大切なものです。
左下の写真は室内側からのこの状態の眺めなのですが
仕上げ工事はこれからですが、基本的な建物の骨格はいまと、かわりません。
次回は窓の様子を写真などで、ご紹介したいと思います。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.