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【水害・土砂災害お見舞い申し上げます】

西日本一帯を襲っている大雨、すさまじいですね。
おかげさまで北海道札幌は一段落したような状況ですが、
全国ニュースから目を離せませんでした。
ちょうどスタッフが関西出張中で多くのみなさんから、
「こんななかを来てくれて・・・」ということだったようですが、飛行機は飛ぶのかとか、
行く先々の被害の状況とか気になって仕方ありませんでした。
関西からも京都鴨川の増水ぶりがテレビでも流れていて
鴨川沿いの先斗町の飲食店の「床」がほとんど水面に浮かんでいる様子。
四条大橋直下まで水量が増している様を見て驚かされました。

さらに数年前にも大きな土砂災害があった広島市で
またふたたび大きな住宅地での地盤崩壊が発生して、
現在で死者20人超というむごたらしい被害状況。
安全であるべきシェルターとしての住宅が、その建っている地盤状況で一変して
ひとの命を保全できなかったニュースをみて、
まことに暗澹たる思いを持っております。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、
被災されたすべてのみなさんにお見舞い申し上げます。
それにしてもまたしても広島市住宅街であります。
中国地方の「大蛇」伝承というのは、あれは土壌崩壊のさまをあらわした
寓話的表現ではないかと想像させられることがあります。
雨に弱い地盤構造がこの地域の特徴で、大雨が続くと山が崩壊して
まるで大蛇のように押し流されて行ってしまう。その様子ではないかと。
そもそも平らな地面が地形的に確保されづらくて、
住宅地を求めて、そのような危険姓のある場所に開発が行われてきた、
そういった土地・地域の事情が関係しているのではないかと危惧される。
以前、14年の土砂災害の時にもそういった感想を持ったのですが、
今回再び、同様の事態が起こってしまったことがなんとも悲しい。
わたしの3代前の祖父は広島県福山から北海道に移住したのですが、
どうしても広島のことが、身内のことのように心配させられます。
気候変動対応としてシェルターとしての住宅内環境を制御していくことは
建築技術の大きなテーマとして追究されていくべきですが、
まちづくりとか、地盤面の安全性向上も緊急度は高い。
注文戸建て住宅づくりのその基礎を文字通り支えることがらですので、
ぜひ、多くの知見が結集されていくことを祈念しております。

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