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友人のジャズギター

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ことしは聴きに行けなかった、・・・さみしい。
古くからの、高校時代の友人で、おもしろいヤツがいます。
高校在学中から、ホントは進学校なんだけど、
あんまり勉強は好きでなくて、
ハマってしまったギター一筋の人生を選択したヤツです。
事の真偽は不明だけれど、失恋して日本一周のバイク旅行行ったりとか。
そうかと思うと、東京でナベサダ(渡辺貞夫〜高名なジャズメン)に見いだされたり。
麻雀一緒にやっていたら、
外人の奥さんがほかのひとの手を英語のスラングで教えて
いかさま?呼ばわりされていたり、とか。
その奥さんと離婚したり。
いつのまにか、シカゴに行って、
その後ミュージックアカデミーで教えるまでになったとか。
まぁ、いろいろと人生をおもしろく縦横無尽に生き続けているヤツなんです。
ついこないだは、再婚してうまれためんこいこどものために
突然、フィージーに引っ越ししたり、
おおそうか、とみんなで訪問するかと話してたら
思うまもなく、あそこはあきたから、とメキシコに移住しています、とか。
今回札幌での演奏会では、ちょんまげ風の頭で、
友人から「メキシコ床屋ないんだべ」とか揶揄されとりましたが・・・。
「ホントかよ」とかヤジ飛ばすヤツもいたりして(笑)。
まぁ、わたしたち高校時代からずっと、消息を通していて
まるでファミリーのように、
人生の足跡を確かめ合いながら、生きてきているわけです。
名前は笹島明夫。最近は、インテリアショップ「franc franc」の
店内バックミュージックを頼まれたり
なかなか、名前がビッグ気味になってきております。
いろいろなしがらみを背負って、あまり自由ではない人生を選択するほかない
多くの友人たちの、ひそかな願望の世界を、そのままに生きているんですね。
ここんとこしばらく、10年前くらいから、
里心がついたのか、年末に札幌に演奏旅行に来てくれます。
毎年、かならず年に一度の生ジャズを楽しませてくれていたんですが、ことし
どうしても、都合がつかなくて残念なことに、わたし欠席。
ウチの会社に姪御さんが働いてくれていて、
彼女が写真と演奏の録音をとってくれました。
いいっしょ、こうして友だちのジャズ演奏を楽しめるなんて、
って自慢できます。
でもやっぱ、人間忙しすぎると、こんな不義理もしちゃいます。
すこし、ゆったり、分刻みのスケジュール生活からの脱却を考えなければ・・・。
なんか、目的と手段が、人生で逆転しちゃっているかも知れませんね、
反省しながら、i-Podで、この演奏録音を楽しんでいるところです。

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