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函館山

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きのう、おとといと函館で建築事業者団体の会合。
北海道内の工務店グループ・アース21の例会。
で、今回は、地元道南地域の地域工務店グループ・eハウジングとのジョイント。
こちらも地域の中で、地元密着を掲げて
さまざまな動きを展開しているグループです。
地元の5社で住宅用地を共同仕入れして造成し
自分たちの販売できる用地を協同で開発したりしています。
って、簡単なことのように言いますが、
これがまぁ、至難の業。
それぞれが独立自営の会社なので、ここまで歩調を合わせるというのは難しい。
全国的にもたいへん珍しい事例なのではないでしょうか?
聞くと、銀行を1社に絞って交渉して、
連帯保証なしで資金を借り入れ、確保できたと言うこと。
お互いへの信頼関係がなければとても出来ない相談です。
で、このようなことが可能になったので、
その土地からは利益を上げる必要がない、
自分たちは住宅を造って利益を得る会社、ということで
たいへん格安に用地を販売して、その分、住宅に費用を回せるようにしています。
言うは易く、行うは難し、というのがまさに感じられること。
こういう姿勢って、やはり必ず見ている消費者がいると思います。
ポリシーを明確にして、ユーザーに訴求することで
必ず大きなメリットが生み出されると思います。
っていうような会合だったのですが、
久しぶりに函館。
写真の「臥牛山」とも呼ばれる函館山であります。
明治の頃に函館が、日本が世界に対して開港した港町のなかで
驚くほどの天然の良港と言われたのは、
この山が穏和な港を守っている様子を称えた評価だったのです。
こんな大自然のもたらしてくれた良港を持ちながら、
それを活用せず、ひたすらアイヌからの攻撃を避けるように
要塞堅固だけれど、不便この上ない松前にしがみついていた松前藩が
北海道の自然な経済発展をどれだけ妨げたか、計り知れませんね。
松前藩が、維新の頃の長州や薩摩ほどの経済振興型の藩経営をしていれば、
北海道の発展は、まったく違った様相で展開したのは間違いありません。
そんな歴史のなかの山ですが、
まことに牛が寝ているがごとくの
なだらかでやさしい姿は、いつ見ても楽しいです。
漁り火の中の夜景で見るのもいいですが、
のどかな日射しの中で見るのも格別。
好きです、函館。
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