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200万都市札幌・歳末街歩き

1985

きのうは住宅関係団体の忘年会。
ここんところ、やはり忘年会は多くなっている。
なんですが、きのうは札幌の中心からクルマでも30分かかる
住宅地の中の商業施設内の居酒屋さんが会場。
会員の方が、経営するお店なのですね。
なので、中心部からのバス送迎付きであります(笑)。
さすがに年なので、行く道では居眠りし、
帰りもすっかり車外の光景に見とれておりました。
まぁ忘年会で、バスツアーというのも乙であります。

帰りには札幌の駅を通りました。
わたしは札幌育ちで、3歳からですからもう60年近く
この札幌駅とは馴染んで暮らしてきていますが
いまの札幌駅に夜に来るというのは、初めてくらいかも。
幼い頃の札幌駅の記憶とはまったくの別物になってしまっていて
ノスタルジーが湧くということはない。
バスで見続けた夜の札幌の光景も、馴染みを感じない。
街の記憶、というようなもの、
廃れていく町について語られることが多いけれど、
いつか、倉本龍彦さんも言っていましたが、
氏の故郷である東京世田谷方面でも、
どんどんと記憶のよすがが消滅してしまって
記憶と現実の街に整合性が見いだせなくなっていくようです。
人間の寿命が延びて、街の変化スピードと
人間記憶が相関関係を維持できなくなってきたのでしょうか?
そんな2014年的な現実の歳末を
ゆったりと感じながら、家路についた次第です。

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