
って、バカなことで喜んじゃって、まったく。
すいません。
実は、先日25日に東大本郷にある「一条ホール」という場所で
「ヨーロピアン・ウッド・デー」というシンポジウムが開かれ、取材に行ってきたワケなんです。
この催しは、木材資源を世界に輸出しているヨーロッパ各国が共同で行っている輸入拡大促進のためのイベント。
日本人に働きかけていくのに、日本人がもっとも弱いブランドである「東大」をこっそり利用していることが明らかで、
う〜む、なかなかやる。 こんなかたちでわたしもすぐ喜ぶ。完全に彼らのペース。
これは昨年も行われており、昨年は北海道室蘭工大の鎌田紀彦教授もシンポに参加していました。
テーマは、木材利用は地球環境にサスティナブル。もっと木を利用しよう、ということ。
たしかに、ヨーロッパ各国はたくさんの木材を輸出していながら、森林面積を年々増加させつつあるということ。産業と地球環境の調和には、建築材料のメインを木質材料に転換することが肝要だ、というワケなのです。
ヨーロッパの木造建築技術、とくに集成材をつかった大型建築がいま、大きく進歩してきています。シンポでもそうした事例がふんだんに紹介され、各国都市のランドマーク的な建築が木造に置き換わっている様子が報告されていました。
昨年からの1年間で、主要な問題点であるヨーロッパと日本との木材基準の違いの調整が進みつつあるという報告がされていました。北米と日本のあいだでは、定期的な調整の場があったけれど、日欧の間ではなかったそうです。
ことしのイベントの後援に、国土交通省など日本の当局も名を連ねていて、そうした事実が確認できました。
シンポのなかでも、また記者会見などでも取り上げられていましたが、洋の東西を問わず「性能とデザイン」というテーマがインターナショナルな住宅建築の基本テーマ。
リプランも、こうした取り組みには賛同する部分があり、また最新のヨーロッパの木造デザインを誌面で紹介するという点でも、読者・建築関係者などにメリットが多いということから継続的に取り上げていく予定です。
ということで、記載内容がタイトルとあんまり関係がない点を、ひらにお詫びいたします。 許してください。
Posted on 10月 28th, 2005 by replanmin
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北海道、東北、だんだん寒くなってきました。
朝晩、冷え込みがきびしくなってきています。
この時期ってのが、いちばん気候が違う感じですかね。
とくにわたし、ここしばらく関東にも行ったり来たりしてるもんですから、感じます。
ことし政府の肝いりで小池環境相がPRしたクールビズがヒットしました。
その2番煎じになるかも知れませんが、ウォームビズ、いわれていますね。環境問題待ったなしのなかで、いいことだと思います。ぜひこの省エネのこころみ、運動、大きくなってほしいところ。
住宅レベルで言えば、住宅のエネルギー性能の向上に尽きます。新築の家づくりももちろんですが、既存住宅の性能アップも社会的にたいへん重要なウォームビズ。
さてその断熱向上リフォーム、需要が大きそうで、その実なかなか、盛り上がりが起きないのが現実のようです。
基本的な考え方は、図で表したとおり。 壁の中を風が吹き渡るのが寒さの根本原因なので、それを上手に遮断することができれば解決できる問題です。
ただし、その技術をしっかりわかっている建築会社には、ということなんですが。
で、このあたりが難しさをはらんでいるのです。
というのは、ハウスメーカーにしろ工務店にしろ、技術的にはたいへん孤立しているものなんですね。
プロとしてユーザーに建築技術を持っている、ということで商売しているのに、案外技術向上って、機会がないんですよ。
そういう孤立した存在にたいして、技術向上機会を提供しているのが、新住協 という民間のNPO組織。このブログでも何回かふれていますね。
会の趣旨の基本に「技術を独り占めすることなく、お互いに分かちあうことで、より安価で高品質な汎用技術へと育ててきました。」というポイントがあって、ここがきわめて重要。
本州地区で、新住協に違和感をもっている会社に聞いたら、「セミナー受けに行ったんだけど、そのあとなんも言ってこないから」という言葉を聞きます。 まさにその辺が新住協のユニークなところでしょうか。
一方で、本州地区では、板状断熱材メーカーさんが、工務店さんにその断熱材を使った「高断熱高気密」住宅パッケージ性能商品、というものをセールスしている、という現実があります。
片方は情報はほとんどオープンで安価だけれど自分から聴きに行かなきゃならない。
そうでない別のところからは、わざわざ売り込んできてくれる。少し割高だけれど、まぁどうせ消費者負担だから・・・。
こういうのが、どうも現実のように感じられます。
新住協では、安価なグラスウールを断熱材として考える仕様が基本になりますが、それ以外の断熱材メーカーさんは、すこし高価な断熱材を使った仕様が基本になります。 もちろん新住協では、そうした断熱材も適材適所で考える、というスタンスなのですが。
しかし、どうであれ暖かい家にする、というときには上の図のような工事をするのが基本です。
こういうことがきちんと理解できているビルダーさんを選んでください。
とくにことしは灯油の値上がりが顕著。
寒い家のままだと、光熱費の負担は去年までの1.5倍近くまでなりそうです。
家にもウォームビズ。 よくお考えになることを、お勧めします。
Posted on 10月 27th, 2005 by replanmin
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あるときから、きれいにデザインされたテーブルとか、なんとなくうっとおしく感じるようになった。
で、以前のわが家リフォームの時、居間には無垢の板をブロックに乗せたまま、というテーブルにすることに。
ごらんの写真が、置かれた当初の状態。
この板は、厚みが約10cmあるというナラ材。芦別の木工所の人から
「原木をスライスした状態で置いてあるから、欲しければ見に来たらどうですか」、というお誘いをいただいて、さっそく行ってみたワケ。
樹齢は少なくとも300年近い本物。5年近くは天日乾燥させている、ということで状態もよさげなので、さっそく購入した。
価格は3m×1m×10cmで、10万円。
そのまま、懇意の工務店さんの土場に運んで、表面をきれいに仕上げて、わが家に持ってきてもらいました。
2階居間に運ぶのに、大人4人掛かりだったほど、チョー重かった。
当初は、まさに感動した。
「そうだよ、この自然そのものの風合いが・・・」
などといっちょまえのことを語ってうれしがっていた。
1週間ほど経って、驚いた。
5年乾燥させたはずなのに、縁がねじれはじめたのだ。
1ヶ月経った。ねじれはどんどん拡大する。
ついには、端と端で、10cm以上の水平ラインの乖離が発生した。
そもそもテーブルとして必須条件である、水平面にもなっていない。
スライスし直しても、いま成形してある形は維持できない。
そう、自然そのもの、この木はまだまだ、「生きている」んですね。
ナラの木は、その後も長期にわたって変形して、1年くらいしてどうも安定した様子。
専門の人に聞いたら、そもそもこういう木材は素のまま使う場所に持って行って、そこで1年間くらいほうっておいて、それから現場で、職人さんに仕上げてもらうべきなのだとか。
そうしないと、わが家のような事態が起こりうる。というおはなし。ひぇ〜。
まぁ、しょがない、とあきらめておりまして、ついつい忙しいので、でこぼこ・ねじれの状態のまま、7〜8年。
いまも水平でない、笑えるテーブルとして大活躍しております。
ときどきこれで食事すると、汁物など、慎重に扱わねばなりません。
でもその度に、いろいろなことがらが思い起こされて、楽しい気分にもなります。
やけくそになっているのか、どうなんでしょうかね。
そのうち、職人さんに仕上げてもらったら、どんなかたちになるものやら。
逆に、たのしい空想が広がっている、わが家のメインテーブルです。
Posted on 10月 26th, 2005 by replanmin
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仙台から、はるばるとやって参りました、新潟県村上市。
でも緯度的には仙台と村上ほぼおなじで、ひたすら西に向かった先にあるのが村上。
約200km。
リタイヤされて、ついの住処〜すみか〜として建てられたお住まいを取材。
品のいい端正な外観たたずまいで、古くからの農家らしく、庭の植栽もみごと。
室内にはいると、縦横に走る軸組の構造がそのままあらわれています。
この構造に使われた木は、このお宅の所有される山林から切り出された木材なんだとか。
と、なにげないひとこと。
・・・はぁ〜、豊かですね〜。
自分の敷地にあった材料で、家が建てられるんですか?
聞くと、山道を作るときに必然的に伐採された木材を3年間、天日乾燥させていたのだそうです。
それを地元の製材所で木割りしてもらって使ったわけです。
精度を高めるのが大変なので、床材だけはあらたに購入されたものですが、その他、外壁から天井の仕上げ材にいたるまで、この家一軒まるごと自前。
さすが、大国新潟、奥行きを感じるお話に呆然。
新潟の農家集落って、数軒単位で集合して建てられています。
それと、屋根勾配がみなほぼいっしょ。 なもんで、きれいな統一感を感じます。
このふたつのこと、どちらも「雪国」という条件からうまれたものかなぁと思いました。
雪処理しやすい屋根角度って、おのずと経験的に定まるだろうし、また、大雪の中で隣近所、たすけあって暮らして行くには、集合形態が有益なのでは、ということ。
軒先の木に、ざくろの実、発見。
北海道人のわたし、はじめて見ました。
「すっぱくって、うまいもんじゃぁないよ」ということですが、温暖さが違うんですね。
ものなり豊かで、おおらかさと奥行きを感じる新潟での取材でした。
東北版リプランで、1〜2号以内に掲載予定です。ぜひごらんください。
きょうはこれから、朝1番の新幹線で、東京に移動。
さ、がんばりませう・・・、ふうぅ〜。
Posted on 10月 25th, 2005 by replanmin
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10月のはじめにサッポロファクトリーで、「北方型住宅フェア」という催しが行われました。イベントでは、「北方型住宅」クイズ、なんてのまでやっていて、なんとわたし、引っかけ問題で無惨に脱落しちゃいました。
だって、写真にあるマスコットは、リスかどうか、なんていう問題で、正解は「エゾモモンガ」だって。
そんなの、知るわけあっか!
ってことですが、主催者の道の建築担当者もやられていました(笑)。
なんだおい、それって。まぁ、ご愛嬌だけど。あぁくやしい・・。
国の基準とはまったく別に、北海道は独自の住宅性能基準を策定しています。
「北方型住宅」というのがそれなんですね。。
厳しい風土条件、多くの先人たちの苦労の積み重ねの上、さらにこうした基準設定などで全国大手ハウスメーカーまで含め、地域に似合った性能を持つ住宅が増えてきたといえます。
北海道では戦後の田中知事の時代に「三角屋根ブロック住宅」という地域住宅運動を展開した歴史までありました。これは、断熱性や気密性の高い住宅建築を目的に、地元で大量に産出する火山灰をコンクリート成形したブロックを積み上げる高性能な企画住宅を北海道民に提供しようとした大プロジェクトだったのです。
政治家としての知事が、「日本建築学会賞」を受賞したこともあるほど。
それだけ、暖かい家というのは官民上げた北海道全体の共通問題だったのですね。
こうした北海道の取り組みは、紆余曲折を経ながらこんにちまで続いていて、その現在形態がこうしたイベントなわけ。
東北や関東以南地区の、住宅業界と行政との関わりにこういう有機的な関係は少ない。
こうした住宅性能向上にむけた運動の水準は、国全体の取り組みとはまったく違った意味で、非常に実践的で、民間の技術の底上げも誘導してきました。
こうした点が、もっとただしく評価される必要があります。
同時にそろそろ北海道という地域限定ではなく、よりひろい「寒い日本全体」への技術情報の提供、という方向性が志向されてもおかしくはないのでは、と考えます。
縮小ばかりを優先する現在の公務員制度改革に、別の視点を持つことにもつながりますね。
いいと思うんです、べつに国土交通省ばかりが全国の住宅産業を一元的に「指導・監督」しなくても。官の世界にも「競争原理」を導入して、すぐれた自治体がその枠を超えて、ひろい影響力を持つ、って、ホントの改革という気がします。
いろいろなパンフレットや資料をちょっと、手にしてみたら、みなさん、きっとびっくりします。
とくに東北以南のみなさんは、行政の偏りのない情報として、ここまでわかりやすく住宅性能を開示している、ということに驚かれることと思います。
一度ご覧ください。 道庁(建設部建築指導課)HPは、
http://www.pref.hokkaido.jp/kensetu/kn-ksido/kanri/index.html
Posted on 10月 24th, 2005 by replanmin
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ウチの事務所の様子です。
出版という仕事は、やはり資料など個人ごとに多くの書棚が必要です。
それにたいして、家具などでの対応を考えたら、すごく高くつく。
また、現場造作でやってもらっても、同様に労賃が当然反映してくる。
そこで考えたのが、断熱の仕方を工夫して、外張り断熱にして、構造を内部にあらわして、この構造の柱・間柱に横に棚板を渡せば、もっとも安価に大量の書庫が造作できる、というものでした。
ポイントは棚板を受ける金物をカンタンにすませること。
わが社では、ダボ金物だけですませています。おかげでダボ金物だけで1000近い数に上りましたんで
「こんなに、ダボ金物、つけれってか!」と大工さんには、悲鳴をあげられちゃいましたけれど。
ごめんなさい。ケチでたいへんすいませんでした。
でもおかげで、ごらんのような大量の書棚が、大変ローコストに、っていうか
構造工事に毛が生えたくらいの作業手間で、完成できたんです。
基本をしっかりわきまえていれば、断熱の方法はいろいろに、デザイン要素を織り込んで選択できます。
なにごとも「ばっかり」はよくない、適材適所が一番だと思います。
Posted on 10月 23rd, 2005 by replanmin
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本日、朝1で札幌から仙台へ移動。
わたしは宮城県石巻で「東北フォーラム」一般ユーザー向けセミナーの講演。カミさんは、仙台メディアテークで仙台デザインフォーラム・日本建築家協会セミナーで「建築家との家づくり」というテーマの進行役。
最近は、いろいろなところでこういう依頼があり、こちらも雑誌の宣伝にもつながるということから基本的にありがたくお受けしているので、スケジュールが重なってしまうこともあるんです。でも、今回はさすがに、先約の方にわたしが行って、あとからのほうにカミさんが行く、という綱渡りのようなことになりました。彼女はアナウンサー志望だったということもあって、けっこう話が出来るようなんです。って、心配なんで、直接わたしが聞いたことはないんですが・・・。札幌ではときどきテレビにも出演させてもらっています。 まぁ夫婦で一緒の仕事をしていて、こういうときはよかったと思えますかね。
で、本当はわたしたちふたりとも、札幌できょうはそれぞれ高校の同窓会が開かれているので、そっちも行きたかった。(カミさんはトンボ帰りで10時過ぎくらいからの2次会出ると張り切っておりました) わたしは明日以降も取材が東北・東京であるので、残念ながらそっちはパス。
北海道以外での仕事の機会が増えてくるので、スケジュール的にはきつくなってきますが、でもそういう活動が、北海道の家づくりの現在を東北以南のみなさんにお伝えできる貴重なチャンスでもありますよね。
けっこう、高断熱高気密の家づくりへの誤解や、場合によっては中傷に近いようなおかしな情報がまかり通っているのも、本州地区の住宅業界の現実。 北海道でおおくのみなさんが積み重ねてきた「高性能住宅」のそのままの姿を、もっと多くの本州地区のユーザー、建築関係のみなさんにお伝えしたいと思っています。
機会がありましたら、直接、多くのみなさんにお会いしたいですね。
<写真は、リプラン事務所のエントランスです>
Posted on 10月 22nd, 2005 by replanmin
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出張先ではどうしても移動時間が多くなるので、最近iPodゲットしました。
iTunes Music Storeが日本でもオープンしたので、とても使いやすくなったこともありますね。 まぁ中年男って、すこし世間の流れとは遅れたタイミングで行動するものなんで、こんな時期に入手することになったのですが。
ずっと人生の時間、仕事と家族中心になって、自分自身の音楽生活なんて、ほとんど顧みる時間がなかった、っていうのが多くの同年代なんじゃないでしょうか。 わたしは完璧でして、iPodプラスiTunes Music Storeに出会って、久しぶりに「音楽を楽しむ」暮らしが戻ってきました。それもチョー快適・便利になって。
iTunes Music Storeって、左の写真が開いた状態ですが、音楽のブラウジングに使いやすさを考えた設計で、しかもワンクリックで楽曲を購入できる。って、忙しくて音楽ショップなんかにぜったい行けない中年男には福音。
音楽をデジタル化するっていうのは技術の問題だけれど、「音楽を楽しむ暮らし」をデジタル化しちゃったというマーケティング計画に拍手。やっぱAppleって、「世界を変えた」集団だと率直に思います。
だって、使いやすくコンパクトなデバイス(IPod)と、ベースになるコンピュータ、そしてソフトウェア(iTunes とiTunes Music Store)、さらに音楽業界全体をまとめられただけの企業信頼性、全部が一体となって提供されているわけなんだよね。かなわない「仕事」ぶりだなぁと。
ということはさておき、ほぼハマっておりまして、毎日1曲150円から200円というワンクリックを繰り返しております。
最新のヒットおねえさんの曲から、自分たち年代の懐かしいサウンド、クラシック・ジャズと幅広く楽しんでいます。移動というとすぐにイヤホンなので、声が大きくなったりしてまして、迷惑掛けないように注意しなきゃなりません。
うれしいなぁ、なんか時間を取り戻しつつあるっていう、不思議な感じを味わっている毎日です。
Posted on 10月 21st, 2005 by replanmin
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さてこのブログでずっと紹介していた、学生の匠によるリフォームの工事も完了しました。
きのう、施工に当たった沢井建築工房・沢井さんと現地見学。
思わず、目を見張るほどにすばらしい住まいに一新していました。まずは、大変お疲れさまでした。
わたしたちのような、現場をよく見ているものが、足を踏み入れれば、だいたいの標準的な建築コストが体感的に感覚出来るのですが、ズバリ感じた工事費用は、最低2,500万円。(って、実際には約半額の予算になっているんですが)
まず、現在の基準レベルからいえば、耐震性・構造耐力・断熱・気密という基本的住宅性能の点で、既存の建物はまったくの不適格物件。とくに、鉄骨造の土台がなんと塗装だけで、外部にさらされていた、という恐ろしさ。これでは、明確に外気温を室内にヒートブリッジしてきます。
さらに、そこから立ち上がる鉄骨の柱や梁は、ボルトナットによる締め付けだけで持たせていた、というもの。だから「揺れる」んです・・・。本来であれば、外壁材もすべてはずすべきところ、構造耐力維持の点で、外壁材にもかなり依存していることが確実に推定され、外壁材をはずせば、崩壊の危険が高かった。そこで、
・・・というようなことをそのまま書き続けると、問題も出るかも知れないのでこの辺で。
解体してみてから明確に特定できた、こうした既存建物の現状に合わせて、行うべき建築的処置を不足なく行っています。 そういう性能面のケアがまずは基本。とくに床面が異常に寒かった、というオーナーの基本的な要望については、その原因の完全な特定と、この建物の条件に合致した適切な処理ができました。
デザインの面でも、学生の匠によるコンセプトを随所に活かした空間構成になっています。
とくに、写真右側の2階のインナーテラスは、さまざまな使い方を想起させてくれるユニークな空間。未来的で、北国の暮らしに大変おもしろい提案になっていると思います。
階段も、蹴込みをはずしてデザイン的に軽快感を表現して、玄関からはいってすぐ、この建物のデザインコンセプトを明確にしています。
以前のこまごまとした間取り計画は一新され、落ち着きのあるモダンデザインに。ひろびろとした伸びやかな夫婦ふたり暮らしの、ちょっと素敵な空間装置ができあがりました。
この週末、23日・24日の日月、一般公開を予定しています。
ぜひ多くのみなさん、住宅リフォームの可能性を、体験してみてください。
申し込みは、リプランの窓口、電話011-641-7855まで。
工事の様子や、入居後の様子など、またここでふれてみる予定です。きょうは取り急ぎ報告まで。
Posted on 10月 20th, 2005 by replanmin
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そろそろ寒くなってきました、さっぽろ。19日には北海道各地零下の気温が予想されています。
朝夕は一定時間、暖房も入れるようになってきています。お〜寒!
ということで、きのうは自宅で子供のリクエストに応えて特製ラーメンをつくりました。
わたしは実家がもやし製造業でして、小さいときは毎日、札幌ラーメンの草分けといえる「味の三平」の大宮守人さんがウチに、メイン食材のもやしを買いに来ていたのを対応したりしていたんです。
自動車免許を取得した学生の頃は、よくラーメン屋さんへのもやしの配達に行っておりました。
そんなことで、けっこう縁もあり、大好きです。
でも最近のさっぽろの有名店とかは、パス。 なんていうか、商売の仕方も含めて、なんもかも「濃いすぎ」。
脂ギトギトのスープ見ると、いーかげんにせーよって、思います。
確かに大宮さんは、それまでの常識的駅前ラーメンとは違って、ラードを使って栄養分のバランスを高めて、それだけで1食分になるラーメンにしたのですが、いまどきのこれでもか、というものはあきらかにおかしい。
三平さんのラーメンは、しっかりとした野菜の甘みをスープに引き出した上でのコクなので、基本的に「あっさり」していてあきがこないのがポイントだった。(しばらくご主人他界後の店には行っていませんが)
で、札幌では、自分でつくるのが一番なんです。こどもたちがうれしがってくれるのが楽しい。
ベースに使う挽肉のやわらかい風合いが、さっぽろの基本だと思うんですけどね。って、まぁいいや。好みもあるし。
いまでも行っていいなと思う店は、ほぼこの挽肉を使った店。
最近は、仙台などのほそい麺で、ごくあっさりしたシンプルな味が、好きになっています。 でもあれだと、すこしパワーが弱いのが・・・、もうすこし・・・。
先日、岩手県久慈市の近郊の大野町に昼どき移動途中、ちょっとよさげな雰囲気だった「ふるさと物産館」に立ち寄り。
そこで食べた写真の「赤鶏ラーメン」がおいしかった。600円。
三平の味の基本に近くて、大宮さんも「できれば基本で使いたかった」キャベツ・もやし・薄切り大根といった野菜がほどよく甘みを引き出し、挽肉の代わりに使っている地元の赤鶏の肉が、いいダシと食感でハーモニーしています。味付けは、すこし薄目の赤みそ仕立て。 田舎風も感じられて、センスもわるくない。
麺も最近のわたし好みの、ちょい細め。 スープの柔らかさと、いい相性で絡んでいました。
具、麺、スープと口に運ぶのに、なーんにも考えない。
一気にどんぶりが空になっちゃいました。
ごちそうさまでした。
おなかが減っていたので、つい「キビ入りおにぎり」も先に頼んでいましたが、この1杯で十分以上満足。おにぎりはラップしてあったので、そのままテイクアウトできて、無駄にもならず。そこまで考えてラップしてあったのなら、ホントすばらしいんですが、どうなのかは不明。
田舎の主婦パートさんとおぼしき店員さんたち、サービスの身ごなし、受け答えの印象のやわらかさも、合格点。
というラーメン談義でした。 きょうは住宅テーマ、すいません、おやすみ!
Posted on 10月 19th, 2005 by replanmin
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