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【台風が連れてきた風情のない初雪 in 札幌】

今回の選挙、投開票日を挟んで駆け抜けていった台風。
台風での被害状況、各地で爪痕を残していっていますが、
東京・町田に住んでいる息子からは、
「避難準備勧告が出ている(笑)」みたいなLINEの知らせもあった。
なんでも住んでいるMS近くに川が流れていて増水・氾濫の恐れとのことでした。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
きのうは札幌でも雨に雪が混ざる寒い1日でした。
銀行の駐車場でふとみたら数台のクルマには積雪も見られていた。
わが家周辺ではそこまでの積雪はなく、強い雨にみぞれが混じる程度だったのですが
札幌市内でもまだら模様のようだったらしい。

北海道では各地で積雪の様子が伝えられてきています。
個人的に、台風と雪というのは印象が結びつかないのですが、
10月も末の時期にやってきた台風ということで、
こんな状況が現出したと言うことでしょうね。
初雪というのは本来は北国人には格別の季語であるのです。
もうちょっと、詩的な雰囲気で迎えたいというのが正直な気分(笑)。
やはり静かな雰囲気のなかでしんしんと降り続けるのが北海道の初雪らしい。
「ああ、これから内省的な気分がやってくるなぁ」みたいな心象風景がある。
「静かな」というあたりが、本当は欲しいシチュエーションなのです。
雪には騒音を吸い取るような要素があると思います。
人間社会の生活騒音源に対して緩衝材としての雪が作用して
騒音レベルを一気に下げる効果があるのではないかと思われるのです。
まぁ体感レベルのことなので証明可能かどうか不明ではありますが(笑)。
ところが、今年は台風の強風がいっしょにやってきたので、
そういう「静かさ」はまったく感じられませんでした(泣)。
なんか、損したような残念感があります。

本日は旭川へ向かって地域工務店のグループ・アース21例会ですが、
事前に来た地元の方からのメールでは
「旭川は朝から雪が降り、道路も積雪状態ですので明日車で来る方は
タイヤ交換してくることをお勧めします。」
という注意喚起がありました。
さすがにタイヤ交換まではまだ考えていなかったのですが、
まぁこの時期、いつなんどき突然の冬がやってくるかも知れません。
ということでしたが、本日は台風一過の青空と無風状態の朝。
ここのところ、例年よりも寒い状態が続いていますが、
もうちょっと夏・秋の名残を感じさせて欲しいなと思う次第であります。

【岩盤規制のテレビ利権「電波オークション」について】

事前の予想通りの結果が出てきているようですね、衆議院選挙。
それぞれの結果判断の考えはあるでしょうけれど、
「民意」というものの結果は尊重されなければならない。
民主主義というのは、そういう民意の大勢を見ることから始まる。
一方で事前の世論調査結果を見て「国民がおかしい」と
放送局が言いたい本音を出演者が放言するテレビ番組まであった。
今回の選挙では、マスコミが作りだしてきていたこんな「流れ」に対して
まさに民意が問われた部分があるのではないかと思う。

最近「電波オークション」というコトバが目に付いてきている。
[ITmedia]というIT関係情報に強いインターネットメディアを読むと、
〜「電波オークション」政府が検討
電波の周波数の一定期間の利用権を競争入札で割り当てる「電波オークション」を
政府が検討している。菅義偉官房長官は9月13日の記者会見で、
電波オークションの導入可能性について記者に問われ、
「政府としては海外の情報も参考にしながら、電波の効率的な利用に資する
方策について引き続き検討する」などと述べた。
続けて「平成27年度の電波利用負担額は、大手通信事業者(ソフトバンクなど)は
100~200億円程度、大手の民間テレビ局は数億円程度と大きく異なっている」と指摘。
「米国、英国、フランス、ドイツなどでは、周波数の一定期間の利用権を
競争入札で決めるケースもある」と話す。
その上で、「政府の規制改革推進会議は、より有効に電波を利用する者に対して
機動的に再配分するためのルールづくりを当面の重要事項として検討していくと
聞いている。政府としては、電波は国民共有の財産で、
有効利用されることが極めて重要であることから、海外の情報も参考にしながら、
電波の効率的な利用に資する方策について引き続き検討する」と述べた。〜

この情報について、大手メディアは「報道しない自由」で応えている。
しかし現状テレビ局が国庫納付している電波使用料は各社4億円程度とされる。
NTTドコモなど通信事業者が、各社百億円単位を払っているのに対して不均衡。
国民共有の財産である「電波利用」が特定民間企業に50−70年近くも
固定的に「専有利用」されているのが実態。まさに「岩盤規制」。
いやそもそも、国民資産が特定企業に長期に独占利用されている根拠が疑問。
どんな「契約」ごとでも「期間」の特定がないというのはおかしい。
経済学者で元NHK職員の池田信夫氏はこんなふうに書いている。
〜「オークションを導入すべきかどうかは1990年代から議論が行われ、
学者の意見は100%一致している。今やアジアでオークションをやっていない国は、
日本以外は中国と北朝鮮とモンゴルだけだ。これは国有地を
無料で売却するようなもので社会主義国以外では考えられない。」〜
もしこのような「オークション」が実施されれば、兆円単位の国庫収入がありえる。
ヘタをすれば「増税」よりも大きな継続的収入源であり市場活性化にもなる。
以前のNTT株の売却のように、経済を刺激する要素も大きい。
さらに先進国では私企業である新聞社とテレビメディアは分かれているとされる。
であるのに日本の場合、これらの「系列関係」が強すぎる。
国の資産を朝日や読売、毎日といった情報私企業が長く独占していることは
不自然ではないか、もっと公平性が優先されるべきではないのか。
現在は事実上、私企業報道機関がテレビという「カネの成る木」を独占している。
これらの電波枠をオープンにしていくことで、経済機会を公平化させられる。
たぶんソフトバンクの孫氏など、兆円単位の投資で参入を目指すだろう。
しばらく前にフジテレビに興味を示していたホリエモンなどもいた。
未曾有の経済活性化に繋がる可能性がある。
国民的な合意形成に至るように、注視していきたいと思う次第です。

【期日前投票など投票率アップ作戦をもっと】

本日は衆議院議員選挙ですね。
民主主義はとにかく有権者が投票しないと始まらない。
台風の進路にあたる地域のみなさんはお気を付けて。
わが家は夫婦とも今回も期日前投票制度を利用しました。
期日前にしなければならない「理由」を選んで投票できる制度ですが、
仕事の都合ということもあるし、今回からは「天候」も理由になるようです。
一応、わたしの場合は仕事が急に飛び込んできそうだった、という理由。
でも、本来の投票できる権利ということでいえば、
投票の方法はもっと自由に幅広く選択できた方がいい。
今回はそういう意味で金曜日までの段階で1,500万人以上が利用したということで、
かなり自由度が高まってきたとはいえると思います。
なんといっても現代人は忙しい。
日曜日が仕事の人も多いし、せっかくの休日が選挙のためにツブれるのもイヤだ。
など、それぞれの事情があるのですから、
投票制度の側は、もっと制度改善、投票率向上努力をしてほしい。

住民票に基づいてハガキが届けられて、
それを持って投票に行くことになるけれど、
たとえばわが家の息子は住民票はこっちにあるけれど、
学校は東京でいまはそっちの「仮住まい」している。
そうすると、「不在者投票」になるのだけれど、
この手続きがなかなかにめんどい。
不在者投票申請書みたいなヤツに署名して用紙を住民票登録自治体に送る。
それを受けて自治体から投票用紙が郵送されて、
それを持って、いま住んでいる地域自治体の「期日前投票所」に行って
住民票登録の「選挙区」の選挙を投票する。
投票されたかれの1票は、開票日までに住民票登録自治体に届かなければならない。
一応、息子の権利のために親としてはこうしたアシストをしました。
あとは、その上でかれがどう権利行使をするのかしないのか、
それは日本国の有権者であるかれの判断に委ねたいと思うのです。
今回の例で言うと、10月11日(水)に投票用紙がわが家に届いて
そこから申込みをしたのが、12日(木)。それでその用紙を郵送して
かれが権利行使するのに必要な投票用紙が札幌の選管に届く必要があるのは
10月19日(木)とされていました。
郵便の受け取りからたぶん3日程度で投票所に足を運ばなければならない。
時間的には非常にタイトな状況にならざるを得ない。
選挙に不正が可能になってはいけないのはもちろんだけれど、しかし、
とくに若い世代のみなさんに投票しやすい環境整備がもっと整えられて欲しい。
息子のような状況になっている国民は、やはり一定数はいると思う。

制度ができた当時とでは、
日本人の「流動率」は比較にならないほどに加速している。
航空機の運航状況を考えただけでも、容易に想像できる。
現代生活にもっと寄り添って投票率向上のための制度改善を希望するものです。

写真はこれまた明らかに無関係です。あしからず(笑)。

【建築家と地域工務店コラボ 10.22住宅見学会 in南幌】


北海道では「きた住まいる」というプラットホーム型の住宅施策が始まっています。
これまでの「北方型住宅」という住宅性能指標に基づく地域住宅施策から、
ユーザーフレンドリーなわかりやすい方向に転換してきています。
もちろん住宅性能をさらに進化させる「きた住まいる先導型ブランド住宅」も
同時に推進していく考えですが、
でもやはり一般のみなさんには「どんな家づくりなの?」というのが自然な疑問。
理念だけではなく、実感できる・体感できるものが欲しいですね。
そこでその目指す方向性を明快なかたちで示す「モデル住宅」計画が進展しています。
それが、建築家と地域工務店がコラボで提案する「みどり野きた住まいるヴィレッジ」
〜北海道がおススメする住宅事業者「きた住まいるメンバー」である
建築家と地域工務店がコラボレーションして、緑・農・住のまち南幌町を舞台に、
その地域らしい豊かな暮らし、まちづくりを提案する新しいタイプの住宅展示場です。
その魅力を伝えるイベントが、「北の住まい・暮らしフェア in南幌
」
建築家×地域工務店との家づくり〜田舎暮らしのススメ〜。
イベントの概要は以下の通り。

・日時/10月22日(日)10:00〜16:30/午後のみ参加の場合13:30〜16:30

・場所/空知郡南幌町中央1丁目2番22号 南幌町ふるさと物産館「ビューロー」3F

・参加費用/午前の部 1人500円/午後の部 無料

・対象/住宅購入を検討されている方、南幌町の暮らしに興味をお持ちの方 
・セミナー内容
 
午前の部:南幌町の魅力体験
       
①なんぽろマチめぐり〜田園風景のあるコンパクトなまちを散策!
      
 ②“南幌野菜たっぷり”石釜ピザづくり
 
午後の部:住まい・暮らしセミナー
       
①北海道の住まいと暮らしと「みどり野きた住まいるヴィレッジ」
      
②〜建築家、地域工務店と語ろう〜 グループに分かれて茶話会〜
札幌はちょっと近郊に目を移せば、すばらしい自然環境が広がっています。
札幌まで車で約35分と通勤圏内で
広々とした田園風景が広がるのが南幌町。
主要施設が集まる市街中心地に近く、
公園と小学校に隣接した
子育て世代にもおすすめの宅地分譲地「南幌ニュータウンみどり野」。
「きた住まいるメンバー」の6組の建築家と地域工務店が協力し、

定例会などを通してこの地での暮らしがより魅力的になるよう
計画が進行中。
独自の住宅施策で日本最先端の住宅性能先進地を作ってきた北海道。
公共としての北海道が主催するという画期的なイベント。

南幌町の自然豊かな環境、北海道の住まいや暮らしをより深く知ってもらうため、

体験イベント&北海道の住まいセミナーが開催されるのです。
南幌町の魅力に触れられるのはもちろん、Replan誌面でも知られた

建築家や工務店の方につくり手としての話を気軽に聞くことができる
機会です。

なお、このモデル住宅には以下ふたつの魅力的な特典付き。
●南幌町子育て支援キャンペーンの対象です!
南幌町では、子育て世代のマイホームづくりを応援するため、
最大で200万円の住宅建築費の助成を行っています。
また、道住宅供給公社では、きた住まいるヴィレッジの宅地価格を50%減額します。
詳しくは南幌町のホームページをご覧ください。
http://www.town.nanporo.hokkaido.jp/inakakurashi/
●展示後はオーナーになれる!理想の暮らしを手に入れよう!
ここの住宅は、普通のモデルハウスではなく、展示後は一般に販売します。
つまり、オーナーになることが可能です。また、設計段階の今なら
カスタマイズすることも可能!理想の暮らしを手に入れることができます!
※カスタマイズの内容については各事業者との相談によります。

■お問い合わせ・主催
北海道建設部 住宅局 建築指導課
http://www.kita-smile.jp/kitasmilevillage

【自然も冬にまっしぐら。秋深まる札幌散歩路】



ここのところ、東京でも最高気温が12度とかいう様子。
なんでも秋雨前線が太平洋岸に張り付いていて、
オホーツク海高気圧がさかんに北風を吹かしているということで、
一段と寒さが募ってきているようですね。

この秋はあちこちと出張が続いていて、
すっかり生活ペースが乱れて、札幌にいる間も朝の散歩になかなかいけません。
気付いたら、やはりちょっとお腹周りがきつめだし、
行きつけのお医者さんに行ったら、各数値が悪い方に振れている(泣)。
ということで、きのう、久しぶり1週間ぶりくらいに身近な自然を散歩。
散歩に行けても飛び飛びでしか、時間を取れないのですね。
季節はすっかり晩秋間近の様子です。
里の方の紅葉はまだこれから少しは楽しめそうですが、
札幌周辺の山、写真は「三角山」ですが、こちらはおおむね紅葉。
午前7時前の外気温はプラスの3度。
身支度もすっかり冬モードでして、
ダウンジャケットフード付き+マフラー+裏地付きパンツといった風体。
それでも空気が冷たいので、マスクもほしいところ。
まぁこの時期の完全防寒仕様といったところでしょうか。
散歩道途中の様子もすっかり冬直前モード。
すっかり仲良くしてもらっていたオシドリさんたちも、ごらんのような冬毛モード。
なんか、丸丸としていて、冬を前に脂肪を溜め込んでいる(笑)。
このような彩りは繁殖期だけなのかと思ったのですが、冬毛なんですね。
一方、やたら活動ぶりが目に付くのはエゾリスたち。
あちこちで活発に動き回っております。
あまりに動きが激しいのでシャッターも押せない(泣)。
枯れ葉のなかに木の実を埋め込んだり、あちこちの木々を飛び回ったり、
この円山公園周辺全域で目撃されますね。
いまがかれらの生存にとって一番のギリギリの時期なんでしょう。
この時期にどれだけの食糧を確保できるかが生存競争のポイント。

ということで、日々冬に向かってまっしぐらの季節まっただ中の札幌です。
みなさんも、体調変化に十分お気を付けください。

【前真之「いごこちの科学・蒸暑の夏」WEB公開!】


一般公開のページアドレスはこちらです。
http://replan.ne.jp/content/igokochi1/

本誌Replanでは気鋭の住宅環境性能研究者、東京大学・前真之先生に、
「いごこちの科学」という連載記事を執筆していただいています。
最新号北海道版では「夏を涼しく暮らすコツを考えよう」と題しての
記事を掲載いたしました。この記事について前先生から
「ぜひ誌面だけでなく、一般公開して欲しい」という希望が寄せられました。
というのは、8月下旬開催のパッシブハウスアジア・カンファレンスで
アジアモンスーン圏の蒸暑の夏に対して、
ドイツ式パッシブハウス基準志向だけで立ち向かうのがいいのか、
もう少し違うアプローチがあるのではと、考えられたそうなのです。
このカンファレンスをわたしは残念ながら取材していませんが、
該当論議について、住宅技術評論家・南雄三氏メルマガで紹介されました。
<以下、氏のメルマガの一部要旨抜粋です。>
〜パネルトーキングでは前先生が「暑さを解消する方法は色々あって、
どんな環境にしなければいけないというものではないだろう」と
扇風機の風を上半身裸で受けている自身の写真を披露して会場を沸かせました。
(中略)きっと「絶対湿度を12以下に」だのと難しいレクチャーを聴きながら、
一面的になりがちな論評を牽制するべく、プレゼンを作り替えたのだと。〜
というように紹介されていました。そうした経緯に踏まえて
前先生としては蒸暑対応の考え方を当誌Replan原稿でまとめているので、
住宅環境技術世論に対しての「提起」として一般公開を希望された次第なのです。

本誌Replanとしては、一般販売している誌面掲載の記事なのですが、
著作権を有する先生からの強い申し出ですので、その意を汲んで
雑誌発売後、一定期間経過後ということで本日から
当社HPにて一般に無料公開させていただくこととしました。
蒸暑の夏をもつ日本の、そしてアジア圏全域の住宅性能進化について
この先生の提起は非常に重要とも考えるところです。
折から、パッシブハウスの基準についてアメリカ・PHIUSの動きなどもあるので、
そうした点からも論議を広めるのは大きな意味があると考える次第です。
アジアモンスーン圏の蒸暑気候は、たいへん多くの人口を抱える地域であり、
生活文化的にも日本とはきわめて高い近縁性を持っている。
住宅性能発展の面で域内先進国家として日本がイニシアチブを発揮可能。
伝統的木造構法を革新した高断熱高気密技術をベースにして、
エアコンという日本が誇るヒートポンプ技術を活かして
アジアの普遍的住環境性能を探究することは大きな意義を持つものと思います。
そういえば日本の国家戦略としても、こうしたポジショニングは意識されている。

世界の中でも四季変化がハッキリとしているニッポン。
冬期の寒冷では北欧北米の世界標準と差異のない北海道という地域も持ち、
さらに蒸暑の夏期ではアジアの広大な地域と近接するという、
日本の地理学的気候条件が、世界最先端の住宅環境技術を生み出すことを
期待したいと思います。ぜひみなさん、前真之先生の発表をご確認ください。
一般公開のページアドレスはこちらです。
http://replan.ne.jp/content/igokochi1/

【無事期日前投票。司法の判定はムリ。代わりに・・・】

わが家と事務所はすぐ近くにあり、区役所からも数分の距離。
で最近、区役所で駐車場待ちしているクルマが多かった。
って、考えたら選挙の期日前投票なんだ、とふと気付いた。
選挙の当日はどういう予定になるかハッキリしないので
事前に済ませておけるならということで、昨日、無事に済ませました。ひと安心。
訪れた札幌市西区役所での様子を見ると、ずいぶん多いように思います。
今回の選挙は関心が高いのかも知れませんね。
個人を選ぶ方と政党を選ぶ方の両方を投票した後、
「最高裁判所判事の審査」がありますが、あれは無理筋ではないかなぁ。
圧倒的に提供される情報量が少なすぎるので、判断のしようがない。
まぁ今回も白票にせざるを得ませんでした。
ただやはりもったいない気がする。選挙費用って、すごく掛かりそうですが、
せっかく「国民の声」を直接聞く機会なので、もっと活用できないのかなぁと。

そこで代わりに「メディア報道」についての民意把握はいかがでしょう?
よくメディアというのは、第4の権力と言われます。
司法・立法・行政の3権の次にマスコミというのが挙げられている。
たしかに公的な資格とかもない「自由」なものですが、
今度の消費税アップでは新聞だけは8%に据え置かれるという。
そうであれば、国の行う選挙で国民意思を確認する方法はないかと思う次第。
司法は国民には情報量が少なすぎて意思表示をすることは難しいけれど、
メディア報道については、意思を確認することは難しくないのでは。
先日インターネットのニコニコ動画での「党首討論」テーマのことを書きました。
あの場合には、事前に世論調査してテーマを2つに絞り込んでいた。
なので、質疑応答に納得性が高かったと思う。しかしその後の
メディア主導の「党首討論」には疑問を感じることが多かった。
たとえば、直近の国政のテーマの国民意志の所在を聞くなど、
「もっとも大きなテーマ」をいくつかに絞り込む、確認する方法はあると思います。
政治権力の選択は「代議制」が基本であるとはいえ、
論議して欲しいテーマ領域についての大きな国民意志はある。
今回のことで言えば、やはり北朝鮮危機が第1ではないか。
緊迫性が高いのですがメディア報道では国政テーマとして見えにくくなっている。
主要なマスコミから代表を選んで、10項目程度にその時点での「民意」テーマを絞り、
国民に3テーマ程度を選択してもらう、というようなことは可能では?
そうすると大きな「テーマ」が絞り込めるので、その発表を受けた後、
少なくとも日本の言論世論の発展にとって有益な活用が考えられるのでは。
その討論過程も公開することで関心も高まり、国民には有益なのではないか。
もちろんテーマには旬とか時効もあり、その時点までの「評価」にはなるでしょうが、
それでも回を重ねていくと、有為な「国民意志」把握に繋がると思う。
言ってみれば「言論世論所在の公的調査」の側面を持って、
メディアに対して一定の「国民の意見表明」が可能になると思われる。

大勢のみなさんが途切れることなく訪れている光景を見て
そんな妄想に駆られておりました。
テーマと写真はあきらかに無関係です(笑)。めんこかった。

【ハレとケ 消えゆくニッポンの住空間意識】


伝統的なニッポンの家、民家を見るというのは、
そこで暮らしてきた先人の「空間意識」を感受することだと思います。
空間を作らせ規定したものは先人が持った倫理観や生活観であることは自明。
そこから現代の住宅づくりにひるがえって、
失われたなにごとかを想起するというのは、未来を考えていく手掛かりにもなる。

写真は、ある古民家の床の間のあるハレの空間と
日常生活が営まれただろう、ケの空間を対比したものです。
ケの空間の様子から、人々の日常の暮らしぶりが豊かに想像できる。
この住宅は兵庫県・姫路近郊の大庄屋建築ですが、
なんと採暖としての「囲炉裏」がありませんでした。
代わりに、日常使いの「かまど」が素焼きのレンガで造作されて
板敷きの空間に接合されて存在している。
囲炉裏自体はないけれど、その代替としてのいわばクッキングストーブ。
日本人というのは食卓テーブルを囲んで食事するというよりも、
各自の「膳」に盛られた食物を食べるのが一般的だったとされますが、
そのような日常生活が、この空間で営まれていたのでしょう。
この空間での冬期の生活を想像すると、厳しい。
日本人は寒冷に対して「忍耐」で向かったことが見えてくる。

一方、ハレの方の空間は、床の間がやはり惹き付けられる。
現代の住宅では畳の間自体が稀になってきているけれど、
こうした古民家には、必ずこういった「神聖空間」がある。
畳も、柱、横架材もクッキリと空間を「仕切っている」。
インテリア的な印象とすれば、まことに「筋が通っている」。
こういった空間性から想像される「倫理性」の息づかいがただよう。
こういう空間で人生の節目のようなことが営まれた。
人としてかくあれ、と民族的な「教育装置」として機能したように思える。
現代住宅では、こういった機能を果たしている空間は見出しがたい。
床の間のそのタテ横の空間の仕切り方、その「グリッド」感覚や、
そのなかでどのように置物や装飾品を配置するかという
空間についてのニッポン的感覚の磨き方など、いくつも気付くことがある。
こういう空間にはよく掛け軸などがかけられる。
その題としては絵であったりもするけれど、
よく書が掛けられたりもする。その意味とか、文字の表現力とか、
そのような機会でニッポン人的な内面は構成されたに違いない。
こういった空間の中で、どのようなニッポン人的な感受性が立ち上ってきたか、
そういうことにいつも思いが向かっていく。
こういった空間が持っていた住宅としての
意識醸成機能というようなものについて、どうも現代住宅からは
感じられることが少ない、失われているように思える。
そのことは、いい部分もあるけれどそうでない部分もある。
進化した部分と、退化している部分の両面があるのではないか?

【Facebookページ「いいね」1,000超え、感謝!】

みなさん、ありがとうございます。
一昨日、ふとFacebookページを見たら、ごらんのようなアラート。
おかげさまでみなさんからのページへの「いいね」が1,000突破であります。
「開始: 2016年4月21日」ということですので、
ゼロのスタートから1年半くらいでの到達。
早いのか遅いのか、わたしには比較はわかりませんが、
みなさんから「しょがない、いいね、してやろうか」と押していただいた積み重ね。
感謝の思いをしっかり持って、これからも毎日情報発信をがんばります!

わたしのページの傾向を見ると、
やはり住宅技術ネタの情報発信が、比較的に反応が高い傾向。
きのう発信した内容、【計画的「自然換気」の見えにくい異言語討論】では
Facebookで丸1日の間に1,679人の方がごらんいただいています。
その他自社のHPやそこからのミラーサイトなどもありますから、
読んでいただいている総数はそこから倍くらい上回る。
わたしのページは北海道の住宅雑誌が基本スタンスなので、
技術情報への関心の高さはやはり当然でしょうね、
全国各地のFacebook友だちのみなさんからすれば、
そういう情報に敏感なのだなと、受け取らせていただいています。
あ、「Facebook友だち」2,248人は全国拡散型で、
おおまかには北海道東北で4割。関東が約3割。
その他地域で3割くらい、といった地域構成になっています。
海外の方も2〜3%くらいはいらっしゃいます。ただ日本語文化圏のようです。
住宅技術の実験場的な側面が、北海道は大きいので、
最新の住宅技術動向についてはこれからも情報発信し続けていきます。

しかし、住宅雑誌編集ではそういった技術の情報ももちろんですが、
より生活者的な視点での「住宅への気付き」ということも大きな部分。
さまざまに体験する住宅取材の情報摂取も、感度維持には欠かせません。
こういった幅広の住情報についてを今後ともメインで書き続けたいと思います。
逆に高断熱高気密がふつうの地域から見て、以南地域の住宅から
情報的な気付き、相互理解のポイントもまた見えてくることがある。
全国を歩く機会も多いので、そういう情報「落差」もお伝えしたい。
・・・ということですが、でもまぁ、ふつうに生きている人間なので、
その他幅広いテーマについても、興味と関心を持つのは仕方ない。
ことしはわが北海道日本ハムファイターズはさっぱりの成績に終わりましたが(泣)
これからも調子が上がってきたら、書きます(キッパリ、笑)。
日本列島の北の方で生息している人間がふつうに日々感じていること、
そういうことも、書くテーマとしてお許しください。
ということで、引き続き、よろしくお願い申し上げます。

【計画的「自然換気」の見えにくい異言語討論】


さてきのうの続きであります。表題のような深層論議に立ち至った。
第1部のPHIUS(アメリカパッシブハウス研究所)の視察見学報告に続いて
スウェーデン・REC換気システムについての講演。
この換気装置は日本の概念区分としては「第1種換気」ということになります。
吸気も排気も機械で制御しながら、計画換気を行っていく考え。
RECは、スウェーデンではじめての「パッシブハウス」で採用された換気システム。
こちらの「パッシブハウス」はドイツ基準に適合したもの。
この採用に当たっては、世界的に寒冷地建築研究の最先端と言われる
スウェーデンのルンド大学工学部で試験プロセスを経て選定された、
というように自社の紹介がされていました。
ちなみに、ルンド大学についてはWikipediaに以下の記事。
〜スウェーデン屈指の名門大学として知られ、QS World University Rankingsでは
2013年に67位(国内・北欧圏共に1位)にランクインされている。〜
北海道からも鎌田紀彦先生が客員研究員のような形で行かれたり、
その同期にはドイツパッシブハウスのファイスト先生も席を並べられていたそうです。

そういった実績のある第1種換気の部材であり紹介されていたのですが、
プレゼンの途中で「パッシブ換気」について、相互理解に齟齬が発生。
世界の基本的な潮流は、この第1種計画機械換気であり、日本でも
鎌田紀彦先生がこれがもっとも妥当性が高く、科学的と高く評価されているのですが、
一方で寒冷地である北海道では、いわば「計画自然換気」と言える、
「パッシブ換気」の研究とその実践がユニークに存在している。
概念としては、2枚目のイラストになります。
(これはパッシブ換気を推進する太平洋建業社HPからの引用。)〜
http://www.t-kengyo.com/passive/
唱道者は現在北海道科学大学教授の福島明氏。
冬期暖房によって内外温度差が明瞭なことを利用して、
暖まった空気は上昇する原理を活かし新鮮空気を床下空間にパッシブに導入しつつ、
空気の経路を明確化させて、建物上部から排気させるシステムです。
いろいろな評価はあるのですが、日本・北海道オリジナルなシステムとして
たくさんの事業者・設計者がチャレンジしている工法。

で、この目に見えにくいパッシブ換気についての論議に至ってしまった(笑)。
どうもこの換気方法について、スカスカ自然隙間換気と誤解されてしまい
論議がなかなか噛み合わない状態になってしまった。
北欧やヨーロッパでは、こうした換気方法へのチャレンジは行われていないようです。
たしかに新鮮空気の導入について換気量のコントロールが難しい側面がある。
空気経路の把握について経験が必要とも言われています。
しかし一方で、ほとんど機械動力を必要としないことから、
ある意味、究極的とも言われる考え方。
北海道ではこの方法にチャレンジして、体感的に空気の流れを把握できた、
というような発言も事業者・設計者から聞くことが多い。
最近では秋田能代の西方設計・西方里見さんも自邸で採用していますね。
しかし、先述のように欧米ではこうした概念自体が存在しないようです。
北大の菊田弘輝先生も参加されていましたので、
質疑応答では、かなり突っ込んだ専門的なやり取りが活発でした。
換気は目に見えにくい部分があるので、こうしたことがらについて、
異言語間での通訳を交えた応答というのは、かなり難しいと実感。
でも結果として相互の国際理解は一気に深まったし、面白かった(笑)。
わたしも少し論議にからんだので、事後、REC社のケネットさんとクラウスさんとは
ガッチリと握手して名刺交換し挨拶しました。ちょっと力強かった(笑)。