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満開・展勝地の桜

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きのうは盛岡の石割桜をご紹介しましたが、
ものの本や情報を見てみると、石割桜の品種はやはり、
エドヒカンザクラというのが正しいようです。
わたしの欲耳(?)のせいで、エゾと聴き間違えたものと思います。
この品種に何かを掛け合わせたのが、ソメイヨシノだとも聞きました。
って、申し訳ありません、これも伝聞ですね(笑)。
どうも桜の品種がどうこうというのは、不粋ということでしょうか。
単純に桜の美しさを楽しめればいいと思います。
今回の出張では、岩手県がメインでしたので、
仙台からの行き帰り、どうしてもここを見たくて、
早朝、行って参りました、北上・展勝地。
北上川の流れに沿って広がる河岸公園一杯に植えられた桜並木。
東北各地、色々な桜の名所がありますが、
便利が良くて、いちばん見に行くことができる場所です。
っていっても、今回のような満開ぶりは初めて。
芽吹きはじめる新緑と、淡いピンクの桜のコントラスト、
ゆったりとした北上川の流れ。
やはり、東北中でも1,2を争う名所と言えるでしょう。
早朝、7時台だったので、まだ散策している人も少なく、
まるで、満開の桜をぜいたくに楽しめました。
桜の木の間には、ツツジの木も植えられています。
こちらはもう少し後から、これもいっせいに花開きます。
こっちもいい風情で、楽しみではあるのですが、
今時期は新緑で、桜にコントラストの色合いを提供しています。
この展勝地、みんなの篤志で植えられた桜が育ってきて名所になったものとか。
弘前城の桜や、角館の桜が武家由来の歴史性を感じさせるのに対して、
大変庶民的で、好感ももてる次第です。
いっとき、癒される光景にうっとりさせられておりました。
大変、命冥加な思いをいたしました、ありがとう。

石割桜

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きのうは盛岡市内で取材。
せっかく、桜の時期に盛岡に来て、見ない手はありません「石割桜」。
わたくし、花が咲いている時期には初めて見た次第。
この時期にはボランティアで観光案内していただけるようで、
この木が、エゾヒカンザクラであること、
いまから350年ほど前の江戸中期にこの地に屋敷のあった
盛岡南部藩の家老家の庭石が雷で割れ、
その隙間に桜のタネが飛来して、成長したと言うこと、
などの情報を聞かせていただきました。
桜の木としては日本で最初に天然記念物に指定されたものだそうです。
現在はすでにかなりの老木であり、
ところどころ、まるで絆創膏のような保護が施され、
また、支え木が何本も建てられております。
看るひとによってはもうすぐ寿命が尽きる、というひともいれば、
いや、何百年も大丈夫だというように見方が分かれるようです。
興味を引いたのが、この桜、周辺の桜よりも
咲くのが早いのだと言うこと。
という理由として、石の「蓄熱作用」があって、
そこからの温熱効果で早く咲く、ということなのだそうです。
もしそうだとすれば、この桜、
大変貴重な知恵をわたしたちに指し示してくれていると思いますね。
本州でもっとも寒冷として知られる盛岡で、
こういう自然のいとなみのなかに「蓄熱効果」が発揮されているって、痛快。
石をくりぬいて煙道を造り、温熱効果を得ていた
東アジア一帯に残るオンドルのアイディアに通じるものがあります。
ただ、こういう知識は日本ではあまり重要視されなかったのですね。
それよりも通風重視の家づくりの中の格式・様式部分の文化性の方に
はるかに民族的な情熱が費やされてきたのだと思います。
っていうような雑感を抱きつつ
桜の美しい饗宴を眺めさせていただいている出張行脚になっております。
ことしは東北、どこも桜が早めだそうで、
仙台はすでに葉桜の風情。
なのですが、やはり日本人ですね、
桜と春の空気感に、無上な沸き上がるよろこびがこみあげます。
民族的なDNAは確かに存在すると思いますね。

超バブリーゴルフ場

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すごいですね〜〜〜。
わたしのような一般庶民にとって、
その昔、バブルという時代があって、というお話だけを聞いていたのですが、
まさにかくやありなんというゴルフ場に行って参りました。
わたしは建築が専門なので、どうしてもそっちにまず目が行く。
って、誰でもクラブハウスには行かなければゴルフはできませんね(笑)。
とにかくこれが極めつきですね。
「おい、なにこれ?」というものすごさ。
一応外観とか、アメリカンスタイルであることは明白。
たぶん、デザインは海外有名建築家ということなのではないかと思われます。
内部には、案の定、意味不明の円柱が「どうだ!」とばかりに林立。
正面には人造の池がしつらえられていて、せせらぎも造作されている、
ってようするに、循環水になっていて人工の滝になっている。
これみよがしのアメリカン豪華インテリアの世界。
どうです、ここは選ばれしセレブのための豪華社交場でっせ、という感じ。
恵庭カントリークラブというところなんですが、
まぁ、笑うしかありませんね。
北海道で名門ゴルフ場というと、輪厚とか、島松とかといわれましたが、
わたしはゴルフ、一生懸命にやっていたのが
もうかれこれ、20年前くらいなので、そのあたりまでしか
ゴルフ場とかについての知識がなくなっていたわけなんです。
で、ひとの噂の断片くらいで「恵庭カントリー」という名前は聞いたこともありましたが、
そういう意味でのバブル的興味はほとんどないので、
深く聞いたりもしたことがなかったのですね。
大体が、ここ10 年以上、年1〜2回しかゴルフに行かない生活だったのもありますが。
で、シーズントップなのにすごい好天に恵まれた日曜日、
気の置けない友人たちとのコンペがあって
仕事上、顔が利くという友人の紹介でプレーした次第なんです。
まぁ、このクラブとしては超格安と言うことでした。
でもね、豪華さに浸るのはいいけれど、ゴルフをしに来ているだけなので
1杯1000円のラーメンを食べさせられても、ありがたいとは思えない。
聞いてみると、さすがにバブリーで、平成元年開業で、すでに
2回も経営者が替わっていると言うこと。
当初は会員権2000万円というふれこみだったのが、倒産して、
現在は200万円程度だと言うこと。
ですが、誰が考えても、そういう時代ではないと思われるのですが・・・。
プレー自体はアップダウンもなく、全体にフラットでやりやすく、
まだ、春先で葉っぱも繁っていないので、多少曲げても大きくスコアを崩さずに済みまして、
スコア自体は近年まれに見る好スコアを出させていただきました。
なので、やはり、素晴らしいゴルフ場だなぁ、と(笑)、
その意味では満足させていただけた次第です(笑)。
でも、何人も従業員の方が、入れ替わり立ち替わりするレストランって、
ちょっと、どうなんでしょうかね。
庶民感覚からすると、そんなにサービスを求める人がいるのかなと疑問。
まぁ、たぶん二度と行くことはないとは思いますが、
なんか、時代感覚がすっかりマヒしそうなゴルフ場でした。

講演会、北国の春

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土曜日には、札幌市内である住宅ユーザーグループでの講演会。
ちょうど、「いい家ってなんだ」という特集をReplanの今回号で組んだので、
そのテーマだと、包括的に話せるなぁ、ということからやって参りました。
別に、講演が主たる仕事ではありませんが、頼まれると時々やっております。
人の前で、論旨が一応通っていて、しかも
できれば、家づくりの楽しさが伝わるように話すって、
毎回のことながら、いろいろ写真を準備したり、なかなか大変ではあります。
でも、そうやって折節に作成してきたPowerpointデータが44本ほど
わたしのパソコンの中に入っております。
ただし、一番古いもので2003年のものしか残っていません。
それ以前も講演の記録は確実にあるので、全部ではない。
少なくとも、5年間に44回はやってきたのかなぁと、びっくり。
ということは、年に8回以上のペースっていうことのようです。
ユーザー向けのものから、プロ向けのものまで講演の内容は別れています。
大体が過去の似たような講演記録から、
データを最新に差し替えたりするのが一般的。
それにその時々に考えていることなどをプラスしていく構成。
今回は結局、テーマが幅広かったので、用意したスライド点数は350点ほど。
それを与えられた2時間半の時間にお話しいたしました。
最後は時間がなくなって、大急ぎでの終了でした。
でもまぁ、参加していただいたみなさんから、笑顔を見せていただけたので
ホッと、胸をなで下ろしている次第です。
ということで、仕事が済んできのうは気の置けない高校同期の連中と
月例ゴルフ大会に行って参りました。
札幌はこの冬の積雪も順調に融けていっておりまして、
日中などは、半袖で十分なほどの陽気。
まさに春爛漫から初夏かと間違うような好天に恵まれました。
毎年、春先ゴルフというと、ほとんどやる気をなくすようなスコアでしたが、
きのうはここ10年くらい記憶にないほどのいいスィングができ、
今年は何回か、やってみたいと思えるスコア。
って、ここ十数年、年1〜2回だったのですが、
なんとか月に一回くらいは行きたいな、と心に決められました。
まぁ、好天のせいであることは間違いありませんね(笑)、春の珍事です。
で、帰ってきたら、家のまわりでも春の花が開花しはじめました。
写真は家の前の中学校の校庭の「こぶし」の花。
大ぶり、肉厚なはなびらが豪勢な感じがして、大好きな花です。
さて、きょうからは東北の方に取材で行きます。
桜が待っていてくれるでしょうか?

早春の森あそび

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金曜から土曜に掛けて、
わたしも参加している地域工務店グループ「アース21」のなかの有志の集まり
「森を考える会」の総会に行って参りました。
これは、地産地消とか言われているのに、
実際の北海道の森がどのようになっているのか、
なにも知らないのでは、提言もできないし、方向性も見えない。
そういう現状を打開するのに、自らも森林所有者になって
どのようなことを考えていったらいいか、
そういう体験を共有しよう、という狙いから作った会。
実際に昨年、わずかな面積ですが森林を購入したのです。
森林を購入したら、こんどは管理をしなければならないし、
定期的な下草伐採、間伐などから経営的視点から植樹計画も考えなければいけない。
そういう話し合いをする中から、北海道の森林のよい未来を考えたいということ。
今年第1回ということで、自分たちの森を見に行った次第です。
所有はグループの代表個人で登録していて、
わたしたち会員は、利用権として一口参加しているという形態です。
ゆくゆくはユーザーのみなさんにも呼びかけて、
北海道の森の現状を考えていただくきっかけにもしていければと考えています。
なんですが、まぁ、楽しみながらでなければ続かない。
ということで、場所は札幌の北方30kmほどの厚田の近郊で日本海も見える高台。
朝、近くの海で取れたホタテなどを仕入れてきてのバーベキュー大会から、
森林探索、沢地の探検などを行ってきました。
お酒が入っているので、わたしは沢まではおりませんでした(笑)。
笹に足を滑らせて、滑落したりするので、危険もあり、
万が一に備えて、助け出す係になった次第です(笑)。
まぁ、本音は痛い思いはしたくない、というところですが(笑)。
でも、早春とはいえ、森の空気感は清涼で素晴らしい。
購入した森林のお隣には、引退された元北海道職員のかたのロッジがあり、
そこを利用させていただいたのですが、
お話を伺うと、いろいろな側面が見えてきました。
とくに印象的だったのは、動物植生の変化ぶり。
ペットとして飼っていた犬や猫などを投げ捨てていく人が後を絶たず、
そうした犬が野犬となって、集団を造り徘徊していると言うこと。
人間の勝手気ままが自然の輪廻を破壊している実態がまざまざと感じられます。
一方で、いわば自然絶対主義的な、原理主義的な
一切自然に手を付けてはいけない、みたいな考えも同時に自然維持には問題がある。
森林は人間が適切に面倒を見ていく必要があるのだ、と思います。
そのような長期的な自然保持、環境保全の方法を考えていかなければなりませんね。
時期を見て、読者のみなさんやユーザーグループのみなさんなどに
森と親しんでいただく機会を作りたいと考えています。
沢地には野花が咲いていましたが、
その驚くほどの緑のみずみずしさ、花の色の新鮮さに心打たれます。

スクラップ&ビルド・・・

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最近、わが社事務所周辺では活発に建築が行われています。
大型MS建築については先日も触れていますが、
そのお隣、ちょうどわが社の目の前では、
セブンイレブンとなりの民家が先日取り壊されていました。
この民家って、どういう経緯で建てられていたのか、わが社が引っ越してきてから
つい3年前くらいに古い家を壊して建てられていたものでした。
大きな20m道路に面して建てられていたのですが
どんな建物が建つのかなぁ、と見ていたら
なんのことはない、ごく一般的な住宅だったので、へぇ〜と思っていた次第です。
で、そういう新築物件が、先月くらいに解体されていたのでびっくり。
おいおい、まだ2〜3年じゃないか、と思っていたのです。
で、その後、土工事・基礎と建築が進み、
どうも平屋っぽくて、さてなんだろうと思っていたら、
こんどはセブンイレブンが解体工事。写真はその様子。
っていうあたりで、ようやく工事の人に聞いたら、
セブンイレブンが角地を嫌って、一軒ずれて建てたい、ということになったようなのですね。
それで、既存の建物を解体して撤去し、
お隣の建物と敷地を買収して、角地は駐車場にしようという考えのよう。
どうやらそういう流れのようなんですが、
この間で、2軒の建物が解体されているのですね。
商業的目的とはいえ、ちょっと荒っぽいなぁと思います。
CO2削減とか、最近、そういう周辺のことが頭をよぎっているので、
余計に、そのような思いを感じるものかも知れません。
新築時にはCO2は約10tくらい排出されるし、解体には3tくらい排出される。
そのように考えると、短期間に、って3年前の正面の家の新築も含めると
新築が2軒に、解体が2件。都合26tくらいのCO2が排出された計算になる。
なんとなく、息苦しい感じもしてきそうです(笑)。
まぁ、このセブンイレブンには先日、車が突っ込んだりして、
幸い、人的被害はなかったのですが、
角地って、けっしていい立地環境とも言えない、というのがきっかけではあるのでしょうね。
店舗としての安全性を最優先して考えての結果だとは思われます。
しかし、それにしてもちょっと、すごく無駄という気もします。
どうなんでしょうね〜〜〜。

6.19〜6.21環境総合展出展します

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昨年初め頃に、当時の安倍さんが打ち上げて決定した
北海道洞爺湖サミット。
いきなりの決定だったので、誘致活動とか
準備に地元が参加するというような機会はあまりなかったのですが、
短い目標があると目的意識が求心的になって、まとまりやすくなる日本人。
だんだん近づいてきて、身近な存在になってきています。
とはいっても、一般的には7月7日からというサミットの日程も
ほとんどの人が知らない、というようなことだと思います。
そういう意味では北海道の一般人は、さすがにご当地ということで、
やや迫ってきたという実感が、見えてきていると言うことでしょうか。
というようなことなんですが、
このサミットを記念して、表題のような展示会が開かれます。
この催しも昨年11月に決定して、2月に企業応募が始まった、というドタバタぶり。
ところが、主催者側の予想では、400小間相当程度の規模と踏んでいたところ
企業側応募はなんと、1000を超えてしまったという状況。
景気動向に悲観的な材料ばかりの昨今ですが、
主要テーマが「環境・エコロジー」ということもあって、
企業側からすると、数少ない成長分野、関心分野という価値が高く、
全国的にも大変注目を浴びるイベントになっているようなのです。
かくいうわたしどもも、企業NPOとして取り組んでいる
「NPO住宅110番」として、出展することにいたしまして、
きのうがその「出展者説明会」でした。
まぁ、わたしどもは住宅関係の地元NPO3団体として
協同的なブース構成を企画している関係から、
抽選の結果、屋内会場ではなく、屋外会場での展示となるのですが、
屋外でもエコカーの試乗会が行われるなど、目玉企画もあるので、
まぁ、そこそこの注目度は集まるのではないかと期待しています。
しかしそれにしても、下の写真のように
会場になる札幌ドームの会議室がびっしりの大盛況ぶり。
地元と言うことで、知り合いのみなさんの顔も多く見られました。
また、全国的な注目が高まっているようで、
各地から来られている様子も伝わって参りました。
東京でも24日には同様の説明会が開かれるというのに、という状況。
国内で開かれるイベントとして、久々に「意義のある」ものになりそうで、
大成功しそうな予感が高まってきています。
出展枠が確保できたことは、ラッキーと言うことになるかも知れません。
これから、新住協・北の民家の会というNPO2法人とともに
どんな展示が可能か、企画を練って来場のみなさんにアピールしていきたいと思います。
抽選の結果、屋外にはなりましたが、
屋内ブースにも負けないような企画を立ててがんばりますので、
ぜひご来場いただけますようにお願いいたします。

え、竜巻発電???

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先日取材で伺った山形県寒河江付近で発見した野立て看板。
「なに〜〜〜、竜巻発電??」とびっくりするメッセージなんですね。
まぁ、新エネルギー研究の分野でもあんまり聞き慣れない。
でも、どうしてそんな新エネルギーのことが野立て看板になっているのかも、もっと不思議。
この付近にそうした研究を行っている施設などがあるということなのか
と、注意してみてもそのようではない。
っていうような経験をいたしまして、
その後、ちょっと調べてみましたが、
確かにそういう研究は行われていないことはないようです。
でも、どうも、怪しげな「投資話」のツールになっているというのが実態のよう。
新エネルギーなので、いま投資したら将来的な成長性が高いので
大きな利益を得ることができますよ、ということらしい。
そんなにいい話ならば、なぜ、銀行とか金融機関から融資を受けないのか、
なぜ、わざわざ説明が大変な一般大衆向けにこういう広告手段を行うのか、
第一、将来性があるのなら、電力会社に売り込めばいい。
どのように考えても、腑に落ちませんね。
こういう商法?に、だまされる人はいるのでしょうか。
ということなのですが、
わたしは広告の畑出身なもので、なぜ野立て看板を使って広告しているのかが
理解できなかったのですね。
普通はこういう怪しげな投資話は、インターネットとか紙媒体とかの
いわば「足の短い」タイプの広告手段を採用すると思うのです。
普通はこういう設置型の「足の長い」広告手段は採用しない。
想像するとすれば、そういうメディア系の広告手段からオフリミットされて
やむなくこういう手段を採用しているのか、と思われました。
でも、こういう野立て看板って、その地域の印象にも関係してくるもの。
「え、???」と思うような広告って、やっぱりふさわしくないのではないでしょうか。
場合によっては、こういう怪しげなのも容認する地域性なのか、
というように誤解を呼ぶようなこともあり得るのではないでしょうか。
まぁ、表現の自由もあるわけではありますが、やはりおかしい。
それと、色遣いのセンスなど、ちょっとすごい感覚。
インパクトの強烈さは確かにありますが、
それがいい方向の受取り方をされるかどうかという点では、大いに疑問。
くれぐれも、こういうのに安易に捕まりませんように。ではでは。

都市別暮らしからの排出CO2

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写真は国総研・田島さんの講演からのデータ。
ことしになって、このようなデータ、わたしたちにも目に触れる機会が増えてきました。
新潟から右側は年平均気温がだいたい16度前後の都市。
仙台が12度くらいで、札幌は8度。
そういう年平均気温の違いに沿って、家庭からの排出量が変化しています。
寒冷地のわれわれにとっては、暖房用の部分が半分以上を占めているわけで、
この部分の削減と言うことが主要なテーマになりますね。
一方で、国全体で考えれば、人口の8割以上を占める地域での削減を考えれば
照明や、家電、さらに給湯の部分が総量として考えると大きい。
そうしたことから、ヒートポンプ技術が緊急的なテーマになるわけですね。
給湯の部分が削減されるというのは、エコキュートが期待の星になる。
家電製品も、古いタイプのものから
最新のものに買い換えれば省エネタイプに変わっているので、
CO2削減という意味からは、効果が大きい。
で、こうした部分については寒冷地での暮らしでも恩恵は大きい。
ただし、ヒートポンプ技術が寒冷地用開発がどんどん進歩することが不可欠。
一方で、暖房用消費エネルギーの削減っていうのは
住宅の性能の改善が不可欠なテーマになる。
性能が向上しなければ、快適性を犠牲にしない限りCO2削減は実現しない。
このことは北海道で実現することのメリットも確かに大きいのだけれど、
人口が8割以上占めている地域でも、北海道の3割程度は使っているわけで、
その効率を上げるというのは、国全体で考えれば、相当に大きい。
事実、北海道で暖房用のエネルギーを半減させようという
Q1.0運動で実現する住宅性能レベルは
そのまま、温暖地域で実現すると、
暖房用エネルギーが、ほぼ無暖房レベルに近づいていく。
人口の5%地域で半減するよりも、人口の8割の地域で低減することの方が
省エネ効果は高くなるという道理。
たぶん、これらの両方からのアプローチが相まって効果が上がっていくのでしょう。
住宅の新築はもちろんだけれど、
このように見てくると、既存住宅の性能向上というのは、
国全体で考えてもきわめて緊急性が高い。
寒冷地域がそうした手法を開発して、温暖地に普及させていく、
というアプローチは、必要不可欠になってくるということが言える。
まぁ、日本の寒冷地人口って、
北海道・東北・日本海側北部地域など、だいたいが2割と推計できます。
ちょうど国全体で考えれば寒冷地・温暖地の比率って2割・8割になるわけですね。
よく、2ー8の理論って言われることがあります。
そうした知恵で、いろいろ考えていくのも面白いかも知れないかなぁと
最近考えはじめております。

近隣のマンション建築計画

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わが社の建物は、大きな準幹線道路に面しています。
繁華な商業地域から連続してきている道路で、便利も良く
地下鉄もそう遠くないので、まぁ、比較的に便利な敷地にあります。
そういうことなので、すぐお隣にはマンションがあったりします。
ウチの社屋は住宅雑誌の編集部ということもあり、
単純な木造2階建てという至ってシンプルなものなのですが、
新築時にはとなりのマンションのせいでテレビの電波障害があり、
電気屋さんが苦労してアンテナ位置を特定しておりました。
やはり大きな建築は、近隣に対していろいろな障碍や迷惑を与えざるを得ないもの。
しかし一方で、大きな賑わいも自然に出来上がっていくので、
商業的発展などの面では不可欠な部分もある。
都市という環境の中での住宅というものの存在を考えさせるきっかけにはなりますね。
一昨年に着工して大きな工事を行っていたお向かいの敷地でのマンション計画。
ことしになって、4階までの工事ができていた建物が解体されて
更地になっておりました。
例の姉歯さんと同様の耐震偽装問題が発覚して、にっちもさっちもいかなくなって、
とうとう、転売して解決することになったようなのですね。
その敷地に新たなデベロッパーによるマンション計画が再度持ち上がり、
その工事に対する「アンケート調査」なるものが来ていました。
写真は不明瞭ながら、冬至の頃の日影についての影響を地図上に表現したもの。
わが社の建物や駐車場部分にも大きな影が架かることになっています。
前回の工事については、まったく通知がなかったことを考えると
今回は事前にこのような案内が来ているので、
まだましな対応とは思われますが、やはり影響はある。
しかし、こうしたお知らせも「町内会」が資料作成して回覧形式を取っています。
町内会の役員さんも大変だと思います。
自分のことではないのに、調整の機能を果たさなければならない。
少なくとも文書を作成して説明を加えなければならない。
これまでも住宅クレーム110番には多くの相談も持ちかけられてきたテーマですが、
こういう近隣の問題って、自分にも降りかかってくるとなると、
改めて、大変なことなんだなぁと思い知らされることですね。
さて、対応を考えていかなければなりません。