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いちごジェラート

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昨年あたりから、関東地域への縁が強くなりそうでして、
今回東北〜東京出張でも、土地勘を養う意味もあって
仙台からはレンタカーで東京へ移動してみました。
っていっても、東京都内では目的地周辺で駐車場探しになるので、
ホテルに駐車させて移動はもっぱら電車利用。
なのですが、移動で土地勘を養う意味では、クルマでベタに地面に吸い付いていると
さまざまな情報が飛び込んでくるので有意義。
そういう移動での唯一の楽しみが、高速パーキングB級グルメ(笑)。
昨年も取材で北関東地域はあちこち移動していたので、
まぁ、目星は付けているワケなのですが(笑)、
東北道佐野の高速パーキング、なぜか、下り側だけで販売しているのがこれ。
値段はちょっと高い、430円。
っておい、そりゃぁ高いだろうとおもうのですが
どうにも、こういうのに弱い。
わたしは、お酒はまぁ、ほんの付き合い程度でして、
その分、こういうお子様向けデザートの類には
昔の、母に連れられていったデパート食堂でのバナナパフェ以来、
無抵抗に近いくらいにカラダが反応する。
おいしい、という口コミには徹底的に弱いのです。
やむなく、430円をはたいて、写真に収めてから、
やおら口に入れてみた。
って、まぁ、完全にノックアウトであります。
頭のなかに★が出てきては、あちこちあちこち、★だらけ(笑)。
いや、正しくは、★☆★☆、というような表現に近い。
ナマのイチゴがアイスクリームに練り込んであって、
それが口の中で、さわやかに弾け返る次第なのであります。
甘さと、さわやかさの2重奏とでもいいましょうか。
実は、往きの上り線のPAからでも購入可能になっているそうです。
このPAは両方から出入り可能な造りになっているそうなのですね。
まぁ、たまたま、ある人の口コミで耳にしただけで、
普段、いちごジェラートなるものの存在を知っていたわけでもなく、
食べたことなんて、あるわけもないので、
いちごジェラート、今回がはじめての食感体験ですので、
どこのどれと比べて、というような評価は出来ません。
でも、まぁ、430円でもうまかったのは事実。
仕事で、これからもちょくちょく出張は可能性があるのですが、
そうなると、佐野PAは外せないポイントになる予感がしています(笑)。
参ったな〜。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

北海道の2提案、長期優良モデル事業に

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きのう午後、道庁の方からメールでお知らせがありまして、
北海道が関与する2つの「長期優良住宅先導的モデル」応募、
どちらも採択されたというお知らせ。
このブログで、何回かお伝えしていますが、
新築の方では、「北方型ECO」が昨年度も事業採択されていますが、
今年度も引き続き採択されたものです。
それに加えて、わたし自身もメンバーになっている
「北海道R住宅推進協議会」でのリフォーム事業提案も受理されました。
ことしの受理提案を見ていると、
地方公共団体の関与は、見る限り北海道だけと推測されます。
やはり、というべきか。
昨年度、北海道が提案して受理されたときには
全国各自治体からの問い合わせが殺到したと言うことでしたが、
そういう動きも、なかなか国交省への提案までとなると
着手が難しい、ということのようですね。
東北地域や中部地域など、地元の工務店などからは
このような北海道の動きを憧憬していて、
ぜひ地元自治体にも取り組んでもらいたいという希望を聞きました。
しかし、北海道とその他自治体とを比較してみると、
北海道という地方自治体は、住宅施策についての経験蓄積に大きな違いがある。
北海道では、それこそ「開拓使」の時代から始まる
北方圏住宅への豊富な経験が存在している。
国土交通省以上の実際的な業界コントロール力があるのですね。
開拓の最初の段階から、どうしたら北方圏に似合う住宅が可能か
それこそ、「地域共通の問題」として立ち向かってきた歴史がある。
ブロックで住宅を造ったり、高断熱高気密技術を地域全体で作り上げてきた。
今日の「省エネ基準」でも、その根幹は北海道がリードしてきた経緯がある。
寒冷地住宅技術は、世界的にも省エネの基本。
その意味で、北海道という地方政府はもっと情報発信すべきだと思っています。
たぶん、北欧やカナダ政府レベルの北方圏住宅への知恵と経験を持っている。
国交省をもリードするような存在なのですね。
その辺のことが、どうも
中央官僚出身の現職の知事さんにはイマイチ理解されていない感じはする(笑)。
もっと誇りを持って、
この蓄積された情報知識資産を活用すべきなのだと考えます。
なにはともあれ、これでいろいろな計画のスタートラインは確定。
これから、全力を挙げて
さまざまな活動を展開させていきたいと考えています。
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北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

官僚機構とロビー活動

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住宅の政策って、これまでは
企業育成的な、たとえば「ハウス55」政策のような
大量生産をするための政策誘導という側面が大きかったと思います。
っていっても、多くのみなさんはなじみがないと思います。
戦後の高度成長期に、日本の産業政策が国際競争力の強化
大企業の育成という「経済成長」追求型の政策誘導だった時期に、
地方から大量に「大企業従業員」を大都市に集中させる必要があり、
そのかれらのために、「東京で家を建てる」という目標を
人生の大きな目標として持たせる政策誘導を行った。
そのときに、同時に住宅業界にも「大企業」を創出しようと取り組んだ政策が
「ハウス55」政策だったと言われます。
大工工務店の伝統的住宅生産システムでは
このような社会が要求するレベルの大量の住宅生産は不可能であり、
それを可能にするには、住宅生産のプレファブ化が必要。
そういう提案に対して、補助金を出したり、政策優遇することで
骨格的な「住宅業界」が形成されてきたのは、否めない事実だったのですね。
良くも悪くも、やはり、日本の場合、政府の政策誘導が産業にとって決定的であった。
そのような産業政策の中で、
驚くことに、ついこの間まで、
まともに「工務店の立場」からの住宅政策への提言というのは、ほぼなかった。
官僚機構側としては、
政策立案のアドバイザーとしての学者さんたちや、
産業界代表としての大手ハウスメーカー、およびそれが主導する業界団体、
さらには、素材生産のメーカーおよび、その業界団体などとは
人脈的にも多くの絡まり合いがあり、
いわば、住宅政策の進路方向検討の「ロビー」団体として活用できていた。
しかし零細な工務店には、そういう活性化した業界ロビー団体がなかった。
いまでこそ、「全建連」という眠っていたような団体が
活性化してきて、工務店側の「物申す」団体になってきたけれど、
これまで実に長い期間、本当になかったのだと言うことです。
このことは、工務店業界団体側からも、
官僚機構側からもヒアリングしているので、
おおむね間違いがありません。
このような経緯に対して、
今後の、よりよき業界環境、目指すべき住宅の姿を
国の政策に反映させていく活動は、やはり必要不可欠だと思います。
地域住宅雑誌として、多少なりとも
こういう事柄についても、情報収集と関与をする必要はある。
そういうなかから、いろいろなものが明確になってくると考えています。
<写真は文章と無関係。住宅に似合う日除けです>
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北のくらしデザインセンター最新情報

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建築家イベント、2巡してリニューアル!
登録していただいている建築家の数では33人という大人数。
なので、イベントを毎回仕掛けていっても
一回での参加は上限がほぼ6人くらいが上限。
そんななかで参加建築家メンバーが2巡した次第です。
で、今回からは「女性建築家DAY」の企画をはじめます。
北海道で活躍する女性建築家のみなさんの特別イベント。
住宅の主役は主婦としての女性。
日常使いの視点であるとか、素材に対する感覚など
同性としての相談しやすさが女性ならでは。
結局住宅は夫婦を基本とした両性の共存する空間であって、
そのここちよさの検討には、両性的な視点が不可欠だと思うのです。
ところが、建築家でもやはりメインは男性が多い。
どうしても女性的な視点は欠きやすい。
そんなことから、今回から女性建築家だけのイベントを仕掛けてみたのです。
さて、どんな反応が返ってくるか、楽しみ。
また、通常のイベントは
特定テーマに絞った話し合いを行っていきたいと思っています。
しかも開催日程を集中して土日連続開催。
土曜日はどうしても都合がつかない、っていう要望に応えます。
テーマは、6月は「燃費と外観」
エコというよりも、やはりランニングコストを考えた
「生活の燃費」というような切り口が、ユーザーの求めるもの。
そういう考え方に、各建築家のプレゼンが展開されます。
前回、参加された多くのみなさんから大好評だった
「建築家住宅バス見学会」。
今回はスポンサー提供が着きましたので
ユーザーのみなさんの負担はゼロ、無料でご提供いたします。
札幌市内で建てられている実際の建築家関与の住宅を
現在のところ6件、見学に行く予定になっています。
見どころ満載の個性派住宅に、見学者はため息、実感。
百聞は一見にしかず。
こういう機会をご提供できるのは、
北のくらしデザインセンターの最大のセールスポイントだと考えています。
建築家住宅に限らず、新築を考えている多くのみなさんにも
絶対に参考になる実例見学会です。
ぜひ、多くのみなさんのご参加をお待ちしています。
っていうことで、きょうは
出来上がってきた広告の一部をご紹介しながらの
自社宣伝ブログ(笑)、であります。
どうぞよろしくお願いいたします。ではでは。
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地域工務店の存在意義

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きのうは仙台で、山本里見さんとの対談取材。
次号・東北版Replan誌面での企画です。
本誌も、地域工務店の重要性について、大きな関心を持っていますが、
山本里見さんは東北仙台を拠点にしながら、
地域工務店の情報共有・経営的な協力体制の構築に
精力的に関わって来られています。
そういうことから、誌面企画で対談させていただいた次第。
お話しの中心は、
「住環境研究」とでもいえるような事柄についてでした。
建築という領域は存在するけれど、
肝心の、その中での暮らし場面での「居住環境性能」について
人間主体のスタンスで提言してきているのは少ない。
どうしても、建築や構造に論点がいってしまって、
そこで暮らし始めたときに決定的な「ユーザー視点」が
見失われがちになってしまう現状を指摘していました。
その意味で、地域に暮らして、そこでの気候風土を
一ユーザーとしても体感し続けている
地域工務店という存在は、逃げも隠れもせずに
その地域のために、その地域での暮らしに灯台のように
道を照らし続ける存在でなければならないのでしょう。
もし、そういう存在が経営的に行き詰まって
存在し続けられなくなったら、その地域は確実に損失になる。
住宅というものづくりの、地域におけるセンター機能を持っているのですね。
そのような活動を10年以上続けてこられて
年に一度の「健康住宅サミット」も毎回成功させてきています。
ちょうど、北海道ではアース21という団体が活動を活発化させていますが、
基本的には、理念を共有していると思います。
工務店の横のつながりというのは、これまでは
特定のメーカーが主導するようななんとか工法のグループが多く、
本来の工務店主体の活動とは言い切れなかった。
そういうなかで、本格的な工務店のための自主的な活動、
今後も、大いに広がっていくべきものと感じています。
<写真は仙台の楽天の球場>
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オホーツク文化人の住宅

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日本列島の歴史の中で、きわめて特異な存在が
8世紀ころから12世紀ころまでその存在が確認されている
オホーツク文化人。
北海道島の発展の中でも、石器・縄文からアイヌまでの
文化的な流れとはやはり異質。
海獣を主要な狩猟対象として海民としての文化を持っている。
アジアのバイキング集団というようにも言われている。
北海道でもオホーツク海一帯の海辺にその生活痕跡が残されている。
一方で、王朝国家とも交易関係で結びついていて、
北方の狩猟産品の高級品では、
どう考えても彼らの手で採集されていたに違いない産品が、
皇族や貴族の高級趣味生活をうるおしていたと想像される。
で、今回のところ遺跡の森の展示館で
発見したのが、写真のジオラマなんですね。
住宅の形式も違いがあるとは聞いていたのですが、
このジオラマはほかの文化民族の竪穴とはかなり趣が違う。
なにより大型で、20人くらいの共同生活が考えられるという。
後のアイヌの文化に引き継がれた狩猟動物の頭骨を
祭壇のように飾っている。
木材で床組みしてベッドスペースを作っていて、
共同の土間は踏み固められている。
出入り口は、屋根頂部からになっている。
出入りが屋根からという形式は、北東アジア人の特徴という。
後の世のアイヌの衣装が、
「蝦夷錦」というもので、中国皇帝権力機構の
「官服」だったということからも知れるように、
北海道では、北からの交易関係がヤマト国家との関係よりも
むしろ大きいものだったということを表していると思います。
そういう流れの中に、このオホーツク文化人というのは存在している。
どうも、このひとびとの有り様を見ていると、
日本というまとまりではない、広がりの深さを感じざるを得ません。
かれらがどのような考え方、感じ方を持っていたのか、
もっともっと、知りたくなってくる気持ちを抑えることが出来ません。
う〜む、面白いというか、泥沼というか(笑)・・・。
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過去への想像力

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よく考えてみるんですが、
わたしたちは現在と向き合いながら、生きている。
段々年齢を重ねてくると、このひとつながりの「現在」がいろいろに存在してくる。
って、変な書き方ですが、
複合的な要因からものごとって進行していって、
思わぬことが起因で、まったく別のことが変化したりもする。
歴史とか、勉強の世界ではまっすぐに
「信長による天下統一事業」みたいに
特定の人間の生きた視角からとらえ返したりして
整合性を与えようとしたりする。
でも、現実的には、個人も内面も大いに変化し続けているもの。
跡づけて考えれば、信長という人物はこうであったのではないか、
というような「まとめ」は不可能ではないだろうけれど、
どうも実態とはかけ離れざるを得ないのではないか。
どうしても、個人の考え方などに依拠した方が
まとめやすい、という方向に行きたくなりがち。
ある個人が、大きな役割を果たす、ということはあっても、
直近の時代で考えても、ものごとは個人の思惑で決定されたりはしない。
まぁ、基本的には経済的な変化が時代を動かしていく最大のテーマ。
写真は北海道の江戸期から明治にかけて
大きくにぎわった収奪型産業・大型漁業の様子を描いたもの。
こういう産業って、驚くほどに
残っているものが少ない。
かろうじて風化に耐えて建築が少し残るけれど、
たとえば、「松前の春は、江戸にもない」と謳われたような繁栄の様子、
というのは、具体的なものとしては残ってこない。
よく、こういう収奪産業で蓄積された資本・富は
北海道に残ることなく、
ちょうど、開港して世界との貿易基地として栄えた横浜などに
移転していったのだ、というようなことが言われる。
そういう意味では、現代の金融ビジネスの存在に近いようなものだったのかも知れない。
農業などは、なにかの文化を随伴させていく。
生産のいろいろな局面で、そういう形態が残っていきやすいのでしょうね。
北海道の歴史って、
わたしも小学校以来、習ってきても、
スタートが明治維新以降にしか、スポットが当てられない。
しかし、歴史の事実としてはさまざまな収奪型ビジネスは展開されていた。
そういう歴史を掘り起こして、
まっとうな人間の営みの時間的把握をしなければならないと考えると、
やはり想像力が、絶対に必要になってきますね。
オホーツク海沿岸部の歴史時間とか、
発掘できてきた事実で、想像力が高まってきております(笑)。
なんか、まとまりのないブログになってしまった(笑)、
お許しくださいね。
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建築家イベント最新情報

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きのうは今年初めから続けている
「建築家イベント」の2クール目の最終回。
都合12回開催し、そのほかにも「バス見学会」を行っているので
13回目というイベントです。
やはり継続は力。
いろいろなみなさんの住宅計画が具体的に進行しており、
もうすぐ、建築が始まるような物件も出てくるものと思われます。
まぁ、当初予想したとおり、
毎回の動員は大変ではあるのですが、
それでも続けてくることで、恒例化してきて、
予約はしていなかったけれど、来ました、っていう方も出てくる。
逆に土壇場で家族が病気しちゃって、時間遅れて
ひとりだけで参加するとか、
多種多様な模様が見えてきますね。
多くのみなさんの暮らしの現実に向き合うので、こういうのは当たり前。
受け止めて参加を募る方は、精一杯WELCOMEの気持ちを
持ち続けていくというのが、大切なポイントなのでしょう。
それにしても毎回、アットホームな雰囲気で
きのうはじめてこられた30代の方、
多くのハウスメーカーなども見学してきたという方ですが、
「家を売る、みたいな感じではない。それより、どんな家を建てようか、ってこっちも思える」
という率直な印象を笑顔で語っていただけました。
そんなやりとりの中から、
偶然、お客様同士知人だったり、
わたしと高校が同じだったりと、
くだけた雰囲気になっていく出会いがたくさんありました。
そうなんですよね、家づくり、
だまされないぞ、少しでも有利に交渉してやる、みたいな
ものの売り買いとは違うのです。
どうしても住宅企業では「営業マン」経由になるので、
そういう戦闘的な雰囲気になってしまいがちですが、
一方、建築家の基本的なスタンスは「家の仕立て」とでも言える部分。
自然にわが社で行っている建築家イベントでは、
そんなアットホームな雰囲気って言うのが
ひとつのスタイルになってきたかも知れません。
さて、次回5月23日には、初めての「女性建築家DAY」を企画。
来月6月からは、土日連続開催での「テーマ企画」での開催。
13・14日のテーマは、「燃費&外観」です。
さらに「建築家住宅バス見学会・懇親会」を6月20日(土)に開催。
こちらはいまのところ、6件の建築家住宅を見学に行きます。
街中のパナソニック電工さんショールームをお借りして
駐車場も無料開放していただき、
移動はらくらくのバス移動で、終了後は建築家との懇親会を開催します。
パナソニック電工さんからの協賛がいただけたので、
今回は参加料は無料、ということにできました。
進化してきた「建築家イベント・北のくらしデザインセンター」
ぜひ、多くのみなさんのご参加をお待ちしております。
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遺跡の復元住居

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5月2日に行ってきた「ところ遺跡の森」です。
この遺跡は、旧石器時代から、アイヌ期までの8000年以前くらいからの
遺跡が積層している、遺跡の宝庫です。
ここまでの人間活動が発掘され、発見されてきていることは
北海道全体にとって、たいへん貴重な「資産」だと思います。
それが、東京大学の継続的な調査研究の成果でもある、
っていうことなのですから、
歴史的な信憑性とか、真実性はきわめて高く信頼に足るもの。
なにより、日本最高の学府が一地方遺跡のために
ここまで資源をつぎ込んでくれたことを活かさない手はない。
調査自体は、東大の資金で国費でまかなわれてきたのですから、
地方自治体は、まぁ、一定の負担はあったかも知れないけれど、
それを遙かに上回る資産価値をいただいている。
確認されている竪穴住居痕跡だけでも3000近いというのですから、
これはもう、縄文などの時代の大都会、大集落地域といっていい。
しかも民族構成も、多様な民族の痕跡がある。
わたしが高い興味を持っているオホーツク文化人の竪穴住居など、
隔絶するようなレベルの高い文化性を持っている。
ところが、
こういう文化資産を活かすべき現代の貧困さは目を覆うばかり。
まずは、こういう遺跡の存在を地元の人間がほとんど知らない。
友人にオホーツク海沿岸の地方出身者がいるのですが、
「そんなの、あるのか?」
っていう次第。まったく初耳の顔をしている。
そして遺跡の重要な事業になるべき、竪穴住居の復元作業。
これがまったく予算が付かないので、
地元のボランティアによる、勤労奉仕だけで行われている。
っておい、というところなんですが、
作業に当たっていた方に聞いてみると、
時代的、建築的考証は、最初の時に専門家によって指導されて、
その後は、ボランティアにもっぱらゆだねられてきたそうです。
まぁ、確かにきっちりとすべてを綿密には調査できないと思いますが、
ちょっと悲しい現実だと思いました。
石器時代など、どのように「穴を掘った」ものか、
そういう考証から始まって、
本来は歴史や建築の専門家が、いろいろ調査研究しなければならない。
とくに道具の問題って大きいと思うのです。
以前、日高管内の二風谷でアイヌ民族の住居を取材したときには、
たとえば丸木船をどうやってくりぬいたか、
実際に当時の材料を使ってやってみた、というお話しもあったのです。
それには地元で獲れる川床の石が、きわめて材料として適している。
それを掘削道具として使ってみたら、驚くほど性能が良かった、
っていうようなことだったのですね。
そこから、なぜ二風谷がアイヌの集落に適していたかの推論も生まれる。
文化というのは、生活の総体的な把握をしなければならないのですから、
ぜひそのように探求したいものです。
まぁ、アイヌ民族の場合には、そこにダムを造成するために
その国策のために土地を収用するために
国費を文化保護に使えたという側面が大きいとは思いますが・・・。
しかし、そのようなしっかりとした調査は、
あとになって、資源活用を考えるときに、たいへん大きな拠り所になる。
オホーツク圏全域にとって、
この遺跡を中心として、地域振興を図っていく手は十分に考えられると思います。
ぜひ、そのためにはしっかりした本物の調査活動を行っていきたいものだと思います。
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江戸期の基本ビジネス

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写真は江戸期から続いていた増毛の成功者・本間家住宅より。
北海道の日本海側一帯は、江戸期に大型漁業で栄えました。
江戸期は旺盛な商品経済が地域的に発展した時代で、
あらゆる産品に及び、
それが今日社会の「地域性」の基本を形成していると思います。
そういうなかでももっとも旺盛な需要は
やはり流行の先端であるファッションであり、
若い女性を彩った呉服が極めつけの商品だったと思います。
西洋近代の国家では、こういう需要よりも
侵略戦争のための軍需産業が大きかったことでしょう。
その意味では、日本の平和社会というのは
江戸期からの基本的な日本社会の性格に根ざしているとも言えるのかも知れませんね。
そういう平和ボケを、黒船が一気に打ち砕き
明治の疾風怒濤の時代があり、
太平洋戦争に至るヒステリーを生んだのかも知れません。
で、こういう江戸期最大の産業を支えたのが
蝦夷地西岸域で大量に収奪されていたニシンを材料にした「金肥」。
木綿畑は、大量の肥料投入を必然にし、その最良の原料として
ニシンがその需要に応えたということです。
そして、この増毛の地でも、この写真のように
最新の京都のファッションである呉服反物が
北前船交易によって、もたらされてきたものでしょう。
「松前の春は、江戸にもない」賑わいだったというのは、
こういう経済循環の根源に北海道地域の産品があったことから
生み出されてきたことなのだろうと思います。
そういう余波のようなものがこの増毛にも来ていて、
いろいろなビジネスをやっていた江戸期の豪商に連なるこの家でも
このような反物を扱って儲けていたのでしょう。
いまの時代になってみれば、
もう、この時代が持っていた呉服反物への熱気というようなものは
追体験は出来ないでしょうが、
このデザインにおいて、京都の文化はまさに核心的に強い影響力を持っていた。
ことばで「下らない」という言葉が日本語の基本言語になってありますが、
それは、京都の文化が生み出す(酒)産品への強い憧憬を
長い年月、日本人が抱き続けてきた歴史を証してくれている。
京都から「下ってきた」ものでなければダメだ、下らない、なんですね。
花鳥風月であるとか、色彩への感覚など、
こういう呉服反物の基本デザインのテーマには
まことに色濃く、京都が持ち続けてきた
日本人の好みの文化性が直接的に反映していただろうと思います。
そういうものに、万金が投入され消費されてきたのですね。
そういう風に見てくると、
最北の日本経済圏という印象が深く感じられてくる光景です。
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