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ステキなキャリアウーマン 社員研修講演

2025

きのうは年明け最初の週のメインミッションとして
全社社員研修を行っておりました。全社員が集まる機会を捉えて
今回から、住宅見学をしたり、講師の方を招いて
いろいろ外部からの刺激も企画しようと考えたのであります。
で、講師をどういう方にお願いしようかと考えて
商工会議所などとも話している中で
なんと、旧知の半田量子さんのお名前が出てきた。
勤務されていた電器メーカーのショールーム勤務時代に
Replan誌面でも何回か、寄稿していただいていたのです。

夕張郡由仁町出身
藤女子大学卒業。航空会社、電機メーカー勤務を経て
2009年オフィスMAP設立
ビジネススキル研修、コミュニケーションスキル研修、
顧客接点営業力研修等、各種社員育成研修講師として、
多様な企業で活躍。一方でNLPコーチング、セミナーも開催 という経歴。
カミさんがアテンドして今回の講師をお願いして
快くお引き受けいただいた次第です。
電器メーカーではわたしたちと同様に、
工務店さんとのコミュニケーションの仕事に携わっていて
そういう意味でも、たいへん至近距離のお話を伺うことができました。
社員教育という目的に対して、心理学的なアプローチを志されていて
ベトナム戦争後遺症に悩んでいたアメリカ社会で、
復員してきた兵士たちのメンタルケアを目的として体系づけられた
NLPコーチングのお話しがベースでしたが
わたし自身もたいへん気付きの多いお話しでした。
女性の多いスタッフたちからも、たいへん親近感を抱ける人柄に
すっかり魅了されたという喜ばしい反応が得られました。
きっと「頼りがいのある先輩女性」として、今後もスタッフたちに
いろいろアドバイスをいただけそうであります。
時間も30分以上オーバーしてしまうほどでしたが、
そんなことも感じさせない凝縮感だったと思います。
感謝の気持ちを込めて、みなさんにもご紹介させていただきます。
ありがとうございました。

新年会でケン玉成功、やった!

2024

冬場の北海道、運動不足が懸念されるところですが・・・
っていうのは、これまでの根拠のない常識で、
よく考えると、たしかに運動として体を動かすことは少なくはなるけれど
その分、雪かきの総運動量はやっぱりハンパなさそう。
むしろ腰に来たりして、過酷運動にも見舞われると思います。
きのうは朝から癒えた腰痛を乗り越えて
雪かきをカミさんとたっぷりと1時間以上やっておりました。
強烈な風と吹雪模様でしたが、雪自体はそう多くはない。
で、きのうは仙台からスタッフも全員来て
新年の仕事始め、会議と新年会であります。
わたし自身は、新年早々の北海道環境局のお勤めがありまして
そっちの会合との掛け持ちで、なんとか、会議に滑り込みセーフ。
で、なんと、会議の模様を地元の北海道新聞さんが取材してくれました。
近々、北海道新聞夕刊で掲載されるのだそうです。
決定しましたら、このブログでもお知らせいたします。
仙台のスタッフから、高断熱高気密でしかもデザインの優れた住宅の
見学希望があって、灯台もと暗しに気付かされていたのですが
きのうは、無事にその希望も叶えることができました。
実体験が、今後に生かされていくのだろうと、改めての気付きであります。
で、新年会。余興でみんなの運動不足解消を狙って(笑)の
ケン玉大会であります。
終わったあとの今朝には、やや手先に腱鞘炎を感じる(笑)。
一杯飲んだあとのケン玉は、格別の難しさであります。
でも、数回の失敗のあと、
ついに2度連続で成功させることができました。
これがまぁ、年甲斐もなく、メッチャうれしい(笑)。

ことしは春からいいことが続いてくれる予感(?)。

戦後70年と東アジア

2023

ウォールストリートジャーナルの新年3日の記事で
【オピニオン】日中韓の歴史問題、今年が正念場―第2次大戦終結70年
と題した署名記事が掲載されていた。
保守党が多数派を占めている現在のアメリカの世論の中で
比較的に本流に近い現実主義的世論を代表するメディアだと思うのですが
アメリカのホンネの所在をうかがえる記事でした。
中国はことし、反日世論の操作で排外主義を煽りやすいという見立てと
韓国も、建国の経緯から反日になりやすい状況を分析して
東アジア世界の緊張激化を危惧している。
結論としては、日本に自制的な対応を求めるというスタンスを取っている。
「安倍首相はすべての関係国が知る具体的な事実を挙げ、日本の戦争犯罪を
はっきりと認めることで、新たな時代を切り開くことができる」。
たしかに現実政治外交はそのような形に落ち着かざるを得ないだろうが、
そのことは、中国韓国との関係で当面は無期限に
日本は「敗戦国」体制を強いられることを意味する。
もしそのように、結果としてなったとしても、
ではそれを受け入れるに足る「国益」を得なければ、いかに強い政権とはいえ、
安倍政権も国内的に持たなくなるのではないか。
南京虐殺、従軍慰安婦というふたつの70年以上前のことで
くりかえし外交カードとしてそれが語られるけれど、
その主張の根源を求めれば、おのずと
それはアメリカを主導とする戦後世界体制の永続化というものが起因であり、
高等な中国側戦略としての日米離間工作であることは明らか。
戦勝国としての立場を永続的に日本に対してブラフとして使うぞ、と
言い続けてきているのだ。まぁ中国には主張に法理論的な根拠はあるけれど、
しかしそれでは日中友好条約締結とその合意はなんだったのかとなる。
まぁ韓国はどう考えても違うはずだけれど・・・。
ウォールストリートジャーナルでも、欧米では戦後はとっくに終わっているのに
東アジア地域では、依然として外交問題であると言われている。
これをどう「解決」できるのか、
儒教的で退嬰的な宗主国体制がながく続いてきた東アジア世界、
それから距離を置き続けてきた歴史を持つ日本として、まことに難しい。
で、最近の日本国内の論調を注意深く見ていると、
アメリカによる原爆投下の非人道性について一部で語られはじめている。
戦前の日本が悪逆無道であったとしても
あの原爆投下を是認することには、やはり日本として異議は唱えるべきだ。
これは冷静な主張として、反米ととられない範囲で
自制的に唱えていくべきだと思う。
たぶん、人権外交を掲げるアメリカが
もっとも触れられたくないセンシティブな部分ではあるけれど、
それを正面から言える国は、やはり日本しかない。

さてこうした危機感を抱いていた矢先、
連休中での安倍訪米がアナウンスされた。
どうやら、東アジア近隣国との話し合いの前に、
日米間で話し合って、戦後70年に当たっての「安倍談話」を
発表するような方向を目指しているのではないか。
そこで発表される「戦争への謝罪」として語られる範囲で、
中韓との話し合いの大枠を設定しようとしているのだと思われる。
基軸的な外交として日米関係重視というのは、この場合、有意義な策だと思う。
そうだとすれば安倍政権、なかなかしたたかな動き方をしている。
っていうか、よく考えたら、その手しかないだろう。
このあたり、平和のために大いに知恵を絞った外交交渉をして欲しい。

市場規模Map

2021

ひょんなことからこの画像にたどりついて
すっかりハマっております。
Windowsのタイル画面は非常に評判が悪かったそうで、
Mac使いの当方としては、そんなものかと思っていましたが
タイル画面って言うのは、こういう使い道があるんだと再認識いたしました。
HTML版では、カーソルを任意の場所に持って行くと
そのマーケットの「市場概要」が表示されるので、
直感的把握ができてまことに有意義な「直感的把握」ができると実感。
http://visualizing.info/article/4328.html
それぞれの自分の取り組んでいるマーケットの趨勢を理解し、
自分の立ち位置を考えていくのに、いい発想を与えられます。
で、先日も書きましたが
わたしどもが主要に属している「出版」ですが、
市場規模は約1.7兆円となっています。このデータは2013年なので、
もう少し、縮小しているのが現状だろうと思います。

2020

一方こっちは、「出版」エリアの時間的な趨勢を表すグラフ。
半減とまでは行っていないけれど、
おおむね6掛けくらいの市場規模になってきている。
こういうマクロの状況の中で、
中小零細のわたしどもの基本環境は置かれている。
これは景気循環とかとは無関係に
進行しつつある現実と言うことができるでしょう。
客観的には、こんな状況の中で
さてどうやって企業が生き延びていくか、
それぞれ、戦略的な取り組みが求められます。
こういう現実を見て
これからの社会を生きていく人、たとえば子どもたちが
どんなふうに考えるかはわかりませんが、
しかし、変化もまた不変なので、
結局は、自分がどんなふうに生きていきたいか、ということが
一番大切であろうことは自明でしょうね。

今シーズン初の腰痛マッサージ(笑)

2022

さてきのうから、仕事始めであります。
年末からの案件進行がメインで、各種の段取り仕事などなど、
やはり仕事が始まった方が、スッキリする(笑)。
なんですが、旅行から帰ってきてすぐに
家のまわりの除雪をしていた疲れ・筋肉痛が
数日遅れでやってくる(泣)。
加齢とともに、この「遅れてくる」のが、日が延びてくるように感じます。
若い時期には、速攻でやってきてくれたので、
ヘタなゴルフとかで「慣れない動き」をカラダに強制したりして
「あぁ、きのうちょっとやり過ぎたかな」とか、反省も出来たのですが、
遅れぶりが長くなってくると、
「あれ、この腰痛感はいったい、原因は何で、いつのものか?」と
指折り数えなければならなくなる。まことに情けない。
ですが、ヘタなゴルフは最近ほとんどやらなくなっているので、
原因については、おおむね除雪による腰周辺の激務に絞られている。
大体わたしの場合、除雪シーズンあたり4〜5回くらいは
マッサージさんにお世話になっている計算であります。
クルマで5分ほどの近隣にマッサージ屋さんがありまして、
よく行き着けております。
一昨日くらいから、やや腰にハリを感じていまして
湿布とか手当てしていたのですが、きのう朝にはやや腰が重くなった。
数回、ギックリ腰をやっていて、その直前感覚に似通ってきた。
ということで、やむなく仕事後、今シーズン初マッサージであります。

不覚にも、マッサージが終わっても眠りに落ちていて気付かなかった(笑)。
まぁそれほど気持ちよかったワケです。
札幌地方、明日明後日と暴風雪が予測されていて
また除雪の必要性が高まっている。
その準備としても、マッサージで腰痛を緩和させといて、
備えてもいる必要があるのですね。
さ、弱音は吐けませんので、用意万端整えて、
北国の冬を乗り切っていきたいと思います。がんばるぞ!

都心ビジネス街の休日

2019

年末休暇の最後の日、
予定の組み方が悪くて、わたしたちと南北に反対で
沖縄に向かう娘とは飛行機の時間がずれていたので
羽田から娘を送ったあと、数時間、浜松町から大門、増上寺あたりを散策。
暮れの31日とあって、さすがに閑散としたビジネス街。
こんな時期に歩いてみたのは初めての経験でしたが
ちょっと不思議な感じでした。
札幌から東京に来ると、いちばんよく通りかかる風景であるのですが、
これだけ通行人がいないのは、見たことがない。
ひとがいなくなってみると、東京都心も
ほかの都市とたいした違いのない空間感覚になるのだなというのが、
ちょっと違和感ながらも、正直な感じ。
ここは札幌のちょっとした中心街のはずれだ、と言われても違いを感じない。
スケール感や空気感は、同質性を感じます。
まぁ同じ日本なので、当たり前でしょうか(笑)。
写真は、浜松町の貿易センタービル前の道路から見たアングル。
ふだんの東京のビジネス街であれば、もうちょっと気ぜわしくあるところが
カミさんと一緒という気楽さもあってか、
まことに時間の経過がゆったりとしている。
やっと探した「開いている店」で
カキのパスタ料理の遅い昼食を取ったのですが、
従業員さんも数が少なくて、出てくるまでにけっこうな時間がかかったのも
そんなに気にならないほど、ゆったりした時間を過ごしておりました。
束の間、旅の疲れを癒せた次第。

さて、きのう、休暇中除雪もしていなかった事務所駐車場にも
除雪をお願いして、きれいにスッキリと片付けられました。
9日間の年末年始の休暇も終わって
本日からはいつもの日常が帰って参ります。
きのうから仕事は徐々にはじめておりますが、
ことしも、目標に向かってがんばっていきたいと思います。

いわき中之作・清航館

2016
2016-1

年末休み建築探訪、紹介した他にもいくつかの建築を見てきたのですが、
それほどピンとくる建物にはお目にかかれませんでした。
名前は高い建築家の作品でも、
ボリューム感や造形的に親近感を持てないものも多かった気がします。
で、ふり返って見て
一番最初に餅つきに行ったいわき中之作・清航館は
やっぱり私の好きな古民家だということに思い至りました。
地元で設計事務所をやっている豊田善幸さんが、自ら買い取った建物。
今回の餅つきのために、わざわざ主屋から出てきた
土をこね上げて、かまどとその小屋まで造作していました。
津波被害を受けたこの地域に残っていて
しかも「解体工事費」は震災当時、公共予算が付けられていたので
もう少しで解体される運命だったこの建物のことを知って自ら買い取った。
そういった経緯のことも聞いていて、何度か取材した建物です。
いまは、「レンタル古民家」として、イベント会場として
地域のみなさんに開放されています。
隣接した設計事務所兼用住宅に住んで、自ら管理もおこなっている。

2016-3

2階には田の字型の4部屋間取り。
そのなかの主室とおぼしき部屋には、螺鈿の細工が施された
床柱もあって、この建物の栄華を偲ばせます。
伺った餅つきの日には
たくさんの子どもたちが、4つの部屋を丸く走り回っていて
伝統的な間取りの自由さの意味合いを教えてくれるようでした。
そうなんです、子どもたちは、建築がもたらす「安心感」を
こうした間取りから感受性豊かに感じ取っているのではないか
そんな強い思いがしてきました。
平面図で見れば、単純すぎて設計者としては躊躇するのかも知れないけれど
使う側からすると、その空間的わかりやすさは比類がないのではないか。
普段はふすまで仕切られた空間が、ハレの日に
開け放たれて、自由奔放な空間が出現するダイナミズムは
個人主義的な「表現型」建築とはまったく別種の
コミュニティを仕掛ける装置の側面が強いと感じられた。

2016-2

そうした内部空間では、さまざまなデザインの建具類が、
そこに暮らす人々の感受性を豊かに花開かせていたのではないか。
こういった古民家建築には、きっとまだまだ十分には解明できていない
日常生活の創造性がたくさん仕組まれている、
そんな思いが強く感じられてなりません。
わかりやすく目を奪うような仕掛けではないけれど、
いわば漢方薬的なデザイン装置の知恵が至るところに感じられます。

建築探訪・LAKAGU〜隈研吾

2018

今回の旅では、神楽坂の「LAKAGU」に期待していました。
隈研吾さんは、北海道大樹町の「メム・メドウス」を見学した体験があり、
そこでは寒冷地を意識したユニークな建築デザインが実験されていて
たいへん好感を抱いておりました。
アイヌチセを設計モチーフにして、床面をコンクリート蓄熱体にして、
テント建築だけれど、2重構造にして断熱し空気層も確保させていた。
ひとが住むという原初的な姿を見せてくれていて
非居住ではあるけれど、「建築を通してなにかを感じる」
という意味合いでは、伝わってくるものを感じた次第です。
いわゆる「デザイン至上主義」的な意味不明さは感じられなかった。
ということで、今回のツアーで
東京都内・神楽坂に新潮社の「倉庫」建築を再利用して、
サザビーリーグが運営する商業施設というふれこみの
「LAKAGU」が建設されたので、見学したいと思った次第なのです。
神楽坂は、知人の南雄三さんがスケッチ展をするので、
何度か訪問したこともあり、あの街の雰囲気のなかで
隈研吾建築がどのように現れるものか、
非常に興味を抱かせられた次第です。
かれはこの街で住んでもいるのだそうです。
隈研吾さんの建築は、わたしとしては
実用的な建築と言うよりも、むしろディレッタントとして見るのですが、
商業建築、それも運営するサザビーリーグが主導権を握っているようなので、
そういう意味合いでも、興味深かった。

2018-2
2018-1

現地を訪れた日は、雨模様でやや残念な雰囲気。
神楽坂のメーン道路に対して、いまは駐車場になっている場所が
どうも旧新潮社社屋跡地のようです。
その裏手、やや小高い土地にLAKAGUは建っています。
外観写真は事前に確認していましたが、
もと書籍倉庫の再利用と言うことで、基本的には目を奪うようではない。
建物のフォルムはごく一般的なもの。
ただ、表層には木が張られ、小高い敷地に沿って
木製階段が敷き詰められている。
写真でしか見ていないけれど、スターバックスの木組みデザインを
彷彿とさせるデザイン仕上げだと思います。
内部もボリュームはごく控えめなもので、
1階にはサザビーの小物類のコンセプトショップとビュッフェショップ。
2階にも家具のコンセプトショップとイベントスペース。
内装は、たぶん鉄骨の構造がそのまま表されて、
木毛板の内壁に白くペイントされた簡易な仕上げの空間です。

感想としては、その置かれている環境に大きな違いがあって
北海道大樹町と、東京神楽坂という差異が
落差として、強くこころに残りました。
東京神楽坂の醸し出す日常性は、なかなかに手強い。
手法としての書籍倉庫再利用という表現手段は、
この日常性に対して、強いメッセージ性は
刻印しにくかったのかも知れません。
また、他の建築も体験してみたいと思った次第です。

関東建築探訪・JR日立駅〜妹島和世

2017-2

さて年末の家族旅行ですが、
わたしがおおむね計画しているので、何カ所か、
面白そうな建築を家族に強制して見て参りました。
餅つきに行ったいわき・中之作の古民家・清航館からして
建築の味わいを感じさせてくれてすばらしかったのですが、
次に建築探訪で向かったのは
このJR日立駅であります。設計監修は妹島和世(せじま かずよ)さん。
妹島さんと、西沢立衛さんのデュオの設計チーム・SANAAは、
建築の熱環境的には疑問に感じる、いわば対極的な存在なのですが、
しかし、その場に行って空間を感じると
これはこれでありか、とも思ってしまう存在です。
西沢立衛さんの十和田美術館、SANAAとしての金沢21世紀美術館と
見てきて、やはりこういう21世紀的なガラス建築の美というものも
存在感を持って迫ってくるものがあります。
今回の旅行ルート上でいい建物と思って探して
いちばん浮かんできた建築がこの日立駅駅舎だったのです。
そう、「浮かんで」きたのであります(笑)。

2017

この建物は、海岸線からやや高台に位置する日立駅の位置を
さらに強調するように、海側の高い位置に潮見台のように
差し掛けるように設計デザインされている。
写真上は、この駅舎を海から眺望できるように海中に通るように配された
海の中道のような道路上から見たアングル。
海から見るとまるで、ぽっかりと行灯が「浮かんで」いるかのように見える建築。
デザインの意図がくっきりと明瞭で、
その目的に向かって一直線に一筆書きしたような素直さが感じられる。

2017-3

その建築が置かれる環境条件の中で、いちばんいい「環境」に一途に
向かっていく、という感覚があって、清々しさは感じる。
しかし、熱環境的サスティナビリティから考えると
この建物、維持していくのに暖冷房のコストはいくらかかりますか?
という疑問は大きく感じる。
まるで、ダイエットブームのさなかに大盛り・ドカ盛り・メガ盛りという
メニューが一方で人気になるという心理を反映しているかのようです。
しかし、こういう建築であってしかも極小の維持エネルギーにする
そういった方向性で、進歩発展というものは進んでいくのかも知れない。
こういう建築に出会うと、いつもそんなふうに、思う次第です。

富士山を見る

2015

あけましておめでとうございます。
昨年中は、多くのみなさんと縁を広げさせていただきました。
本年も情報交流をよろしくお願い申し上げます。

わたしどもが生息している雑誌業界、
1996年が総売上のピークで、そこから今日2015年まで
総売上が半減してきていて、その趨勢は
なかなか止まることがない、というようによく言われています。
そういう意味では「構造不況業種」というように言えるわけです。
その原因はハッキリしていて、インターネットの普及でしょう。
抗いにくい要因が、構造転換を迫り続けている業界と言えます。
なんですが、そういうなかでも継続している事業体もあるし、
場合によっては業績を上げている企業もある。
インターネットに代替できるような情報については、ドンドンと代替され
一方で、代替できないものは生き残っていく、
まぁ当たり前のことが起こってきている。
さらに、こういった売上半減というような事態は人口減少局面では
あらゆる業界に大きく波及していくことは間違いがない。
とくに住宅産業では、間違いなく生産規模の大縮小が考えられる。
希望的予測でも、現状から10年以内に
3/4程度までは縮小が予測されている。
なんのことはない、わたしたちはとっくに20年で1/2になる経験を積んでいる。
そう考えると、出版業界での「経験知」は、
今後、大きな経験知として生きていくことも考えられる。
「こういうようなこと」が起こり、
「こういう方向性のものが生き残ってきた」
というようなあまり言語化しにくい「知恵」が、局面局面で
思い起こされる、というような形で生きてくる可能性が高い。
要は、どんな状況でも過度に悲観せず、
生き延びる方向性を細心に考えていく継続的努力なのでしょうね。

というようなことで、
過去からの「経験知」を、しっかりと見据えていきたいと思います。
日本人のこころには、やはり富士山への憧憬、
止みがたく存在し続けてきた。
きのう大みそか、神奈川県大磯で、早暁高台から遠望しました。
朝日を浴びて、白雪に包まれた山体が、
たいへん楽しいグラデーションを魅せてくれました。
ことしもみなさんのご多幸を祈念いたします。
また、本ブログをご愛読願えれば幸いです。