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現代アート・川俣正作品体験-1

現代アートというのは、ジャンル自体なかなかとらえどころがない。
また「作品」という概念自体も持ちにくい。
そういう世界で、北海道三笠市出身で世界的に著名な作家・川俣正さんがいる。
以下、Wikipediaでの紹介から

川俣 正(かわまた ただし、1953年 – )は、北海道三笠市出身の芸術家、造形作家。作品は日本のみならず、世界各国で展開されている。
作品制作スタイルについては、ワーク・イン・プログレスと呼ばれるプロジェクトを組み、現地で制作されることが特徴。国内でのワーク・イン・プログレス例としては
コールマイン田川(福岡県田川市)、
ワーク・イン・プログレス豊田(愛知県豊田市美術館)、
直島スタンダード2や越後妻有トリエンナーレ等がある。
東京藝術大学教授などを経て、現在、フランス国立高等美術学校教授。

知人の武部建設・武部さんがかれの高校時代の友人ということで
故郷・三笠市への思いを表現する創作活動への支援活動を行っていたのです。
で、わたしもその線から「友の会」みたいなことになっておりまして、
それとなく武部さんのブログを見ていたのですが、
どうも川俣さんが三笠市に入って創作活動を始めたらしいこと、
さらにその創作にはボランティア的な作業活動が行われていること。
そして、それが一段落して半ば打ち上げ的なチェロコンサートが開かれたことなどが
ブログからは情報として伝わってきました。
わたしもそれとなく気にはなっていたのですが、
いつ行ったらいいのか、どうも要領を得ないまま過ごしておりました。
やむなく、昨日朝、武部さんのブログを確認後、
「で、いつ、見に行ったらいいのさ?」
と連絡した次第であります。
現代アート、なかなか一筋縄ではいかない。
単に見に行くにもかなりの手順が必要であります(笑)。
しかし、武部さんたちはそれに一々付き合わなければならないのだから、
それもまた、大変だろうと案ずる次第であります。
で、聞いたらきのうは後片付けもあって、作品の創作地・旧美園小学校にいるという。
ということで11時に約束して札幌を出発。
旧美園小学校はわかったけれど、
「正門」というのが不明で学校を一回りして、ようやく発見。
そのうえ、学校の玄関を入っていったら、
「そうじゃなく、こっちが入り口」って言われたのは、
盲点になっているような小さな入り口。
っていうような、現代アートが作り出す異次元(笑)プロセスを経て
ようやく武部さんに出会えて、写真のような
みごとな造形作品にたどり着くことが出来た次第であります。

作品はジオラマとして
かれ、川俣正さんの原風景としての炭坑を
シンボリックに表現したものであることは明らかであります。
一見して、正面右手には炭坑の象徴としての「ズリ山」が表現されている。
その周囲に炭坑施設建築群、さらに「炭坑住宅」が規則的に配置されている。
それらが、この地の幾春別川とおぼしき川筋で左右に分けられて
境界を形成していて、ある納得できるスケール感を感受できる。
またなぜ武部さんが川俣さんに目を付けられて現地活動を担当しているかも
この作品はきわめて明瞭に語ってくれています。
こんな作品、建築的素養がなかったら創造不能ですね。
構造本体は木材で骨組みが構成され、
その上に合板が貼り込まれ、その上により柔らかな薄い合板が張られて
その上から段ボールで表面仕上げされている。
現在はところどころ白いペインティングが施されている。
白いところと、そうでないところのバランスもそのコントラストが微妙に面白い。
武部さんはよく建築家の住宅も施工するのですが、
今回は現代アートのプロデューサーを担当していたということ。
傍目に見てもこれは嵌まり役で、川俣さんの慧眼恐るべしであります。
・・・って、まぁ、高校の同級生なら、やるしかないですよね(笑)。
そういった人間関係性も楽しそうで、つい釣り込まれてしまいます。

なんですが、そういうこととは別に
作品としても、そのスケール感はすごい。
廃校になった小学校体育館全域を使って、それぞれの既存建築の要素に
新たな役割を与えています。
体育館の窓は水平面の大きな要素に取り入れられていて
そこからの採光は、時間経過の中でときに劇的な効果を生み出すに違いないと思います。
作品の真ん中付近には、一筋の湾曲した川のような通り道が造作されていて
まるで地形を感じながら、その「胎内」に入り込んでいくような感覚をもたらします。
そこから通り突っ切ると体育館演壇に至ります。
この既存の体育館演壇は、いくつかの視線の高さの段差が設けられていて
このジオラマオブジェの背面からの全体俯瞰を提供しています。
さらに演壇を反対方向に降りていくと、オブジェの見せ場である盛り上がった地形側の
胎内をくぐり抜けてくることが出来る。
そのように作品を体感した後、幾春別川をふたたび下って
そこから体育館キャットウォークに上がると、
この作品全体をまさにジオラマとして感覚することが出来る。(写真の位置です)
この全体バランスは均整が取れていて、
建築と彫像の中間のような存在感を与えてくれています。
現在は、川俣さんの第1期創作活動が終わった時点ということで、
来年また第2期活動が行われることになっているそうです。
しかし、これはこれで、一個の芸術作品であることは間違いがない・・・。

<だいぶ長くなったのできょうはここまで。あすもこの項、続けます>
なお、この現代アート見学希望の方は、こちらへ

坊主オススメのラーメン店へ

きのうの日曜日、夕方、外食へ。
っていっても、ラーメン店であります。
先日、わが家の坊主が友人たちと食べに行って
「メッチャ、うまかった」と言っていた店。
で、「今度、みんなで行きたいね」って言っていた次第。
「ん?」って、夫婦で顔を見合わせた。
わたしが、「みんなって、誰と行きたいの?」と聞いたら、
「え、家のみんなで・・・」
夫婦とも、こころのなかでウルっとした次第であります。

というような会話があって、
それから1週間くらい経ったので、きのう、ゆったりした日曜日、
家族揃って、といっても夫婦+坊主の3人でですが、
食べに行ってきたのです。
札幌駅近くの「三代目・月見軒」というお店。
子どもとの会話って、なかなか噛み合わなかったり、
ギャップを感じたりさせられることが多いのですが、
こういうチャンスは積極的に生かしていきたいものですね。
で、何を食べようかで頼んだら、写真のように見事に息の合った具合(笑)。
坊主は、この店の常連さんが良く頼んでいるという塩。
初めて行ったときにたまたま塩を頼んでいたら、
他のお客さんと店主の会話を聞いていて、
「えぇ、ふつうは味噌が良く出ますが、常連さんは塩ですね」
という言葉を聞いて、「やった」と思ったということ(笑)。
まぁ、そういう優越感って、確かにありますよね。
で、そういう展開を知らない私たち夫婦は、わたしが味噌で、
カミさんはしょうゆ。
個性豊かなてんでんばらばら、仲良し家族ということでした(笑)。

坊主とは、日ハムの球場通いとか、テレビ観戦とか
比較的にコミュニケーションは取っている方だと思います。
最近は、大津のいじめ自殺問題などで、会話することも多い。
こどもらしい感受性ながら、まぁ常識的な反応をしている。
で、今現在の子ども社会を生きている実感がいろいろに伝わってきます。
子どもの世界とは言え、やはり、大人の社会を含めた雰囲気がそのまま
子どもたちの社会に反映している部分はあるのだろうと思います。
子どもの社会では、ジェラシーというか
均質性から少しでもはずれている存在に対して、いじる傾向がある。
わたしは関東のお笑いの、ひとをいじる笑いというのが苦手なんですが、
やはり聞いていると、そういう傾向はいまの子ども社会でも強いようです。
競争原理にさらされて、そういう環境の中で生き抜いていくための
「社会教育」のなかに子どもたちはいる。
日本の社会って、均質性が強いので
積極的に「違い」を探し出して、それを際だたせようとする傾向があるのでしょうか。
そういう傾向の社会の中では
なるべく個性を打ち消すような、あるいは「みんなと同じ」的安心感が求められる。
そういった「同化」志向の先導タイプが跳ね上がって、
小異の部分をやり玉に挙げる、という傾向がある。
いじめの問題って、いつでも誰でもが
加害者になったり、被害者になったりする可能性を持っている。
親としては、子どもの心となるべく対話を心がけて
そういったストレスの芽に注意を払っていなければならないなと思うところです。

ということで、ラーメンの味はよくわかりませんでした(笑)。

リビングの居心地を一新

きのうの土曜日、以前から頼んでいた一人掛けのソファが2脚配達に。
ソファと言っても、座面の高さは40cmほどあって、
ほぼダイニングチェアと同じ高さです。
なので、ナラ無垢材テーブルで食事をするのにも対応できる。
リラクゼーション的には居心地が良くて
しかし、3人掛けのようにダラッと横になる、というような使い方はしにくい。
座面の高さには、足腰にやや疲れの見えてきたわたしたち夫婦の
生活しやすさの狙いが込められております。
色合いは検討してみたのですが、
やはりナラ無垢材テーブルとのコントラストと
人間の動作、身ごなしが美しく映えるということで、
背景色的な黒を選択しました。
テレビの台もコーナーを利用して据え付けてもらいまして、
まずまずの仕上がり。
これでおおむねのイメージは実現できました。
さて、実際の暮らしで、どんなふうに落ち着いて馴染んでくれるかどうか
「居住性」という意味合いを探ってみるような、今回の改装でしたが、
いくつかのヒントも得られ、今後の情報発信で生かしていきたいなと思います。

改装はまだ、続きがありまして、
窓面のブラインドをやめて、ハニカムサーモスクリーンを設置する予定。
これは、断熱性能がきわめて高いロールスクリーンタイプのもの。
値段がやや高額なのですが、
大きな開口部で冷輻射がけっこう気になっていたので、
その対策として、居住性を向上させる決め手にするのです。
大いに期待しているのですが、
なぜか業者さんからの連絡が来ない(泣)。
あんまり儲からない仕事で後回しにされているのか、
まぁこちらも急ぐわけではないのですが、
北海道のこととて、ちょっとするとすぐに寒さが巡ってくる。
それまでには、間に合わせたいなぁと思っております。
今回の改装、今後の高齢化を見据えて、
暮らし方のかたちをよく考えてみて、
その更新という狙いからのものでした。
自分たちの好みや趣味生活も明瞭になってきて、
このようなタイプの、いわば内面的な部分を解析していくような
リニューアルというのも、これから住宅に大きく求められるのではないでしょうか?
そんな思いを強く感じた次第です。

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ナラの木目に癒されるリビング

やはり、というか、
最近、家にいる時間が楽しくなってきています。
十年以上掛けて、ようやく居間が、想定していたような雰囲気になった。
ナラの無垢材テーブルがどっしりと迎えてくれる空間です。
考えてみれば、最初、わが家では居間の雰囲気について
じっくりと夫婦で語り合う、ということはなかった。
というよりも、どちらかというとそういうことを考える生活感の蓄積がなかった。
たぶん、多くのご家庭でもそうだと思うのですが、
自分たちがどんな暮らし方を選択していくのか、
あるいは、どんなふうな暮らし方が癒されるのか、
というようなことって、家を建て始める頃にはまだ熟成していないのではないか。
たとえ、多少価値観を持っていたとしても、
夫婦お互いの掘り下げた話し合いなんて、なかなか持てないのが実態だと思います。
いわんや、一方が一方を説得できるまでの熟した考えまでは到達しない。
自分が過ごしてきた、生きてきた空間について
それを対象化して、そこに自分の価値判断基準を持てるというのは、
やはりある程度の人生経験を経てくる必要がある。

最初はわが家でも同様で
設計者といろいろ話し合った末に、HUKLAというメーカーの
ちょっと変わった形の大きなソファを、やや小さめの面積空間に入れて
ただし、視線の抜けは十分に考慮して、
どちらかというと、リラックス出来るようなイメージの居間を作った。
天井にはBOSEのスピーカーを仕込んで、
音楽生活も楽しめるように計画した。
っていうような居間を作って、20数年暮らしてきたのですね。
ところがわが家の場合、まずは家自体の使用実態に変化が生じてしまった。
最初は職住一体の兼用住宅で、スタッフの数もまぁどんなに増えても5〜6人と
想定していたのが、一気に10人を超えるような規模になってしまった。
なのでいきなり、計画に齟齬が生じてしまったのですね。
このあたり、兼用住宅というのは難しいと思いますね。
見通しの利きやすい仕事であればいいのでしょうが、
そうでない場合、仕事の幅や大きさはあらかじめ想定はきかない。
で、そういう難しさに気付き、
建ててから10年くらいで、職住一体住宅は放棄せざるを得なくなった。
で、趣味生活的にも、やや乖離感を感じるようになった。
わたしたち夫婦の共通認識としては
素材感へのこだわり、というのが残った最大の共通項目だった。
そういう意味では、インテリアを構成する最大のポイントである
住宅構造にブロックを採用したのは、正解だったと思います。
しかし、きれいきれいな造形的インテリアよりも、
もっと素朴な素材感と、それを引き立てるような背景的なシンプルさに
だんだん心惹かれるようになって行った。
だから、無垢のナラ材というような選択をしたのだと思うのです。
しかし、今回はHUKLAのソファが限界まできたという契機がやってきて、
ようやくにして、回り道して巡りあったリビング空間なのですね。
その間、老化も進行して、ソファよりも高めの座り心地のほうが
暮らしやすくなったという変化もあったのですね。
まぁ、日本人全体が、伝統的な和室の暮らし方からそうでない暮らし方に
否応なく変化させられてきて、まだその変化のプロセスの中にいるのですから
わが家だけの問題ではないでしょうね。
もうわたしたちは、神聖空間の床の間付きの和室での暮らし方には
戻れないのでしょう。
そうであればフロンティア的に、板の間のリビングで
日本人的な感受性を込めたインターナショナルスタイルを生み出すしかない。
そんな気がしています。
でも老後を見据えながら、「居住性」ということを
本格的に、正面から考えはじめなければならないなと感じている次第です。

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「気候条件の違い」の奥深さ

図は、福島県の気候条件を詳細にマッピングしたデータです。
先日発表された知見で、住まいと環境 東北フォーラムの研究成果のひとつで
秋田県立大学・松本真一先生が発表されていました。
気候風土というとき、その中身は実にさまざまな条件がそこにあります。
寒い、というのは単純に気温が低いというのが基底的な条件ではありますが、
それに加えて、日射がどうであるかによって大きく2つに分かれます。
冬に日射が少なく、しかも湿度が高いとか、
一方寒さは厳しいけれど、日照率は高いとかで、
そこで建てられる住宅が満たすべき「性能要件」には違いが出てくる。
北海道の場合だとこういった区分けではまず、
日本海側地域の、冬にたくさん雪が降る地域というのがあります。
そのなかでも比較的気温が高い札幌などの地域と、
そうでありながら、同時に気温はマイナス30度くらいまで下がる厳寒の旭川では
相当な違いがある。
雪についていえば、ことしの岩見沢地域のように
発生頻度が高い「石狩湾低気圧」の通路になりやすく
局所的に集中してくるような地形的な特異点というのもある。
一方で、帯広を中心とする太平洋側地域では
冬場は安定した晴天が続く。
ほとんど雪は降らないのだけれど、
寒さは、雪による地表の被覆がない分、放射冷却的な気温低下が激しい。
ちょっと前までは、冬の十勝地方と言えば晴天続きが普通だった。
まぁこういったような地域性が顕著だったのだけれど、
最近、ここ10年ほどは温暖化の影響からか、
帯広を中心とする十勝地方では冬の初めにドカ雪が降って、
その雪が融けないで、春遅くまで残るという傾向になってきている。
南北による地域の違いの他に、このような日射条件の違いというのも、
日本海側と太平洋側では、違いが格段に大きい。
このように違いがあると、必然的に外観にもその特徴が現れる。
太平洋側地域では、ほとんど屋根に関心のないデザインが多くなる。
一方で札幌では、いかに「雪を落とすか」という屋根のデザインポイントが
きわめて関心が高くなってくる。
また、どういう日射条件かによって、窓の開け方には考え方の違いが出てくる。
どう「取り込むか、遮蔽するか」の違いが必然的に現れるのですね。
同じ「寒冷気候」でもこういった違いが大きい。

で、事情は他の地域でも同じ傾向にある。
福島県は、そういうなかでも特異点といえるほどに
「気候区分」が実にさまざまであります。
省エネ区分で見た「地域区分」指標では、たとえば北海道は均一に1地域なのですが、
面積はグッと狭いのに、福島ではなんと2地域から4地域まで幅広くあって、
気候についての地域の主要関心事の所在点がさまざまというのが現実。
端的に言って、いわきを中心とする「浜通」と、
会津若松を中心とする「会津」では、盛岡と千葉くらいの違いがある。
さらに最近は、高断熱高気密の知識や技術を踏まえた上で、ふたたび
日本家屋本来の知恵である夏の対策も住宅づくりで大きな要因になってきた。
夏場の「卓越風」というような言葉も知られてきている。
これは、その地域で季節ごとにどんな風向き、強さの風が吹くかの指標。
こうした知見が、より細かいメッシュで、どんどん進化してきています。
家づくりに当たって、気候風土の違いということに、
もっともっと関心を持っていただきたいと思います。
それが、「地域性を踏まえたいいデザイン」を生む基礎的な条件なのですね。

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北海道神宮境内の御神木

さて、病院でいろいろアドバイスをいただいているγGTPの件、
数値回復には特効薬はなく、やはり運動による減量が王道であり、
また恒久的な対処としても、それしかないということになりまして、
サボり続けてきていた散歩、昨日から始めております。
札幌にいるときには、コースは2通りなのですが、
いちばん気分がいいのは、やっぱり北海道神宮の境内および周辺散歩であります。
自宅の西区山の手からクルマで5分ほどで神宮の駐車場に着き、
そこから神宮境内〜円山公園緑地〜円山登山口〜動物園前といったコースを巡って
最後はふたたび北海道神宮に立ち寄り
毎日のようにお参りして帰ってくるというコース。
しばらくサボっていると、いろいろ変化があって、
興味を惹かれる光景が目に入ってくる。
写真は、わたしのいちばん好きな木、っていうのもヘンなんですが、
枝振りといい、幹の太さといい、神宮の中でも王様のような
「柏の木」であります。
なかなかの巨木で、散歩し始めて見続けている公園のなかでは目を引く。
久しぶりに対面したところ、
なんと、注連縄がまわされていて、どうも御神木の指定を受けたようなのであります。
自分が長い間、もうかれこれ30年以上、見続けていて
愛着を持っていた木が、わたし以外の人々からも尊崇を受けていたということを
こういうかたちで知ることになった次第であります。
なんともうれしいような気分であります。

先日来、ブログでご紹介している
ナラの無垢材をテーブルに加工したのですが、
ここんところ、このテーブルの木目に複雑きわまる様子を見ていて
長い年月を経ている樹木に対して、敬虔な気分が盛り上がってきております。
その過ごしてきた時間経過の雄大さに、自然と心が奪われていく。
率直に感動させられることが多い昨今であります。
さてさて、きょうも頑張って、散歩習慣を根付かせたいと思います。

ありゃりゃ、雨が・・・。

メディア報道の偏向性

どうもこのところのメディアの報道ぶりにはやや、奇異の感がぬぐえない。
消費税を巡っての大手マスコミの軌を一にしたような
「増税大賛成」の論調が顕著であります。
そして民主党から増税反対で離党した小沢新党に対する敵愾心は
メディアとしての「中立性」をかなぐり捨てている。
マスコミというのは、なぜこうまでかれを叩きたいのか?
もはや、異常なレベルのように思われる次第。

日本の大手マスコミというのは、新聞が一番顕著ですが、
もはや、30代以下の年代層の読者を基本的に失っている。
そういう意味では、存在自体が「既得権益層」になっているのではないか。
いつまでもステレオタイプの「政治と金」というような
殺し文句を書いていれば、民衆から拍手喝采でも飛んでくると
かたくなに、その地点にしがみついて、
蛸壺のような穴の中から世界を論難しているように思えてならない。
しかし、若い世代はそのような古い価値尺度の正義感の振り回しに
けっして同調しているとは言えない。
希望もなく、この国の絶望的な未来を見据えながら、
負担だけが増えていくことを「決める政治」を見つめ続けている。

新聞は再販制度によって守られた業界。
マスコミというのは、さまざまな利益供与を体制側から受け続け、
いつしか、体制の最大の与党勢力に変わってしまっているのではないか。
少なくとも、ひとつくらいは消費税反対を言うメディアが
普通の民主主義国家なら、あってもおかしくないと思うけれど、
ここまでみごとに体制翼賛であるというのは、まことに変な光景。
普通は少数意見を言う勢力に対して十分にその意見に対しての配慮を、
これまでのメディアは心がけてきたように思う。
それがいまやむしろ、寄ってたかっていじめているように思われる。
特定の政治的意図を持って流された可能性が高い
小沢の妻の「手紙」なるものが
なぜ、どのようにして、あの消費税政局のただなかの時点で流されたか、
そういう検証を行うメディアひとつもない。
素性不明な「怪文書」が、民主党議員全員や民主党支持者に郵送で配られていた
という謀略めいたことが白昼公然と行われたことについて、
読売新聞に至っては、それを事実と判定したように報道もしていた。
まぁ、事実関係については一般市民であるわれわれには検証しようもないけれど、
ああした文書が大量に配られたこと自体は、
なんらかの組織的な狙いがあったことは常識的に明らかだと思われる。
むしろそのことに、メディアは社会の木鐸として興味を持つべきではないのか?
しかし現実には、かれはまるで金権政治家の権化のように見えるから
事実なのかどうかは別にして、
小沢は叩いても当たり前なのだという「世論」が
メディアによって燃えさかっている。
ここ数十年にわたって、こうした状況が続いているけれど、
小沢一郎という人物は、そんなに悪い政治家なのだろうか?
メディアは、物陰から撃つようなことはやめて、
なぜ小沢を攻撃するのか、正面からその根拠を示すべきだと思う。

しかし変化というのは、こういう状況が崩れるときに
顕在化するというのも、これまでの日本の政治の特徴でもあったと思います。
日本のマスコミが願望するような方向に必ずしも日本の民意は
動いてこなかったのが実態だと思うのです。

椅子の張り替え

わが家のリフォーム、っていうか、
インテリアの改修作業、続いております。
きのうは、前から頼んでいた椅子の張り替えが完了いたしまして、
運び込んでおきました。
写真奥がこれまでの布製のカバーが掛かっていたもの。
手前側が今回、レザー張りにした改修後のものであります。
椅子の補修って、金額と仕上がりとのバランスで、
新規に買い換えることとの比較で迷うことが多いと思いますが、
やはり新築したときにトータルでバランスを考えて選択した椅子ですし、
また、長年使ってきてデザインにも馴染んできている。
そういうことでリフォームすることにしたわけです。
でもなかなか、そういう補修をやってくれるところは少なくなっている。
しかし、最近はホームページの検索などで、非常に便利になっている。
この補修を依頼した先も、そうやって探しまして、
まぁなかなか仕上がりはいい。
下地の本体部分のクッション性能までしっかり補修してくれて
1脚10,000円という料金でした。
わが家には全部で12脚のこのタイプの椅子があるのですが、
今回はその半数を補修いたしました。
もう半分は、まだ傷みが激しくはないので、また時期を見てとなる予定。
ただし、この椅子だけでは
ナラ材のテーブルにはちょっと線が細い感じがしております。
そこで、インターネット通販で、一人かけのソファを2脚購入いたしました。
わたしのイメージでは、それとこの椅子とでナラ無垢材テーブルを囲むイメージ。
この椅子はまぁ、多人数になったときに随時増えるイメージで
通常は、一人かけのソファを2脚とこの椅子が2脚程度の感じにしておこうと
考えている次第であります。
さぁ、そこでここに似合うかどうか、というのが一人かけのソファ。
これは来てみないとやっぱりわからない。
座り心地もあるだろうし、見た目の雰囲気もクリアではない。
ただ、リラクゼーションと椅子とテーブルという生活機能性のバランスで
全体にうまくハーモニーを奏でてくれないものか、という希望。

こういったインテリアの変更・更新は
家族との話し合いと同時に「持っていく」「引っ張っていく」部分も重要。
わたしのイメージで今回は完全にリードしているので
最終的な雰囲気がどうなっていくか、
非常に不安でもあり、同時にワクワクするほどに楽しい。
どうもわたし、昔からこういうの、嫌いじゃないんですよね。
だから住宅雑誌みたいなのを始めたのか、
自分でも今となっては、判断がつかない部分はありますが、
いずれにせよ、やはり模様替え的に、インテリアをイメージしていくのは
本当に面白くて、飽きが来ません。
その間、夫婦ケンカは絶えることなくエンドレスで続いていくのですが(笑)
ときどき、超和解的な雰囲気の時間が訪れる瞬間もある。
先日のナラ無垢材テーブルの仕上がり時などはそういうことでしたが、
今度は、この一人かけのソファがどのように納まるか、であります。
さらなる夫婦ケンカの嵐が吹き荒れるか、
不安いっぱい、乞うご期待(笑)、っていうところであります。

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ナラ無垢材テーブル

ようやく札幌に帰還しまして、
先日来のブログでご紹介していたナラ無垢材からのテーブル造作、
無事、工事終了を確認いたしました。
写真のような仕上がりの次第であります。
ほぼ深夜、夜11時半ころに家に帰還して
まだ起きていてくれたカミさんと、
じわじわこみ上げてくるような歓びを共有しておりました。
このナラ材がわが家に来てから10年以上の時間経過があり
その間に子どもたちの様子も大きく変化して
そうした時間をずっとともに過ごしてきてくれたナラの木に対しての
思いというものがあって、自然とウィスキーグラスをふたりで傾けていました。
時間をたっぷりと掛けて家づくりをする、
まるでそんなふうな体験をしたように感じられて、
ふたりとも内面からこみ上げてくるような感情がせり上がってきたのですね。
こういった経緯なので、これは単純なデザインとしての評価軸ではない
っていうように思われるもの。
まるで、わが家がわが家であった大切な時間を共存してきた同胞としての
この材の変化を祝ってあげたい、というような心境でした。

デザインとしては、まだまだこれが完成形ではないように思います。
脚については、現段階では諸条件からベターの判断として
このような木製としています。
なんといっても、面板に仕上げたナラ材の強い個性を
どのように折り合わせるのか、が最大の難関だったワケです。
下の写真は、仕上げた後のナラの材の表面木目の様子。

植物の、樹木の木目というのは、
その樹木が生きてきた素性を語ってくれるものですね。
で、その木目には柾目だとか、いろいろな人間の評価による名前が付けられる。
それが面白みに満ちたものであれば銘木というようにも呼ばれる。
夫婦ふたりで、じっくりとこの材の木目を感受していました。
・・・いくら見ていても、飽きが来ない。
というか、いいとか悪いとか、
そういった評価、というようなレベルでは感覚できない。
それ以上に、この樹木それ自身が直接、語りかけてくるように思うのです。
この木はたぶん、樹齢が300年は超えているようなのですが、
そもそも生き物としてこの地上にあり続けている時間が
わたしたち夫婦を遙かに超えているのです。
で、その過ごしてきたであろう時間が語りかけてくるようで、
強めの酒で感覚を研ぎ澄まそう、生き物としての本然の感性で立ち向かおうとしても
とてもとても、敵うような相手ではないと気付かされます。
ただただ、その語りかけてくるようなたたずまいの中で、
時間を過ごさせて貰う、というに等しい。

工事は、コーナーに置いたテレビ台造作にも及びました。
こちらも大工の山本さん、良い仕上がりの工事をプレゼントしていただけました。
まずは、こんな雰囲気のリビングルームが、10年以上掛かって
ようやく姿を現してきた、というところであります。
さて、椅子をどうしようか、
っていうのがいまの最大の悩みどころ・・・。
さっそく華やかに、にぎやかに夫婦喧嘩を始めております(笑)。
このナラの木目のように、
わが家というのは、強い個性同志の波瀾万丈そのものであるのかも知れません(笑)。
さてどのようになっていくでしょうか?

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出版社と作家の関係

写真は東京ビッグサイトで開かれていた
「クリエーターズEXPO」の様子。
昨年まではブックフェアと電子出版関係のイベントという
2つのイベントが一体になっていたのですが、
ことしは、前述のようなイベントも開かれていて
いろいろ面白い出会いがあって楽しかったのです。
作家であるとか、ライター、あるいはイラストレーター、絵本作家、
マンガ家など、実に多様な個性が一堂に集まっていました。
ブックフェアとか、電子出版関係の会場で出会う人とは
どうも人種が違って、ものすごく親近感が湧いてくる。
昔、バンクーバーに旅したときに、芸術家連中が集まっているような地域があって
そこに足を踏み入れた途端に、すっかり肩の力が抜けた記憶があります。
言葉はあんまり通じないけれど、
まぁ大体、考えていることは同じような発想をしているのだろうと
まるわかりする部分があって楽しかったのですが、
この会場でも、類は友を呼ぶ感じで、知らない人たちなのに
大体、その人となりが伝わってくるのです。
とくにマンガ家さんたちは、ひと言二言言葉を交わすと
掛け合い漫才を始められてくるから不思議。
いまでこそ、まじめそうな顔をしてビジネスマンの外観をしているわたしですが、
本当は、マンガ家志望であった、その素が顔を覗かせてしまうのですね。
いろいろなジャンルで、それなりに苦闘しながら夢を忘れずに
しかし、柔軟に生き抜いていこうとする、その姿勢に率直に脱帽させられます。

一昨日のブログで、瀬戸内寂聴さんの講演の話を書きましたが、
こうした「才能」の世界の人たちって、話していて爽快感がありますね。
あんまり雑念がないというか、売れる売れないという問題は別にすれば、
それぞれ、黙しがたいテーマへの偏りが面白い。
なぜかわからないけれど、各自独特の領域に不思議に惹かれこだわっている。
それがそのまま生き方になっていて、余念がない。
こういう生き方に、そうはなれなかった自分の人生を重ねてみて
ある痛痒感とともに、甘く共感の思いが止まらなくなってしまうのですね。
わけもなく応援したくなってしまう。
幾人かのみなさんと親しくお話しできて、楽しかったです。
考えてみれば出版社側の人間って、
多かれ少なかれこのような思いを持っているものなのかも知れません。
だから、思い入れを持てるような関係が相互に宿っているのかも知れません。
ウエットかも知れないけれど、
日本の出版って、こういう関係性を大きなファクターとして
存続し続けてきているのかも知れない。

出版の世界で未来の姿とされる電子的な形体が、本当に文化の中に根付くかどうか、
とくに知的所有権を巡っての両者の関係性が、どうなっていくのかに
大きなポイントが掛かっているのがいまの現実です。

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