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大震災後の家づくりの変化

火曜日にはJIA日本建築家協会東北支部・宮城地域会の会合に出席。
もうかれこれ、10年近くの付き合いになりますが、
みなさんたいへんお元気です。
やはり東日本大震災以降、復旧復興の建築需要が多く、
それこそ、分単位でのスケジュールをこなしながらの日々とか。
JIA東北のみなさんは、以前に2月中旬の北海道に来て貰って
「高断熱高気密」の住宅見学会を行ったことがあります。
そのときの体験がみなさん強烈なようで
いまだに語りぐさのように話に出て参ります。
「あのとき、強烈に断熱の効果を知らされて、目が覚める思いがした」
っていうように言っていただける。

で、話は自然、大震災以降の建て主さんの心理の変化に及びます。
震災を経験すると、どうしてもローコスト型の住宅に話題が集中する傾向がありますが、
まだ「復興住宅」が現実化していない段階で、
それでも建てているみなさん、しかも建築家に依頼するみなさんには、
ある変化が明瞭に読み取れると言うこと。
それは一口に言って「断熱重視」ということ。
3月11日という、まだ冬の寒さが強烈な時期の
エネルギー枯渇体験がトラウマのようになっていて
そういった状況の中でも、どうしたら安心な住まいを得られるのか、
切実さが伝わってくると言われていました。
断熱さえしっかりしていれば、短期間のエネルギー断絶にも耐えていくことが出来る
そういった考え方が着実に広がって言っているということ。

さらに心理的な側面でも多くの変化が生まれてきているようです。
取材など、これから種々取り組んでいきますが、
それらに大いに参考になる情報を数多くいただけた次第であります。
<写真は古民家のかまど。こういう素器にこそ訴えてくるものがある。>

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