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師走

きのうは札幌から仙台へ移動。
本日から東北と関東に出張です。
ということなので、札幌市内であちこち買い物やらを片付けておりました。
ひとり暮らしで毎年年末をすごす娘に
北海道の海産物を送るのが年末の恒例になっていて、その買い付けも。
「国内配送できます」と書かれていたけれど、
いざ頼む段になって、「沖縄と離島はごめんなさい」
っていうことで、時間切れでカミさんに梱包、送付を依頼。
けっこうな揺れを感じながらの仙台までのフライト。
そろそろ年末という時期ですが、あわただしくすごしています。

実は昨夕は
高校時代の友人の葬儀もありました。
もう少しで還暦というわたしたち年代ですが、
60という歳は、いまは簡単にクリアできるように思われていて
実はそうではなく、ひとつの峠なのだと聞いたことがあります。
年末の飛行機なので確保できなくなる恐れもあって変更出来ず、
友人に香典を頼んで
こころのなかで冥福を祈っておりました。
数年前から、ガンになっていて、一進一退だったそうです。
ただ、今回の死因になったヤツは転移したもので
発見が遅れたということ。
死期の告知も直前だったために、あわただしく死後の整理にかかり、
それも十分には出来ない中に、逝った。
つい3週間前にかれの父親の葬儀もあって
まるでそれを追うように、息子であるかれも旅立ったのです。
香典を託した友人と、無常を語り合っておりました。
多くのひとを送ってきましたが、
こんな同年代の友人が、逝くことになるとは、
まことに迫ってくる、という感覚を覚えざるを得ませんね。
その語り合った友人もつい先年、不治の病ではないかと
大いに心配させられたことがありました。
それもガンの恐れということだったわけですが、
こちらは診断ミスということで無事、過ごしています。
でも、そのときはショックで、水杯を飲みながら
なにか、思い残すことはないか、みたいな会話を交わした記憶があります。
本当に、人の命というものは計りがたい。
こうやってひとりずつ、送っていくことになると観念しなければならない。
そしてそれがいつか自分にも逃れがたくやってくる。
そんな思いをしながら、師走を過ごしております。

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