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盛岡再生8_1階床工事

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土間のコンクリート工事が終わってから、やや時間をおいて
水分がある程度抜けるようにします。
コンクリートは乾燥が進むほど、その性能強度を十分に発揮できるのです。
新築の場合には基礎から工事しますから、完成まで3ヶ月程度あり、
その間で乾燥は進行するわけですが、こうしたリフォームの場合は
上屋があるので、その点はやや不利でといえますね。
写真でみると通気に配慮しながらの工事のようで、見る限り乾燥状態といえます。
新築工事で、特に北海道などの寒冷地で冬場、
正月前入居したいという施主さんの希望から、大急ぎで完成させるというスケジュールの場合、
けっこう、このコンクリートからの水分が問題になるケースがあります。
もともと乾燥が十分できなくて、しかも大量に水分を放出する暮らしが
すぐに始まってしまう場合などですね。
子育て時期で子供さんの洗濯物が大量で、しかも冬場なので
そとに干すことができない,室内干しという悪条件が重なると
性能のいい住宅でも、部分的に結露が発生する場合もあります。
また最近、コンクリートの特有のにおいなどが気になるという方もいるので
いずれにせよ、十分な乾燥期間の余裕を持ちたいものです。
床はご覧のように土台に横架材を掛け、その上に合板を張り込んで下地を造作します。
この家では断熱は基礎外周に断熱材を張り込むので、床下に断熱材はありません。
床下空間は家の中と同じ環境になります。
こういう基礎断熱の建物の場合、土間コンクリートの蓄熱容量の大きさを利用して
さまざまな暖房、あるいは換気と組み合わせた工夫も行われています。
この空間に暖房熱源を納めて、上昇気流を室内に上げるためのスリットを
床に開けたり、室内壁の空洞を上昇させて2階に上げて、というような暖房システムですね。
まぁ、基礎断熱という北海道で広く普及している工法のおかげで
そのメリットをさらに引き出そうという、いろいろな工夫が生まれてきているのですね。
こういう競争は、直ちにユーザーメリットにつながります。
多いに作り手の皆さんの、競争努力を期待したいところですね。
さて、わたしのブログ、わたしのところのHPばかりでなく
いろいろなところにも掲載しているのですが、
トータルページビューをはかってみたら、毎日びっくりするほどの方が
ご覧いただいていました。 って、まぁ、約7〜800ということのようなんですけど
読者の方から反響が寄せられることが、あんまり多くはないブログなので
調べてもらって、驚いた次第です。
こりゃぁ、いよいよ「毎日更新」がんばらなくっちゃ(苦笑)
ということで、毎日のプレッシャーに負けず、
淡々と、日々、書き続けていきたいと思いますので、なにとぞ
お見捨てなく、ご愛読をお願いします。(笑)

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