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【アフターコロナ世界へ〜とにかく家にいた@最終日】


みなさん本日で「黄金週間」終了ですね。
忍耐に次ぐ忍耐の未曾有の連休期間だったと思います。
疫病という得体の知れない魔物との戦いというのは
こういうものだと世界中がその辛さを知った。
予期せざる形で「細菌戦争」が生み出す恐怖を実体験してしまったともいえる。
経済は、これも得体の知れない敵によって動くに動けず、
まるで身もだえするように凍結させられている。
しかし世界中、このままでは経済失速からの失業、不況によって
生活困窮を大量に生み出す危険水域に差し掛かってきて、
いよいよ経済復元に向かって歩み出すのだろうと思います。
世界最悪級の被害を受けたイタリアでも400万人口が
職場に復帰するとアナウンスされている。
その結果がどのようになるのか、ふたたび最悪の疫病進行になるのか、不安。
疫病蔓延への防御の工夫をみんなが不断に心がけなければならない。
疫病を回避しながら経済を回すという困難な未知の世界に向かうことになる。

社会収縮して忍耐し続けるということは、
ストレスからの集団ヒステリーを生みだし、それが蔓延することも知った。
きのうクルマで移動中道路まで占拠して騒がしいBBQ現場に遭遇。
路上違法駐車7−8台と子どもたちの自転車の散乱。
まぁ気持ちはわからないでもないけれど、やはり迷惑至極。
でもそういう「許せない」心理もやはりストレスからだなぁ、とも気付く。
医療関係者への「差別」など論外の事例も散見されるという。
政府の「マスク配布」計画に対して公共事業として応諾した事業者に対して
その家族にまで悪罵や嫌がらせを投げつけるような事例もあったとされる。
すべては悪しき疫病が生み出した集団ヒステリーとは言え、
社会の悪い面が象徴的に表現されていると残念に思う。
マスクは世界的な「奪い合い」状態が常態化し
通常一般ルートのドラッグストアルートでの販売はほぼ途絶している。
そういうなかで通常ルートとはまったく違う販売ルートで
「中国製」マスクが流通している。
にわかの「流通業者」がこれまでの数倍の値段で売っている。
50枚入りで500円程度だった価格がいま楽天の通販で300枚入り15,000円程度。
配送料金が掛かることを考えても5倍になっている。中国からの出荷。
身近な生活防衛としてのマスクならこういうものでも仕方ない。
しかし医療用マスクなどはぜひ国産品を最優先して欲しい。
いまは背に腹は代えられないと思うけれど、今後は中国製を買いたくはない。
資本主義世界はモノの生産でコスト最優先を追究した結果、
あらゆるサプライチェーンを中国に依存する体制になってしまっている。
経済とはなんの目的なのかと、目を覚ます必要があるのではないか。
現代社会での経済の目的は、ただただ「利益を上げる」ことだけなのだろうか?
新型コロナ禍の全過程での世界への中国権力の異様な姿勢には
みな等しくはるかな「隔絶」を感じている。
マスクや医療機器を「武器」にして「感謝しろ」と強要するような姿勢。
中国国内を独裁専制支配するその手法を世界に押しつけようとまでしている。
支配者である独裁者はつねに「英雄的」であって、謝罪などは絶対しない。
いや絶対に「できない」。
もし謝罪したりすれば、即座に独裁者個人は「粛清」されるのだろう。
中国共産党自身が、自らの独裁支配の正統性をまったく信じていないから
つねに自らは「無謬」であり絶対に正しいと押しつけるしかないのだ。
正直・公正という世界の支配的基本道徳規準には絶対に準拠できない。

新型コロナのあとの世界はどんな風景になっていくのか、
やはり西欧が培ってきた近代的民主主義思想で再構築するしかないのではないか。

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