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【北海道の冬場停電時「暖房安全保障」作戦-1】



きのうも比較的大きな地震がやってきた北海道であります。
台風のなれの果てもやってくるは、地震ももれなく「突いて」くるはで、
すっかり災害頻発状況ですね。
で、みんなで考える冬場の停電時の暖房安全保障策、
今回の地震勃発・ブラックアウトのときのご活躍で札幌市内で話題を集めた
創住環 トミタさんの佐山社長をお訪ねしてきました。
佐山さんは、東芝OBで電気の専門家。
東日本大震災に際して、太陽光発電が大注目されたとき、
1枚目の写真の太陽光発電車両を作られて、
岐阜県中津川での音楽コンサートにデビューさせた経験をお持ちです。
なんでもこのPV電源では音質も高品質が実現されるのだとか。
わかりやすいエネルギーの「地産地消」イメージを訴求させた。
そういった流れから、今回の地震でも社屋周辺のみなさんに
スマホ充電を無料開放されて、同時に自社のWiFiも開放して
北海道民にブラックアウトへのひと筋の光明を垣間見せていただいた。
その後、病院関係などから非常時電源について、多くの相談が寄せられている、
というように語られていましたが、
この車両で今回地震時には、ご自宅と複数戸に配電もされていたそうです。

われながら、電気のことはまったくのオンチであることが
ちょっとした調べ物をしていても、深く認識できる(泣)。
そういうことなので、まずは専門家の方に
おおまかで基礎的な知識を教え込んでいただく必要がある。
なんといっても、人間、虚心坦懐に聞くことからすべては始まる。
わたしの願いは、この冬にまた北海道でブラックアウトが起これば
確実に死者まで出ることが危惧される北海道で、どうその危機を回避させられるか、
いろいろな専門家の知見をあつめて、自衛的な情報知識を広めたいということです。
ブラックアウトの40時間超は、現代人として無力を痛感させられた。
住宅メディアに関わる人間として、自分自身の知識レベルでも可能な
暖房安全保障策を探ることで、多くのみなさんに参考になればと考えている次第です。
今後、佐山さんには折に触れてこのブログ記事について
専門的なチェックもいただいていく考えですので、今回はその第1回。

まずは、どんな暖房機も電気が無ければ大部分動作しない。
で、冬場の暖房安全保障の基本はその暖房機にどう電源供給するか、です。
わたしは一つの提案として太陽光パネル1kw相当を
北海道内で全戸配布すべきと意見拡散させていますが、どう考えても時間がかかる。
それはそれで進めながら、この冬の直近対応策としては、
クルマからの電源供給がいちばん具体性があると思います。
とくに北海道は顕著なクルマ社会であり、一家に2台という保有も珍しくない。
先日の地震時にはわが家でクルマからシガレットコンセントで
パソコンなどに電源供給させましたが、この「パワーアップ」が一番現実的。
で、開口一番「直接カーバッテリーからインバーターに接続させればいいんですよ」
という明快なお答え。 おお、であります。
先日の時はシガレットコンセントからの電源確保でしたが、
ガソリン車のボンネットを開けて直接バッテリーにコードを接続させて
そこに2枚目の写真のインバーターを接続させればいい、ということ。
こういったクルマのバッテリー利用は寒冷地の人間ならば何度か経験している。
「バッテリーが上がった」クルマを助けに行ってこのようにバッテリー接続して
起動電源を確保させたというようなことは多くの人がやったことがあるでしょう。
わたし自身は何度も経験してきているし、接続コードも自宅にある。
で、インバーターの方は3枚目の写真のように、クルマバッテリーからの接続端子と
そこから宅内へのコンセント口もご覧のように装置されている。
このインバーターを安定した設置場所を確保して定置させて、
そこから宅内に電源コードを繋いでいけばいいのですね。
ちなみにこのインバーター、Amazonなどの通販で価格帯もバリエーションがあって
手軽に入手することが可能になっています。ほぼ数万円程度。
ということで、あす以降、このインバーター選びについてのポイントをお伝えします。

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