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住宅設備の核心・水洗トイレ

爽やかな写真なのですが、
話題は、トイレの話であります。
ここんところ、住宅設備系の話題になっておりますが、
その核心は、やはり水洗トイレでしょうね。
きょう、たまたま知人の丸谷博男さんのメールマガジンが送られてきて
そこでトイレのことが触れられていました。
水洗トイレって、その場所の快適性は高いかも知れないけれど、
下水道網を都市生活の快適性のために網の目のように張り巡らし、
その建設費やメンテナンス費用、さらに集中的に処理する施設を作り
最終的には地球環境に垂れ流している、とする意見でした。

水洗トイレって、
それこそわたしたちの年代はその近代的衛生観念の代表のように
考え、とらえてきたものだったと思います。
しかし、大変なコストを掛けてでしか、
こういう設備が維持できるわけがない。
ライフライン、という言い方がある中で
こんな大規模な公共設備がずっと維持されていくと考えるのは
少し、時代感覚がずれてきているのかも知れません。
確かに利便性は高いけれど、
水を、場合によってはいのちに関わる水を
そのままで飲み水になる貴重な、衛生管理された水を
見てくれ的な快適性にこだわって目の前から消すことに
ここまでの公共維持管理費用をかけ続けていいのだろうかと、
確かに、考えさせられますね。

サスティナブル、という意味合いからは
本当はこういうことから意識変更を考えていくべきであるのかも知れません。
住宅設備って、
確かに現代的快適性を作り出すモノですが、
それがどのように実現できているのかまで、
深い洞察を持っていかなければ、無条件でいいものだ、
っていうようには、ならないものであると思います。
孫子の代まで、こういう設備環境維持のために大変なコストが
必要なのだと考えたら、ちょっと考え直す必要もあると思います。

北のくらしデザインセンター
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