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【しずかに撤去を待つ蓄熱暖房器】

きのうは青森市、弘前市を回っておりました。
住宅会社は水曜定休が多いので、おもにエネルギー企業を中心に。
ということで、一時期のオール電化でわが家でも導入した
蓄熱暖房器であります。
東大・前真之准教授にReplan誌面で連載を書いてもらっていますが、
先生からは繰り返し、わが家のこの蓄熱暖房器への揶揄攻撃が
激しさを増すばかりという状況でした(泣)。
おかげさまでなぜか「トランプ三木」というニックネームをいただいた。
たぶん、世界の常識とはやや違う路線を走っているみたいな
先生的表現だったのかと思われるのですが、
たしかに電気ナマ炊きという批判は合理性がある。
ということで、今回のリフォームで撤去することに致しました。

で、わたしとしてはなんとか「再生利用」を検討していました。
外装している金属の内部には耐火構造のレンガが入れ込まれている。
それに電熱線コイルが貫通しているような構造。
当初は外装材の塗り壁の表面に「レンガ」として貼ろうかと考えたのですが、
高温利用なので美観的な劣化も避けられないだろう、
というような情報も耳に致します。
まだ、撤去の時期は確定していませんが、
いまのところ、建物周囲の「犬走り」にクラッシュして配置する予定。
昨日は東北電力のみなさんと各地で懇談していましたが、
いまは、エアコン暖房がメイン装置として受け入れられてきている。
北海道人としては石炭ストーブから石油ストーブへの転換、
そしてこの蓄熱暖房の一世風靡、さらにその衰微からエアコンへと、
ほんの数十年の変化にも驚きを持つものです。
ただ、負の遺産の側面があるとはいえ、
北海道のある時期を象徴するような装置ではあったので、
地域全体で数十万台ベースで現存しているのではと推測しています。
今後これらが廃棄されていくことを考えると、
その部材の再生利用というのは、道民として思いを持たざるを得ません。
なにか良いアイデアを待ちたいところであります。

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