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世間に訴求する、アイキャッチ

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わたしどもでは住宅雑誌を発刊しております。
たぶんこのブログの読者の方はご存知だと思います。
しかし、世間の中で伝わって行くには長い時間と努力がかかる。
当たり前ですね。
ああでもないこうでもないと、表紙の見せ方は工夫するのですが
それでも結局は、ある表現に納めざるを得ない。
その号、その号で、祈りにも似たような気分で世の中に送り出すのです。

で、あとは、なるべく一般人の視線で
自分の発行しているメディアを、市井のなかで見るように心がけます。
ようするに、自分も「普通の目線」にして
「どのように見られているか」を追体験するように心がけている次第。
一昨日、娘を新千歳空港に出迎えに行ったとき、
ふと、目線の先に発見した。
「おお、目立ってるじゃんか、おまえ」っていう感じであります(笑)。
どうもまわりの雑誌類が、おおむね暖色系でまとめていたのに、
わたしどもだけが、爽やかさを感じるブルー系だったので、
お店の人も、深層心理的な部分で
配置上のアクセントにしてくれたのかも知れません。
まわりには、旅行に関連する情報誌などや、
全国ブランドの一般誌がランダムに配置されている中に
ひとりだけ、地域の住宅雑誌として置かれている。
なんとも奇観とも言えるのですが、
北海道の暮らし方を住宅から考えているわたしどもとしては、
こんなふうに配置されていることは、流動するひとの多さと広がりを
考えると、たいへんありがたい宣伝になっていると
内心、手を打って喜んでおりました。
わが社では、コンビニも重視した販売をしていますが、
このお店はコンビニのローソンさん。
ごく一般人の目線の中で、イメージ戦争に参加させていただき、
まことに感謝の至りであります。
また、たぶん、地域の情報メディアのひとつとして、
住宅という専門メディアだけれど、
「地域らしさ」を伝えていると判断してくれて配置してくれている
店舗スタッフのみなさんの慧眼にも打たれました。
ありがとうございます。

2527

で、きのうもふたたび、
厚真町での歴史シンポジウムにてたっぷり
最新情報、最新研究の様子などを拝聴させていただきました。
素人の横好きなわけですが、
会場では旧知の旭川博物館・瀬川拓郎さんともごあいさつ。
瀬川さんの研究でも、この厚真での奥州藤原氏関連の
「移住」という側面からの言及がありました。
ダイナミックな想像力が展開する氏の研究を楽しみに待ちたいと思います。
しかし、連休にこういう大好きなテーマでの
シンポジウムがあって、まことに心豊かに楽しめました。

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