本文へジャンプ

ウェストバンクーバーの3〜カナダの家_9

6049.gif
さて、わかりやすい高級住宅街、ウェストバンクーバーの高台の頂部に近い位置に建てられている、たぶんいちばん金持ちと目される人の家。まったく説明のしようもない、そのものという感じですね。あまり趣味はよく感じられないけれど、ごつごつとした岩肌に似た外壁が、まるで城壁のようで、ちょっと威圧的とも思えるのはわたしだけでしょうか。ただ、建築的にはこういう高級住宅も、スターターハウスもまったく部材その他、基本は同じで、どこで材料を仕入れてもそういうポイントでは差異はありません。仕上げの材料・設備がグレードアップしているだけなんです。
こういうあられもない豪華主義というか、欲望自然主義というか、なかなか日本人には似合わないタイプでしょうか。でも中国や香港、アジアの国なんかには、わりと多いかも知れません。やっぱ日本人はすこし感じ方が違うということなのでしょうね。まぁ、わたしは遠慮したくなります。少なくとも白い外観は、ちょっとなぁ。  って、ぜったいこんな家がもてるような身分にはなれないので、たんにやっかんでるだけかなぁ? よくわかんないですけど。
欧米の価値観、というよりもアメリカンスタンダードというべき、こういうわかりやすい成功のイメージ、明確でよい、というひともいますね。知人の札幌の2代目経営者で居をバンクーバーに移した人がいますが、かれなんかはこういう感じ、いいと思うんでしょうね。人生の目標が、こういうふうに明確になっていて、これをゲットすることが成功のイメージそのものなんです。アムウェイなんかが成功者の家でパーティを仕掛けて、多くの人の自然な欲望を喚起する手法が、まさにこういうスタイルですね。
ただただ、むむむ、すごいなぁ、と。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.