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基本仕様〜カナダの家づくり-3

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さて、カナダの家づくり、きょうはカナダ現代住宅の現場篇です。
写真は、左側が建築中の現場で天井断熱する家。カナダでは一般的な住宅はほとんど天井断熱で、小屋裏を利用するというのはあまり見かけませんでした。あっちでは屋根は工場で別途作って現場にはクレーンで吊って接合させるケースが多いということも関係しているかも知れません。ちゃんと先張り的に防湿フィルムが施工されているのがおわかりいただけます。
構造の補強に平面形状の金物が多用されています。
また、右側はカナダからドイツに輸出する壁パネルの模型。ドイツは断熱基準がよりきびしく、グラスウールの充填にプラスして合板の外側にさらに板状の断熱材が付加されています。右端には室内側の防湿フィルムが耳のように付いていて、パネル同士をつなぐときに防湿層も連続させられるように工夫してある。また、付加断熱材の外側には透湿防風シートが施工されています。
こういうあたりは、北海道がたどりついた基本的な室内環境の性能仕様が、きわめてインターナショナルだ、ということの証明になっているかも知れません。
ということで、家の性能面からの、基本的作られよう篇でした。

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